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やっと掴んだ、わたしだけの「合格」

こんばんは。

有岡ちひろです。

改めて今週はZepp Shinjuku 2Daysワンマンライブ、2日間ありがとうございました。

メンバーが順番にワンマンライブの感想を発信しているなか、色々な角度から見た時にどう思われてしまうのかを気にして、ありのままをどう伝えたらいいか分からなくなっている自分がいました。

私は周りに合わせてばかりの性格、自分の意思や考えを発信することが苦手です。

そんな自分が悔しくて、時間はかかってしまったけれど、しっかり自分と向き合って出てきた気持ちで感想を書きます。

自分の中でワンマンライブは、グループ・自分の集大成を見てもらうもの。
普段から自分の気持ちを言葉にすることが苦手な私にとっては特に、みんなに気持ちを伝えられる大切な場所。

今回の会場であるZepp Shinjukuは半年記念ライブで6人と応援してくれるみんなで共有した目標の場所だった。

11人編成で全く環境が変わる、先輩になるんだ、と2期生オーディションが決まったその日から無我夢中でその瞬間を駆け抜けてきました。

自分で気づかなかったけど、この数ヶ月すごく気を張っていたんだと終わって数日経ったいま思います。

今まで美羽、萌菜、はるな、実紅、ハルの5人の背中を追っているような感覚でグループ活動をしていたわたしが、心花、香澄、光、ひより、実咲を引っ張っていく立場にならなきゃいけない。


ワンマン前の1ヶ月間はあっという間だった。
先生は振り入れや構成のブラッシュアップと同じくらい、1期生と2期生が話したり関わる時間を大切にしてくれた。
縦1列とか横1列になるたびにみんなで「多いな!」って言い合った。

以前見学に行かせて頂いた乃木坂46さんのライブで感じた可憐さと迫力を思い出して、わたしたちも出していきたい、そのくらいに愛されるグループになれたらなって期待とワクワクが増した。

実際に振り入れした後は一体感、迫力が増していてさらに期待とワクワク、早く見て欲しい気持ちが高まった。
レッスンのとき1期生から2期生へ、普段意識していることなどを伝えたりすると、次のレッスンで会った時にはすぐにパフォーマンスに取り入れてくれたり、見る度に良くなっていく姿に、ものすごい努力とか責任感を感じた。

素直で真っ直ぐで一生懸命で謙虚で、だけど自分に自信がしっかりあって芯があるようにみえた。羨ましかった。

デビュー前という期間を一緒に過ごしていく中で5人全員のことをかすみ草とステラがこれから大きくなっていくのに必要で頼もしい存在だと思った。だからこそ当日11人のかすテラの良さをしっかり出したい、そしてみなさんに11人のかすみ草とステラを受け入れて欲しい、と強く願いました。

Zepp Shinjuku 2日間の通しリハの日。
この日は2期生のマイクあり生歌パフォーマンスをはじめて見て、短い期間での成長をものすごく感じた。楽しみと焦りが50:50だったと思う。
周りのメンバー、スタッフさんからも本番を見据えた緊張感が伝わってきて、不安でもっと時間が欲しいと思ったけど、楽しみも高まった。

Zepp Shinjuku 2Daysワンマン前日。
わたしはSNSが見れなくなっていました。
応援してくれる方、信じてくれる方の方が多いのは分かってる。それでも事実ではないものや誇張された心無い言葉を受けると、元々自信のないわたしは闘うことよりもまず「わたしのことを気に食わない人がやっぱりいるんだな」と落ち込んでしまうことが多いです。
そんな中、メンバーは自分のことだけで頭はいっぱいいっぱいなはずなのに、ZEPP前にその子らしい優しさを言葉で、行動で、わたしにくれました。

涙が止まりませんでした。

いつもわたしを助けてくれて本当にありがとう。

2020年12月

わたしはかすみ草とステラのオーディションを受けました。
「君と夢が重なる場所」オーディションは、オーディションまとめサイトで見つけました。
即戦力!みたいな経験者を求めている感じではなくて、0から一緒に成長していく物語、みたいな感じだったから、アイドルとして、人として成長したいと思って「これしかない!」って即決でした。


今までオーディションに数え切れないほど落ちてきました。
グループ名は出せないけれど、今まで対バンしたことがあるグループさんもあります。

そのたびに「またダメだった...」って帰りの電車で泣きながらママに連絡したこと。今でも鮮明に覚えています。オーディションの日、ママはいつも料理を作って帰ってくるわたしを待っていてくれました。

自分が面接とか自己アピールがダメでいつも悔しい思いをしてきた、記憶に残れなかったから、与えられていた課題(歌とダンス)は完璧にしていこうと必死で練習しました。
ビジュアルの大切さももちろん知っていたから、いろいろ変わろうと努力しました。
もう絶対にチャンスを逃したくない。

ちょうど先生にも進路の話で、もう少し考えた方がいいと言われてしまって、このオーディションが最後かもしれないって。自分の中で"チャンスには限りがあるんだ"ってその頃は思っていました。

最終オーディション当日、
今振り返ると全然可愛くないし平凡で埋もれていたと思う。でもその日の私にできることは全部したと思って、もうひたすら祈った。
本当に必死すぎて、インタビューとかで「オーディションの時の印象は?」と聞かれたことがあるけれど、正直周りの子がどうだったとかはあんまり覚えてない。比賀ハルは覚えてる。(同じグループだったのと、ダンスのレベルが高くて、誰とも話さず固まってたら隣にハルも固まってた。)


