#376 新しい配信、睡眠について (月火)

この記事は音声メディアVoicyで配信している台本を掲載しています。主にインタビューをお送りしている番組です。気になる方はぜひ 【アナウンサー鹿島田千帆のコミュラジオ】 ☞https://voicy.jp/channel/1718  ご視聴くださいませ。チャンネル登録どうぞよろしくお願いいたします。なお、LINE登録もよろしくお願いします。

1.新しい番組構成について


アナウンサー鹿島田千帆のコミュラジオ。
改めまして、このチャンネルを選んでくださってありがとうございます。チャンネル名は アナウンサー鹿島田千帆のコミュラジオアナウンサー。プロデューサーとして30年近く放送局に勤め、音声の研究者として心地よい声の研究を続けています。またYoutube朗読チャンネルはフォロワー2万1千人を突破しました。
このVoicyでも聞き取りやすい声、また聞きたくなる声を意識しながら、月~金曜日毎朝6時半から配信しています。よかったら最後までお聞きください。

さて、今日はVoicyの配信スタイルの変更と新しいテーマ睡眠について情報発信についてご紹介します。

このチャンネルはファンを増やしたいという思いから、インタビューを中心にお送りしてきましたが、インタビューを収録する時間との兼ね合いと内容の濃さを大事にしたいという考えから、ここ最近はじっくりお時間をいただきながらインタビューをすることにしました。

また、Youtube朗読チャンネルが好調で、2万1千人を超えるフォロワーさんからご指示いただいています。その視聴者さんから睡眠で困っているというお話聞くようになり、多くのかたが眠れない、睡眠でお悩みの方が多いというのを知りました。

そこでこのような配信スタイルで、進めていこうと考えております。
配信時間は月から金のAM6時半からは変えずに、
月・火 睡眠に特化した内容
水   医療に関する話題
木   農業に取り組む人へのインタビュー
金   各方面のインタビューやボイシーのハッシュタグ企画のトーク

2.日本の睡眠の質は最低

皆さん、眠れていますか?
私自身は、眠れないという経験は人生で2回。1回目は20代後半離婚で揉めていた時、2回目は50代で脱サラし起業する時。
眠れないと心身ともに影響が出て、体調を崩したこともありました。

実は日本はG20参加14カ国の中で、睡眠の質が、世界最下位なんだそうです。
眠るという当たり前の行為ですが、眠りの質が悪いと、健康、家族や友人とのコミュニケーション、仕事の質などにも大きな影響を及ぼします。
また、ぐっすり眠れた朝は、機嫌が良くなります。つまり周りに良い影響を及ぼします。

睡眠のお悩みは、日本人だけではなく、世界共通のお悩みのようです。

私は、アナウンサーとして人の声に特化した仕事をしてきましたが、Youtubeで朗読を配信していると、多くの人が睡眠に問題を抱えていることを知りました。中には、いつも睡眠導入薬を飲んでいるのだけど、朗読チャンネルを聞くようになって、薬無しで眠れるようになった というメッセージを見ると、眠りやすい声、話し方にも相関があるのではないかと考えました。

そこで、世界のさまざまな睡眠の研究やテクノロジーをご紹介していく場があっても良いのではないかと思い、Youtubeでは睡眠朗読チャンネルを、Voicyでは実際に皆さんがお使いいただけるガジェットや最新テクノロジーなどをご紹介し、睡眠についてシェアしたいと思っております。
ちなみに、研究で言えば、私は上智大学理工学部で音声の研究に従事していますが、今年学生さんとの研究テーマは 睡眠朗読についてになりそうです。研究が進みましたら、またご紹介します。

3.日本人の睡眠時間


さて、日本人に目を向けてみますと、日本人の平均睡眠時間は7時間22分。みなさんはいかがでしょうか?
我が家は平日ここのところ1時ごろ就寝して朝6時に起きるため、もっと短いですね。そのため、お昼食べた後は強烈な眠気がやってきます。
 G20参加14カ国のなかで12カ国は8時間以上睡眠をとっています。つまり先進国の中で最も寝てないない国。心身に影響が出ることをよく睡眠負債なんて言いますが、私たちの幸福度に関係があるのかもしれません。

4.睡眠は気候変動にも影響

気温が上昇すると、就寝が遅く、起床が早くなるため、睡眠時間が減るという研究結果が発表されました。
デンマーク、コペンハーゲン大学の研究者が学術誌「One Earth」に発表したもので、合計741万回分の睡眠を追跡調査したところ、気温があまり高くない地域でも人々の睡眠は減り、睡眠時の気温がわずかに上昇しただけでも順応に苦労していた。気温の上昇に伴って、産業革命前から21世紀末までに、1人あたりの睡眠時間は年間50〜58時間減り、睡眠不足の夜が年間13~15日も増加すると、研究者たちは警告しているそうです。

注目なのは、気温が下がると人はよく眠れる。
人々が最もよく眠れたのは、外気温が10度以下の夜だったという。それ以上になると、睡眠が7時間未満になる割合が高くなる。また外気温が30度を超えると平均で15分短くなるという。

米カリフォルニア大学アーバイン校の睡眠研究者サラ・メドニック氏によルト、実はこの15分はとても重要。「徐波睡眠」(最も深い眠り)は一晩に計1時間ほどしかないため、15分どころか5分失われただけでも、体調を回復させる時間は大幅に減ってしまうそうなんです。

年齢にも影響があり、影響は加齢とともに増大し、65歳以上の人々が受ける影響の大きさはそれ以下の年齢層の約2倍だった。つまり、若・中年層の睡眠が15分失われる暑さでは、高齢者層の睡眠時間は約30分短くなるということだ。

性差にも影響があります。特に女性が影響を受けやすい。気温が上がると、女性の睡眠時間は平均よりも約25%睡眠が減るという。

そして、世の中が進歩しても気温上昇に体はすぐには順応しません。
体温と睡眠大きな影響がありそうです。
確かに、我が家でもお風呂に入った後夫がなかなか寝付けないといつも、愚痴っています。真冬でもお風呂に入った後は、汗がひかない、寝られないと上半身裸で体を冷やしています。
血圧上がりそうだなーとかえって心配しているんですけどね。

快適な睡眠を得るためには、情報を知ることがとても大切です。
心身健康であるために睡眠について一緒に情報をシェアしませんか?

この話は、また調べてお伝えしたいと思っています。
今日の話が面白かった方は いいね!ボタン。感想はコメント欄に、これからも聞いてみたい方はフォローをお願いいたします。twitterのシェアボタンから感想やツイートをいただけると嬉しいです。積極的にリツイートします。

アナウンサー鹿島田千帆のコミュラジオ、お相手は鹿島田千帆でした。ハピハピスマイルでまた明日


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?