チーム内戦のチーム名について

 今月、所属しているスプラトゥーンの指導鯖内のチーム内戦が開催されます。そこで私は大将として自信のある編成をドラフト指名できたと自負しており、本戦が非常に楽しみです。そしてチーム名は指導者のたぴまるさんのお名前を借り「タピペジウム」という名前にしました。その由来だったりチーム名につけた思いを語ろうと思います。


※下記から映画「トラペジウム」のネタバレを含みます。






 先日、「トラペジウム」という映画を見ました。原作は元乃木坂46の高山一実氏によって執筆されていた連載小説です。アイドルを目指す高校生主人公・東ゆうが他校の美少女3人をスカウトして4人チームのアイドルデビューを目論むというあらすじ。主人公はアイドルへのモチベーションが常に高いのですが他の3人は最初こそアイドル活動を楽しんでいたものの、徐々にアイドルへの憧れがそこまで無かった事を自覚し始め、また一度しかない高校生活が犠牲になっている事実からついにアイドルを辞める選択を見据え始めます。そこで主人公と他メンバーが衝突した際に、主人公は「(アイドルについて)こんな素敵な職業ないよ」と主張します。下記リンクからその本編シーンを観れます。

https://www.youtube.com/watch?v=IyPTkl6opBo

 
 ゆう役の結川あさきさんの迫真の演技、そして揺れ動く表情にはついリピートしてしまう魅力があります。
 ゆうは個性豊かな3人をスカウトして、4人全体のアイドルとしてのPRポイントとして狙い見事アイドルデビューを獲得しました。しかし3人はゆうほどのアイドルへのモチベーションはなく、このような事態を引き起こしてしまいました。もしも、スカウトされた3人がゆうと同じくらいの熱量を持っていればこのような事にはなっていないかもしれませんね。

 トラペジウムを劇場で見た頃はちょうどチーム内戦のコスト表公開間近であり、どのようなチーム編成にしようかをまだコストが公開されていないのにも関わらず想像していました。そしてこのシーンでふとメンバーの熱量はそう簡単に動かせないなと感じました。それはアイドルだけでなくゲームもかと思います。

 指導鯖はXP2500以下を対象にしているコミュニティであり、所属している人は皆スプラトゥーンを上手くなりたいという大きな目的はきっと同じです。しかし一口に上手くなりたいと言っても理由や目標は人によって細かく違うのではないかと思います。例えば対抗戦へ積極的に参加するためにXPを上げたいという人もいれば、特定の好きなブキでとことん上達を目指したい、ゆくゆくは他人にコーチングしたいからスプラに対する地力を付けたいという人もいるかもしれません。ちなみに自分は昔からカードやEXVS等で環境デッキ・強キャラを練習してなるべく勝利を目指すことの多いプレイヤーでした。先程のゆうの言葉を借りるなら、「強キャラって大勢の味方たちを笑顔にできるんだよ! こんな素敵なキャラない!」というスタンスでしょうか。
 チーム内戦では様々な形のモチベーションを持った人がいる中で3人ドラフト指名をします。持ちブキやパワー等の情報はすぐに確認できますが、そのようなモチベーションは本人に聞かなければ全く分かりません。そのモチベーションを把握していないまま上記のスタンスを他人に押し付けてしまう事になりかねません。これを自戒にしなければと映画館からの帰路で思いました。作品自体面白いのですが、上記シーンは個人的にぶっ刺さった内容です。ちなみに、上記シーンの後には別メンバーから「近くの人は笑顔にできないのに?」と厳しい返しが待っています。

 今回のチーム内戦では勿論勝つために理想の編成を組んだのですが、何より4人全員が上手くなれるような機会にしたいと考えています。4人全く同じ実力・同じブキ・同じ特徴を持ったチームは上位勢でも存在しないと思います。少しでも自分の得意を伸ばし欠点を克服できるようなチームとして3週間頑張りたいですね。トラペジウムという言葉には不等辺四辺形という意味があり、作品にぴったりなタイトルだと意味を調べた時に感じました。そしてその名前をどこかチーム名に入れられたらと思い、「タピペジウム」が誕生しました。

 チームメイトのあんぐさん、みぞれさん、Linaさん、指導者のたぴまるさん。3週間という限られた時間ですが最後までよろしくお願いします。



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