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三越伊勢丹リモートショッピングアプリでリモートショッピングをしてみた

はじめに

緊急事態宣言中、目の前のブランド店は開いているのに百貨店は閉まっているという、大変に訳の分からない状況が続いていますが、それぞれの百貨店で創意工夫がなされているようです。

その中でも、三越伊勢丹は割と先進的な取組をしていて、「三越伊勢丹リモートショッピング」というアプリで、チャット形式で買い物ができるシステムを導入しています。

ただ、これだけ使われているにもかかわらず、意外と体験談がネットで引っかからないので、個人的なメモとして、購入体験記をまとめてみます。

何を買おうとしたか

買おうとしたもの・条件は次のようなものです。

買うものの条件
・親戚の第二子の男の子の出産祝いにベビーグッズを送りたい
・金額は5,000円程度
・既に別の親戚の出産祝いでスキンケアグッズや離乳食グッズを送付しているので、それは除外する
・MIカードプラスゴールドのクーポン券で送料を支払いたいので、近くの小型店で代金を支払いたい

今回は、日本橋三越本店で買うことにしました(理由は後述)。

買うまでの段取り

買い方については、この動画が割ときちんとまとまってます(というより、この動画のとおりだから、誰も書かなかったのではないか疑惑)

まず、アプリをインストールします。その上で、三越伊勢丹の会員登録を済ませておきます。

初期設定を済ませてアプリを開くと、「トーク」と「ショップリスト」の2つが選べるようになります。

トークはその名のとおり、実際に店側と会話した履歴が残ります。
ショップリストは、売り場の担当者を呼び出す電話帳みたいなもので、ここを選択してトークで会話できるという感じです。

今回は、「日本橋三越本店」の「ベビー・子供用品コンシェルジュ」を呼び出し、チャットを始めます。

チャットを使っていざ相談

先ほどの条件をチャットに入力しておくと営業時間中であれば約30分ぐらいで返事が返ってきます。

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そこで提案されたのが、スリーパー・食器セット・甚平セットでした。ただ、未婚で子供がいない私には「スリーパーとはなんぞや?」ということで質問を送ると、写真を撮ってこれだと説明してくれます。

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そうして相談した結果、3つの中では、第二子ということもあり食器セットはお下がりが使えるだろうとして消えて、甚平セットももう夏が来て来年の夏には着られないだろうということから、スリーパーに結局しました。

そしてスリーパーを見せてほしいとお願いすると、金額に近いもので5ブランドのスリーパーの写真が送られてきました。

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そこから、結局ミキハウスのスリーパーに決定。
残るは、包み方についてです。

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箱をどうするか、包装紙をどうするか、のしをどうするか、全部画像を入れていただけるので、迷わず選べます。

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あとは、代金の支払いを小型店で済ませ、発送をお願いし、無事発送し届いたようです。

良かった点

思った以上にスムーズに買い物ができます。
Amazonなどで買う場合は、商品を決めた上で比較検討に入りますが、そもそも何から選んでいいか分からないという人間にとっては、ネット上のギフト好適品3選みたいなのを見てタブが増え続けるのも面倒なので、凄くありがたいです。

あと、チャットで気軽に相談できるのも便利です。
どうしても仕事が忙しく、返事を即できない状況であったのですが、無理に接客をしてこない(焦らせない)ことで、自分のペースで比較検討ができるのは大変ありがたかったです。
さらに、思った以上に写真で説明してくれます。裏では凄い面倒だろうな……と思いますが、写真のある/なしはかなり重要です。下手でもいいのでこれは続けてもらいたいです。

また、小型店との連携というややこしい案件でもスムーズに対応していただけた点は助かりました。
ゴールドカードの特典として約4,000円の送料等に使えるチケットがあるのですが、微妙に使い勝手が良くない(使えるのが、駐車場の無料時間延長(買い上げ前提で)、サービス店での商品券(写真館等)、修理代金(靴磨きとかも対象なのでそれで消化してます)、そして送料です)こともあり、使えるときに使いたいのですが、ネットでは当然使えるものではないので、三越伊勢丹のレジで払う必要があります。
今回は、担当の方がうまく連絡していただいたおかげで、小型店に行って品代とクーポンで無事に代金を支払うことができました。

これからに期待したい点

まず、ショップを選び、そこで相談を具体的にしていくという流れを書きましたが、ブランド指名買いみたいな場合、どこのカテゴリかを探す必要があります。逆に全くノープランの場合も、どこかでまず相談しないといけないです。
1階の案内カウンターのように、アプリ周りの使い方の相談や、どこに相談したら良いかという振り分けするショップをつくってもらえると、何かと便利だと思いますがどうでしょう。

あとは、のれんの都合や、いろいろな都合だとは思いますが、三越の小型店では、日本橋三越からの取り寄せや商品手配は可能ですが、銀座三越や伊勢丹新宿からはできないという縛りがあります(そのために、今回は日本橋三越で手配しました)。
合併して、もういい年になっているので、シームレスになっても良いのでは?と思うのは私だけでしょうか。

あと、営業時間中の返事になるという営業時間外の自動返信メッセージが結構邪魔です。深夜1時に送ってるのはそんなのわかっとるわいということで、別の形で表示していただけると読みやすいです。

そもそもの話になりますが、たとえMIカードのゴールドカードを持っていても、アプリ上で買って発送をお願いすると自宅向け等送料とかがかります。年会費の割にはゴールドカードの特典が高島屋と比べるとぱっとしない(駐車場が日本橋・銀座等では無料時間がない、都心3店舗ではラウンジも使えない等)ので、ECに力を入れるのであれば送料無料にするとか、もう少しカードサービスを充実して頑張ってもらっても良いのでは?と思います。

余談

ちなみに、このアプリの略称、MIRS(ミルス)というそうです。

まとめ

1 買うことは決まっていて、ざっくり方向性は決まっているが、具体的にどうしていくかという買い物をするときにはとても便利。
2 チャットはかなり丁寧。こっちが気が引けるほど。ただ、即レスはあまり期待できないので、メールぐらいののんびりさで。
3 あくまで百貨店サービスの延長なので、ECにもっと力入れるなら送料の優待など、ECシフトをはっきりさせないと難しいかも。(ただ、自宅宛に買ったものを店舗から送ってもめちゃくちゃ丁寧な包装なので、良し悪し……)

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