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一月三十一日

雨上がりのような空だった。

想像の中で はく息は白く
冷たい指を慰めるように ほっぺを包んで。

“ずっとここにいるよ”

そのことを私は 忘れてしまおうとしていたのだった。

凍える朝。 でも陽射しは日々に強くて。
馴染んだ靴で踏みしめる大地 やわらかな土の香る弾力。

曲がり角を超えたら、また見える風景がある
振り返るともう、これまでの道は見えなくなるけれど

それでもずっと、そんな風にして歩いてきたのだから

これからも行こう 風景をともにして。

遠く離れていても、こころの片隅、小さな欠片に耳を傾け
春にジャンプする

一緒に、一緒に。

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