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Burton For Certain

無人島に持っていく1枚はというとってもキツい質問に答えねばならないならこの作品で、



「Burton For Certain」
ー雨の日と月曜日はーという邦題が付いたアルバムです。

20代でこのアルバムを聴いて以来
いつかこんな風に、
最終的にはこんな空間を作れるよう歌えるようになりたいとずっと思っているのですが、
昨日ふと気になって調べたらアン・バートンがこのアルバムを録音したのは44歳の時で今の私と同じ年齢だと分かり。

こんな風に優しく、聞く人をそうっと包むように、生きる悲しみやどうにもならなさは飲み込んだ果ての
ユーモアも可愛らしさもある音楽を
諦めすら愛おしむ大らかさのある歌を
押し付けのない親密さで発生させられる人になりたいと、

私は当時から60歳くらいの自分をなんとなく想像してたんですが。

アン・バートン44の時か、、、。
はぁー、、、、。


ヒットしたSunnyが録音されたのは30代、
同じ人と思えないくらいこのBurton For Certainの声は力が抜けて柔らかです。
激しい十数年だったんだろうな。


ブロッサム・ディアリーと仲良しだったアン・バートン 
喉の癌を患いおそらく最後には歌えなくなったのであろうアン・バートン
56歳という若さで天に召されたアン・バートン


このアルバムは日本で録音されたもので、
ピアノはアンと同じくオランダの
ケン・マッカーシー
ベースは
稲葉国光さん
ドラムは
大隈寿夫さん
素晴らしい録音です。intimateとはこういう事を言うんだなと思います。
こんな風な音楽を
私の尊敬する大好きな人たちと作りたい、本当に。


ずっと聴き続けている、私をニュートラルに戻してくれるアルバムです。






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