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noteを始めた&リストラ-ズとの出会い

はじめに

このnoteというやつを使うことが人生であるとは思わなかった。

私はツイッ…Xを長年の住処としてきた。昭和生まれの年季の入ったオタクであり、おびただしい数のアカウントをジャンルごとに使い分けている。
閲覧・保管用にはピクシブなども併用するが、ほとんどのジャンルにおいては、「つぶやき」の形式が私にとっては一番使いやすい。
最近リストラーズというものに沼ったと自覚したとき、まずはツイックスアカウントを作ろうと思った。
そしてそこでつぶやきたい内容を想像してみる。すると、なんというか……しっくりこない!
リストラーズに関して言いたいことが140文字でおさまるとは思えなかったし、他ジャンルでやっているように短い言葉を都度ポストして連ねていく表現は、ことリストラーズというテーマにおいては何故か馴染まないかんじがした。
そこで、偉大なる先人たち(リストラーズファンの皆さん)に倣ってnoteという場を借り、徒然なるままに思いを綴ることにした。

私は音楽に明るいわけでも昭和歌謡に詳しいわけでもないので(元々わりと好き、ぐらい。特撮ヒーロー系に関しても同様)読み物として成り立つほど大したことは言えない。ただの日記のようなものと思って頂ければありがたい。

とまれ、まずは私がリストラーズを好きになった経緯について記したいと思う。

出会い

実は「出会い」そのものがいつだったのかは覚えていない。
おそらく数か月~1年ぐらい前だろうか、YouTubeでおすすめに出てきて観た…気がする。振り返って時流から察するに、「GET WILD」の動画がバズり始めた後あたりだったのではと思う。
そのときの印象は「コンセプトが面白くて好きなかんじ」だった。2~3曲ぐらい聴いた…ような気がする。
しかしその時はそれで一旦満足してしまい、「名前は憶えてるし、見かけたら観ることもあるけどチャンネル登録はしていない」ぐらいの距離感でそこからの約一年を過ごしてきた。
なぜそこでハマるまでいかなかったのか?と考えると、その頃私がよく聴いていたアカペラグループは「Pentatonix」(米国のプロのアーティストで、女性を含む5人組)だった、というのがある。
アカペラという共通点こそあれど本当に何もかも違うので比べられるものではないが、あまりの違いに、どうしてもリストラーズは「地味」で「薄味」に感じてしまったのだ。
この「味」が後に沼入りを決定付ける要因になるとは、このときは想像だにしなかった。

再会…そして沼へ

そして月日が経ち、先日久しぶりにリストラーズの名前をYouTubeで見かけた。
それが例の東スポさんのインタビュー動画だった。
「そういえばいたなぁ」などと思いながら何となく興味をひかれて観てみると、その内容は初めて知ることだらけだった。

彼らが自分とそこまで変わらない歳だったこと。
大学のサークルの仲間で結成から20年も同じメンバーで活動していること。
ガチのサラリーマンであること。
全員がメインボーカルをすること。
皆さんにこやかでチャーミングな人柄なこと。…etc.

つまるところ、コンテンツの中身の「人間」が見えたのだ、と思う。
その「人間」が自分にとってとても好ましいものだったので、もう一度コンテンツを観てみたくなってしまった。
しこうして公式チャンネルに飛び、人気の動画などを中心に観る。
─────めっっっっちゃ良いな…!
この辺はおそらく別記事にするが、最初に推しになったのは澤田さんで、その後じわじわと加藤さんに落とされた。
無論箱推しは前提だが。

さらに「涙のリクエスト」が比較的最近上がったばかりだったことも大きい。
まず単純に「理系エリートかっこいい!」というミーハーによりキラキラフィルターが追加された。アホだ。アホである。しかし「理系エリートかっこいい」と一度も思ったことのない諸氏だけが石を投げるが良い!
そして(全く関係のない大学・サークルではあるが)私自身も出身大学とサークルに対して誇りや愛着や感謝を持っているので、なんとなく自分の感覚と重なる部分を感じて、親しみが持てた。

その後も動画を観てはさらに好きになり、公式SNSを見てはさらに好きになり……と、「コンテンツ」の部分と「人間」の部分両方にバフが重なり続けるループに入ったわけだが、とはいえこのループには遠くないうちに終わりが来るはずだった。
何しろ彼らの動画数は一般的な人気YouTuberに比べるとそこまで多くはない。SNSやHPの投稿も同様で、一~二晩もあれば一通り目を通せる程度。
新しい情報が無くなれば段々と熱も冷めていくのが通常のはず。
しかしその動画が、いくら観ても飽きないのだ。
BGMとしてずっと聴くとかそういうのすら難しい。永遠にガチ見してしまうし、耳は常にどこかの音を誰かの声をすくい上げようとして忙しい。
何しろ全員がほとんどずっと声を出しているし、6人もいるし、表情や振りは様々だし、
一人一人・一音一音を追おうとしても、いつの間にか全てを包み込む楽しさに流されて、ただ「楽しい~☺」で終わったりする。

全員の声や歌い方が個性的なのにそれが決してぶつかり合わない程度の匙加減であること。
確かな実力に基づいて安心して聴けるのに「完璧」にはならない(なろうともしていないと思われる)、ゆらぎや変化があること。
動画やパフォーマンスの作り込み・楽しませる工夫が、「やり過ぎ」になっていないこと。
ビジュアルが「その辺にいそうなサラリーマン」の範囲かつ「好意を持った者が見ると素敵に見える」こと。

……と、今思いつくものを上げたが、恐らく他にもたくさんの要素が絡み合ってリストラーズそのものを無限に「味」のする超スルメグループたらしめているのだろうと思う。
それらは例えばプロ志向だったり、一人の突出した天才を中心に集まっていたり、すぐにスカウトされるような目立つ集団だったりしたら成立しなかった要素だ。

そう考えると、私が第一印象で彼らを地味で薄味だと思ったのも、約1年ハマらなかったのも、ある意味必然ではあったのかもしれない────…
…と、思っておこう。


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