#378 自治医科大学附属病院の今後の展望 ヘリポートの整備 について自治医科大学附属病院 病院長 川合 謙介 先生 ドクターヘリの重要性について

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1.ドクターヘリ

アナウンサー鹿島田千帆のコミュラジオ。改めまして、このチャンネルを選んでくださってありがとうございます。チャンネル名は アナウンサー鹿島田千帆のコミュラジオアナウンサー。プロデューサーとして30年近く放送局に勤め、音声の研究者として心地よい声の研究を続けています。またYoutube朗読チャンネルはフォロワー2万1千人を突破しました。このVoicyでも聞き取りやすい声、また聞きたくなる声を意識しながら、月~金曜日毎朝6時半から配信しています。よかったら最後までお聞きください。

さて、ドラマや映画にもなったドクターヘリ。今日本にどのくらいのドクターヘリがあるのかご存知ですか?導入のきっかけとなったのは1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災でした。 その後、ドクターヘリの導入は年々増え、2022年4月現在、全国に56機が配備されています。

私の住む栃木県では、獨協医科大学病院がヘリポートを備えたドクターヘリを持っていますが、ほかの病院では整備が遅れていました。

そんな中、地域の拠点病院である自治医科大学でも導入に向けて現在病院を整備中です。今回は自治医科大学附属病院の今後の展望 ヘリポートの整備 について自治医科大学附属病院 病院長 川合 謙介 先生に伺いました

2.

世界最初のドクターヘリは、1952年。スイスで山岳遭難者を救護し病院に搬送する仕組みとしてスタートしました。その後と、1970年代に入り、交通事故による犠牲者を減らすことを目的にドイツやアメリカでドクターヘリがスタートし、世界に広がっていきました。

日本では世界に比べてかなり遅れての導入だったことがわかります。

ドクターヘリが導入されていない地域もあり、広域でドクターヘリを運用する場合もありますが、高度な医療を迅速に届けるためには、まだまだその数は足りません。

各疾病に対する有効処置開始時間として

外傷性のケガによる大量出血は30分以内に処置しなければ死亡確率50%

急性心筋梗塞 発症から90分以内に処置を開始する必要がある

脳梗塞 発症から180分以内に血栓溶解療法を開始

心肺機能停止 心室細動 発症から3-5分以内に 除細動器で心肺蘇生

病気やケガや誰にも可能性があり、いつか私たちもそうなるかもしれない。その時に、迅速に高度な医療を受けたいと願います。

ドクターヘリを運行するためには多額の費用も掛かるため、私たちは適切に医療を医療することも大切ですよね。

以前ドクターヘリに乗っているドクターと一緒に食事をした時に、小学生のお子さんと過ごす時間がなくて、奥さんがワンオペ育児になっているので、機嫌が悪いんだよねーなんてぼやいていたことがありました。

ドクターたちは使命感を持って仕事をしているので、ご家族との時間が少なくなっても、体きつくてもドクヘリにのって人を助けにいきます。

でも誰かの犠牲の上に成り立つ仕事は持続可能ではありません。

ドクターヘリに乗るドクターやかかわる人たちが安心して働けるように、地域がサポートしていることが大切だと思いました。

医療はどんどん進化していますそんな情報をこれからもお伝えしていきますね。今日の話が面白かった方は いいね!ボタン。感想はコメント欄に、これからも聞いてみたい方はフォローをお願いいたします。twitterのシェアボタンから感想やツイートをいただけると嬉しいです。積極的にリツイートします。

アナウンサー鹿島田千帆のコミュラジオ、お相手は鹿島田千帆でした。ハピハピスマイルでまた明日

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