こしかけでも、さるまねでも。

年が明けて2週間。

年々時が過ぎるのが早くなっている感覚がある。
本当に気が付くと過ぎている。
日々の過ごし方に関係するのだろうかとも思う。
予測できる事だけをこなしていく感じだからかな。

ライブ参戦のためにもらった休みも
あまり有効に使えなかった昨日。
心身ともに滅入った状態を引きずったまま
毎夜毎夜やり過ごしている。

それでもライブには行けて良かったけれど
人混みに埋もれて歩くのも、ただその中にいるだけでも
結構なストレスがかかるのだなと気付いた。
もしくは、私の感受性がそうさせたのか。
生身の人間が必死になって吐き出した熱いものが
全身を震わせた。涙がこみ上げてやまなかった。

帰宅した時には、家で一人待つ母の話に苛立っていて
きつい言い方で返していたようだった。

「さっきからつっかかってくるけどなに?」

二人しかいないこの部屋の中では、険悪な空気が
より一層に冷たく痛く感じる。だんまりを決め込んだまま
風呂に入り、おやすみだけ言って眠りについた。

4連休となった休みの間にたまっていた仕事を
一気に集中して片付けた。
ある程度のところまでやりきることができて満足。
生理が終わったのだと体感として感じる。
頭の回り方が明らかに違うのだから。

新宿駅までの帰り道
駅前の路上で弾き語りをする何組かの夢見がちな人たち。
斜に構えているのだと思う。私は。
それから、自分が出来なかった事や自分の中に無いものを
持っている人たちを見て根本的なところで理解に苦しむのだと思う。

嫌っているわけではない。疎ましく思うわけでもない。
けれどどこかで聞いたようなカバー曲ばかりやってるような真似事に
カラオケの隣の部屋から聞こえてきそうな歌声に辟易してしまう。
出来もしないのに、私ならと考えてしまう側面もある。

その反面で、こうして行動を起こすことの大切さや
大変さも良くわかる。それが猿真似だろうと下手くそだろうと
やったもん勝ちなのだという事も分かる。

頭でわかっているだけではいけない。
この猿真似どもに、心を引っかけ続けていれば
そんな大切なことを忘れないでいられるだろうか。
日々の暮らしに馴染んでいくだけの自分では
息苦しくなってしまう。
正直、もう少し苦しい。

どんなに満足な仕事をしたとして
私がいなくなっても回るのが世の常。
そう分かっては居ようと思う。
分かったうえで、一生懸命にやるべきだ。
分かったうえで、一瞬一瞬に価値を見出すべきだ。

まあ、そんなことを言えるほど
私の仕事はポテンシャルの高いものでもないけれど。
誰でもできる、使い捨ての駒でしかない。と
悲観的に見ようと思えばそうだ。派遣社員というのは。
だからこそ、余計に、
できる事は真面目にやりきれたらいい。
できる範囲内で。

そして、何かあれば、思い立てば、
いつでも他の場所に向かえる自分でいたい。

自分がいなければならない事はないのだから
そこに縛られ続けることもないし
しんどければ休めばいい。

腰掛け程度に考えているからこそ言える事だろうな。
こんなことは。

それでも人並みに稼いで、人並みに暮らしていこうと思う。

そして、腰掛けはいつまでも続けることではないのだから
望ましい生き方をもっと見つけていかなければならないなと思う。

生き方というのは働き方なんだろう。

仕事に対する自分のアイデンティティのようなものが
私の中にはまったくもってない。
だから、見つけに行かなくちゃならないなと思う。

それは、たとえ父親の精神状態が酷くても
家族の危機でも、自分の事をそっちのけでやる事でもない。
もちろん、真摯に向き合うところは向き合うべきだ。
けれど、そのせいで一番大事な自分自身の事を
隅に追いやっちゃいけないと思う。


帰宅したら母が夕飯を作ってくれていた。
二人だけの暮らしが始まってから
こんなにしっかりした食卓を囲むのははじめてだった。

行きつけの接骨院?整形外科?の先生に
近頃顔色が悪いですね、ちゃんと食べてますか?
って言われて、栄養足りてなかったかも。と思い直し
仕事も休みだったのでと作ったようだ。

帰宅してご飯が出てくる幸せ。

一人で自身と向き合うための時間を作るために
家を出たはずが、こうしてまだ母のご飯と愛情に触れている。
こぼれてしまいそうなくらい笑えてくるしうれしい。

今年27にもなるアラサーなのだが。
母はいつまでたっても母だし、
私はいつまでたっても母の娘だ。仕方ない。


何だか連続性のないつながりのない
つたない文章ばかりしか書けないが
書き記していくことが肝要だ。と思う。

必ずもっと笑って、進んでいく。

関係ないけど、今年は八方塞がりらしい。
鵜呑みにするまでも行かないが
行動に気を使おうと思った。

最近運動不足なんで、音楽聞きながら歩いてきます。

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