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有事。

職業柄、感染の波の勢いは肌でダイレクトに感じる。

いつかおさまるだろうと、耐えて耐えて働いているけど、まだまだ全然おさまる気配がない。

感染者数のグラフ(都道府県別)はピークを過ぎたように見えるけれど、現場では「減ってきたな」とは到底思えない。

毎日たくさんの人から問い合わせの電話が来ていて、電話対応だけでもかなりの時間を取られているのに、これって電話だけで終わったら病院の収益にならないよねそういえば。

検査件数も増えて、外来患者数も増えて、その分スタッフは疲弊して、まだ医療崩壊とまではいかないけど、じわじわじわじわと真綿で首を絞められているような、とはまさにこのことかと思いながら日々を過ごしてる。

「ちょっとしんどいんで、休みます」って気軽に言えたらいいんだけど、自分が抜けた時の、自分がやるはずだった仕事の割り振りとか、予定の組み直しだとか、そういうあれやこれやを考えしまうと簡単に休めない性格なので。


【有事(ゆうじ)】とは、国家や企業の危機管理において戦争や事変、武力衝突、大規模な自然災害などの非常事態を指す概念。対義語は平時あるいは日常時である。

Wikipediaより


コロナ禍は、まさに「有事」だなと思う。

普段通りの診療ができない。当たり前に手に入っていた薬すらも手に入らない。

限られた時間、限られた物資、限られた人員で、できることをやるしかない。最高のパフォーマンスを目指すことが難しくなってきている。どちらかというと、最低限を維持することに精一杯になってる気さえする。

とはいえ、近隣の他の自治体と比べると、感染対応に関してうちの病院はまだ手厚い医療を提供できているほうなんだとか。他の病院では、よっぽどの症状じゃないと、検査も薬も薬局で自分で購入してくださいと言われることもあるそうで。←(軽症ならそれでいいと個人的には思ってる。でもみんな不安なんだよね。)

こないだの院内の会議でも、〆としては「今が一番キツい時だと思うので、皆さん頑張って乗り切りましょう。」的な院長のお言葉だった(ような気がする)。うちの病院も「緊急事態宣言」を出すべきと言っていたので、そのうち玄関にでかでかと張り紙でもされるんじゃないか。

院長は病院の現状を町長に話しに行くと言っていたし。


私は年末年始は半端に当直が入っていてあんまり休めないけど、その後少しお休みもらう予定なので(全力で調整した)、それを励みに頑張る。


勢いで書いたあんまり推敲してない文章なので、支離滅裂だったらごめんなさい。

我が家の日常まとめも10月、11月書けてないんだよー。家族はみんな元気です。私も、時々心が折れて夫に迷惑をかけたりする以外は、元気といえば元気です。

(見出し画像は、昔働いたことのあるどこかの病院の医師仮眠室。今回の内容とは全く関係ありません。)

#ちかもろちの頭の中 #何科医もろちのカルテ

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