シャワーだけで済ませていませんか？

京都の紅葉ももう少しで終わりになりそうです。
例年だと、海外からの観光客でいっぱいの京都の町ですが、
ことしは、少し静かな晩秋になっています。

これから冬本番。
寒さが厳しくなると、身体が冷えますよね。
それなのに、最近は真冬でもシャワーで済ませる人が増えているようで、
一人暮らし用のマンションでは、シャワーだけという部屋も増えていると聞きます。
そういう話を聞いて、実は心配しています。

なぜなら日本人と欧米人では、もともと平均体温が違います。
日本では37℃で発熱となります。（平熱によっては異なります）
実はもっと細かくわけてあって
37.1～38℃　　微熱
38.1～38.5℃　軽度発熱
38.6～39.0℃　中等度発熱
39.1℃～　　　　高熱
とわけられていて、日本人の繊細さがここに表れているように思います。

アメリカでは38℃を超えないと発熱とはいわないようで、
体温に対する感覚がこれほど違うということです。

欧米人が平均体温が高い理由として、
筋肉量が多いということが挙げられます。
また、欧米人のほうが血液の比重が高く、
そのため蓄熱量が高いと考えるドクターもおられます。

日本人の平熱を1957年に東京大学がした結果では、
平均体温は36.89度±0.34℃という結果が出ていますが、
現代は平熱が36.2～36.3度にまで下がっており、
35度台の低体温に陥っている人も少なくありません。

１℃の体温低下で、
代謝は約１２％
免疫力は３０％
以上低下するといわれているようですが、
ガン患者の顕著な特徴として低体温があげられます。

もともと平均体温が高い欧米人と低い日本人とで、
同じようなライフスタイルでは、適さないこともあるということです。

その一つが、湯船につからずにシャワーだけで済ませてしまうこと。
シャワーでは、身体の表面温度は上がりますが、
深部体温まで上げることはできませんし疲れもとれません。
筋肉量が少なく、身体が薄い日本人は、
冬に身体の深部を温めるということが必要です。

代謝も免疫力もダウンさせないように、
身体を温めるライフスタイルを身につけましょうね。

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