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今何が起こってるんだ?って思った日

その日私はクルマから降りて
いつも利用している銀行に直行せず
普段歩くことのない、小さな商店街の中を抜けて
銀行に行こうと思った

なんでそっちに行ったのかは自分でもよくわからない
でも13年もこの街に住んでいて
その商店街を歩いたのはほんの数回
商店街と言っても、立ち並ぶマンションの中に作った
超小規模な商店街
しかも人通りが少ないし、いまいち活気がない気がしてー
商店街に入る手前に商店街の店舗の紹介や
イベントなど書いてある掲示板があって
一軒気になるお店があったので
そのお店のほうに歩いていってみた


そのお店のドアの前には
テーブルがありその上に
今月行われるイベント等が
書いてあるチラシが置いてあった
そこには「お茶だけカフェ」の案内や
「生け花教室のお知らせ」
「アトリエ講師の募集」
などが書かれてあって
なぜだか私はますます気になってしまった
一体このお店は何屋なんだろうか?
いつもだったら
気にもとめないで通り過ぎそうなもんなのに

お店の中には何が置いてあるんだろう?と
お店の前で右に行ってキョロキョロ
左に行ってキョロキョロ
何度もウロウロしながら中を覗いてみるけど
わからん!
あきらかに不審者に見えるであろう私に
たぶん店主かなと思われる女性が
お店の中から手招きをしてくれているのが見えた

それでもちょっと入る勇気がない
だけど気になる
真っ赤なタイプライターやレトロな家具
雑貨などが並んでいて
正直そのお店が何屋さんなのかが
全く分からなかった

えいやっ!と勇気を出して
ドアを開けて入ると
手招きしてくれた女性の方が
「ここ入りにくい?」
と笑顔で話かけてくれた

「いえいえ、すみません、不審者になってしまいました」
と気まずそうに言う私

「このお店は何のお店なんですか
外にカフェの案内や生け花教室とか
アトリエ講師募集とかありましたけど」

するとその方が
「ここはインテリアになじむ観葉植物や花
家具や雑貨を売っているの」
「私は一応ここのオーナーなんだけどね
息子がもう一軒お店をやっているんだけど
いつも怒られてばかりいるオーナーなの」
と笑って言う
オーナーの話によると
なぜかいつも人が集まる場所になっちゃって
みんなでコーヒー呑んだり
何かやりたいという人がいれば
場所を貸してるのだそう

それから話が弾んでしまい気が付いたら
私はオーナーの方に
私アロマハンドトリートメントをやってるんですけど
こちらでやらせてもらえませんか?
と言ってしまっていた・・・・

そんな自分に相当驚いてしまったのだけど
もっと驚いたのはそれからだった

コーヒー淹れるから
こっちへどうぞ
と奥のテーブルとイスのある部屋へ招いてくれた

オーナーさんは73歳
とても元気なものすごく話しやすい人
私に
「壁をとっぱらってオープンにしてくれればOKよ」
と手を広げて言った
ひょえ~!!
初対面の私にそんなこと言っていいんでしょうか?
マジですか
マジですか??

そして
なぜそんな話になったかが分からないんだけど
オーナーの方の人生がいつからどう変わって
今に至ったか
どんな人達と出会って自分がどんな選択をしてきたか

そして出してきたファイルをみて
私は驚いた
「思考は現実化する」
と一番上に書いてある
オーナーが書いたものがびっしり
オーナーの口から
「波動」「周波数」という言葉が
何度も出てくる

未来日誌を書いて生きてきたこと
どんな思考で今までどんなことをどう引き寄せてきたか
を私の目の前で話している
ものすごい不思議な感覚に陥る

あれっ?私今どこにいるんだっけ
今目の前で何が展開されてるんだろう
一体何が起こってる?

異空間にいるんじゃないか?

この流れ・・・・・
どういうことでしょう

簡単に言うと
オーナーさんは
スピリチュアルという言い方はしなかったけど
スピリチュアルな生き方
スピリチュアルに生きてきた人だった

普通だったら
どーする!!困った!
という出来事でも
必ずサポートが入り困ることがなかったという

すごいタイミングですごい出会いがあり
色んな著名人をも引き寄せ
本に書いてあるような
引き寄せの人生を送っている人だった

結局・・
私はそこに何時間いただろう
この出会いにも意味があるのだろうと思うけど
一体どんなん?

これから何かが始まるのだろうか

と、とりあえず
アロマハンドトリートメントよっ
どんな感じでやるか
相談しながらちょっと話を進めていけそう
最後別れるときにオーナーは
「値段が低すぎるとその値段に見合った人しか来ないから
値段設定は大事よ」
そして
「焦らず、じっくり考えてね、だけどスピード感をもってね」

はい、その通りです

違う次元の世界に行ったような気分の一日でした