Win11のシステム修復ディスクを作成+動作確認してみた
はじめに
パソコンを使い始めて5年が経過したが、その間ブルースクリーン・増設したSSDが逝きデータ消失 というトラブルも起きた。バックアップやインストールメディアといった備えはしてあるものの、復旧手段は最低2つ以上、理想的には3つ用意したいなと考えた。そこで今回のタイトルにもある、Win11用のシステム修復ディスク(以下、修復ディスクとする)を作成することにした。
実際に作ってみた
・手順
コントロールパネルを開く
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システムとセキュリティ
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バックアップと復元
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システム修復ディスクの作成
ドライブ選択の画面が出たので、光学ドライブを選択。
最初はCD-Rに焼くつもりだったが、エラーを吐いてしまった。調べた結果、「容量不足なので書き込めない」という内容のエラーらしい。
そのため、DVD-R DL に焼くことにした。
修復ディスクの容量は意外とデカい
完成した修復ディスクの容量を確認してみたら、857MB。デカい。
使おうとしたCDは700MB程度。CDの容量は650MB、または700MBの二つしかない。通りでCDで作成しようとするとエラーを吐かれるわけだ…
なお修復ディスクを作成するにあたり、作成が完了するまでどのぐらい容量を必要とするのか不明であった。そのため今回は二層式ディスクであるDVD-R DL (8.4GB) を購入し使用した。しかし修復ディスクとして使うには容量がデカすぎることが判明した上、1層式のDVD-R (4.7GB) より高くつく。1層式のDVDを使った方が経済的である…
修復ディスクを実際に動かしてみる
作成したディスクをDVDドライブに挿入し起動
UEFIのブートメニューでDVDドライブを指定した。指定すると英文で「DVDドライブから起動するなら何でもいいからキーを押して」的な文章が表示された。その旨に従ってキーを押すとWin11のロゴが表示される。
DVDドライブから起動している都合上、起動に数分はかかるようだ。
修復ディスクにWindows11の再インストール機能は無い
今回作成した修復ディスクだが、このディスクの中にWin11そのものは含まれていない。
なお詳細オプションの システムの復元、イメージでシステムを回復 は、前もって復元ポイントやシステムイメージを作成しておかないと使えないのだ。Cドライブが故障した場合、復旧にはSSDやHDDの調達+Win11のシステムイメージが必要になってしまう。従って、修復ディスク単体ではCドライブの故障には対応できないのである。
そのためCドライブの故障を想定する場合は、事前にシステムイメージを記録させた回復ドライブや、Windowsのインストールに使うインストールメディアといったシステムイメージが記録されているものを用意しておく必要がある。
またCドライブに使うHDD・SSDとは別のHDD・SSDを用意し、そこへをWindowsのバックアップを記録しておくと、修復ディスクでバックアップを呼び出せるので対応可能(システムイメージもバックアップされるため)。
ただバックアップを保存したドライブからは直接ブートできないので、バックアップから復旧するには修復ディスクを使うか、インストールメディア・回復ドライブが必要になる。
最後に
この記事を書くにあたり、やっぱりバックアップとかの復旧手段を複数用意するのが大事だなと改めて考えさせられました。修復ディスクはあくまで復旧ツールだけを抽出してあるのでWindowsの再インストールに使えないのは知ってはいたものの、記事を書いている途中でディスク単体ではCドライブの故障には対応できず、バックアップだけでも復旧できないので修復ディスクや回復ドライブ、インストールメディアが必要という盲点に気づかされました。
自分で触れてみて気づくって大事だなぁ.…..
参考にした情報元
CDの容量とか
回復ドライブとか
※記事内の画像は筆者自ら、パソコンのスクリーンショット機能や編集ソフト、スマートフォンのカメラ機能を使い作成したものです。
追記
2024/09/18に画像1点追加(※印の画像)
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