並々ならぬ波

結局今日も話は進まなかった。ほとんど。
私はまた仕事を休んだ。午後から行くと言って。

確かに緩いからと甘えていた部分はあった。家族の大変な時期に、曖昧に濁してしまってはいけない部分を、私がまとめていかなければと思っているから出張らなければいけないという思いがある。

だから家族や親戚の話は聞き漏らしたくなかったし、母を一人で法律事務所に行かせて一人で話をさせるのも、その結果感じた気持ちを背負わせるのも、できなかった。 

午後派遣元から厳重注意の連絡が来た。

とても穏やかでやさしい言い方ではあったが、派遣先からも年末の連日の休みなどに対して声が上がっていたとのこと。
ご家族の事情もお有りでしょうが、契約ですからきちんと履行していただかないと、ということ。 
その後にお大事になどと言われた為、結局理由なんてのは関係ないのだなと感じた。私の病気じゃない。父の事だと、何度も何度も書き記したのに。

私のことでは無いのでなんとも言えませんが、、ただ申し訳ありません。と、言うしかなかった。

もう二度と休みません、態度を改めますと言ったところで、何かあれば私は家族を優先するし、よっぽど忙しい日や責任ある立場でない限りは休む可能性はある。
そもそも態度を改めます、といっても仕事自体は真摯に向き合ってやっている。私だって収入が減るのに、好き好んで休みたくなんかない。

言いたいことは山ほどあるが、契約とはそういうことだ。規約やなんかに同意してサインをして締結したものだから、その中身をきちんと理解して履行できないなら、切られても致し方ない。こちらに落ち度があったと言うまでのこと。

今朝も早朝から小田急線は人身事故で大幅な遅れと一部運休を止むなくしていた。
そんなふうに、自らの手で自らの人生に終止符を打たせてしまうような、世の中だ。親が子どもを殺す、子が親を殺す、そういう悲しい世の中だ。

私は私自身がまずそんな悲しい事にはなりたくないし、家族をそんな悲しい結末には導きたくはない。

死ねば終わりとか金を出せば解決とか言っても、解決できないことはたくさんある。
残された者の中には一生取れないものがずっと、しこりとして残って行くし、しばらくはそれが受け継がれてしまうこともあるだろう。気持ちのことなのか、遺産なのかはわからない。そんな事、酷すぎるじゃないか。

だから世知辛く移り変わりの早い時代についていこうとか認められようと必死にならなくても、自分自身で自分を認めてあげられれば、それでいいのだと思う。

どんなに金があったって、どんなに仕事ができたって、そこに心がなければ、愛がなければ、虚無感や寂しさが募るだけだ。
心の底から笑うことができない毎日を、取り繕って生きていく事ほど、とりとめのない事はない。

なんだか色々思うところがあってうだうだ書いたけれど、ようは、母のためや家族のためとはいえ、仕事を休んでお叱りを受けたという事実に滅入ったということ。

遡れば大元は父の病のことが始まりだが、父方の家族、つまりじいちゃんばあちゃんや叔父の考えている事に同調できないところも多々あって。怒りや悲しみや落胆といった感情も渦巻いていて。

仕事をしている間はそんなモヤモヤとしたものも、瞬間的に忘れていられるから、休むのだってストレスなんだ。

なるべく休まないで行けたらいいが、仕事前や仕事後に何ができるっていうのか。
不完全燃焼のまま翌日以降に持ち越すものはなるべく少ないほうがいいに決まってるんだから、日中に何か行動することを作らなければならない。

切実に今、ノマドワーカーになりたくて仕方ない。通勤時間や労働時間を決められて縛られて働く仕事は、いずれ私の生活からなくしていかなければならない。
事情も知らない偉そうな人たちからクズ判定された挙げ句に干されてしまうんでは、埒が明かない。

月に30万程度稼げるような仕事はないものか。。在宅ワークや自分のペースでできるもので。。資格がいるなら取ることもやぶさかでないよ。。

いつまでもこんな気持ちでは、生活では、私のような人間は社会で生きていけないなと思う。

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