オーディションの結果発表。
1番から順番に合格者の番号が呼ばれていく。


わたしの番号は呼ばれなかった。



わたしの番号を通り過ぎて呼ばれ続ける番号を聞いていたときの感情。

ああまたダメかー、次いこう、、
じゃなかった。

諦めたくなくて、信じたくなかった。

合格者はそのまま説明があると伝えられて落ちた子だけ先に帰ることになった。
堪えられなくて涙が止まらないまま部屋を出て電車に乗った。


受験に落ちたときと似た絶望感。


この時わたしははじめて「もう自分はアイドルにはなれないのかな」って諦めた気持ちになった。
あと一歩のところでまた振り出しに戻って、空っぽで、先に夢を叶えた友達が眩しくて、羨ましかった。

後日、1人カラオケをしているところに事務所の方から着信が来て、繰り上げ合格オーディションに誘っていただけました。

びっくりしてすぐ親に連絡した。
「こんなことってあるのー!?」って
面接は思い返しても真っ白なくらい緊張してたけど、わたしを含めて数人の面接でした。

その中から選んでいただいて合格と決まったときは、一気に気持ちが楽になって、この数年間オーディションを受け続けたことが全て報われたんだ、
「神様っていたんだ」って

いままでの十数年間の人生で1番嬉しくて、応援してくれた家族、友達にすぐに伝えたくなった。


そんな誰よりも悔しい思いを沢山して掴んだはずのアイドル活動なのに、デビューして暫くしてわたしは、自分が何か上手くいかない時、いつしか「だけどわたしは繰上げ合格だから、みんなと同じような結果が出なかったり、みんなと同じようにいかなくて仕方ないよね」ってネガティブな方向に逃げてしまうようになっていました。そんな自分を変えたい。
前だけを向いているメンバーを一番近くで見ていてずっと変わりたいと最近は思っていたから、わたしにとってZepp2日間は大切なアピールの場、強く前を向かなきゃ、自信を失わずにステージに立ちたい。

迎えた Zepp Shinjuku ワンマン1日目。
事務所スタッフさん、制作スタッフさん、テクニカルスタッフさん、演出さん、
歌いやすいように調整してくれる方、
アドバイスくれたり鏡持って来てくれたり個人の練習に協力してくれる方、
本番前緊張ほぐしてくれたりする方。
愛情とか優しさを沢山感じてたくさんの方が動いてくれている。
今までお世話になった方も見に来てくれる。
今まで一瞬でもわたしを応援してくれていた方、1つでも作品に携わってくれた方へも感謝の気持ちを持ってライブを届けようと思った。

本番10分前にみんなで円陣を組む時、入場SEで自分の出る順番を待っている時が1番色んな感情が溢れるけど「もうやりきるんだ」って心に決めて、いつもより強気な自分がいてびっくりした。練習してきたことをやっと見てもらえるんだって気持ちがいつもより大きかった。
ライブ後は少し緊張が解けて、みんなと直接話せて安心した。明日も楽しみの声を聞いて、2日目の内容に頭を切り替えた。

Zepp Shinjuku ワンマン2日目。
メンバー、スタッフさんみんなで本番前に撮った集合写真。
沢山の方が関わってくださっていることを改めて感じた。
早着替えの演出の関係で1期生と2期生の楽屋が分かれていた。それぞれその子らしさ全開の楽屋での6人の時間がいつにも増して安心できて、かすみ草とステラが大好きだなと感じた。
萌菜のかすテラ好きだなーの言葉にその時ほど頷けたことはないってくらい。
2日目もライブが終わった。
それぞれの課題があって、重圧があって、向き合って、気を張っていたと思うから、
全部が終わって舞台袖にはけたときのメンバーの涙がすごく心にきた。

リハ、レッスンで練習してきたこと、教えていただいたことを全て完璧にできたとは言えないけど、悔しさもあったけど、とにかく本当に楽しかった。先生がずっと言ってくれていた「ステージに後悔は置いてくる」っていう約束は守れた気がした。
パフォーマンス中、花道で近くにいけたとき、ステージからもみんなの色んな表情がよく見えて。涙を堪えていたり、目尻が下がって楽しそうだったり。心を動かせているのが嬉しかったし、同じ感情で同じ空間にいられることが幸せだった。アイドル楽しい大好き、アイドルになれて幸せだと思った。

1月のチッタワンマンでみんなの前で打ち明けた、なれない自分。そこから数ヶ月で、その頃のなれない自分以外にもまた新たにいくつも壁ができたりした。

きっとこれから先も辛いことは沢山あるだろうけど、わたしは「最高な時間をみんなに届けること」に集中してこれからも活動していきたいと思ってます。みんながいてくれるから、もう怖くなんかない。

大好きなアイドル。やっと掴んだアイドル。

「かすみ草とステラ」という居場所に居させてくれて、いつも笑顔にしてくれてありがとう。

これからもずっとずっと、よろしくお願いします。

かすみ草とステラ 有岡ちひろ

「現状維持で満足しないで常にもっと上を目指して試行錯誤できる人になりたい」

すこしだけ大人になれたわたしの新しい目標。

これを達成するための悩みなら沢山、みんなにもメンバーにもスタッフさんにも共有したいし、一緒に上を目指したい。
もう理由をつけて諦めたり逃げたりしない。

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