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まだまだ使えないノーコード

長いこと書けていなかった。3月も後10日となりストレスMAX、とにかくいつも何かに追いかけられている妄想に駆られている私。

さて、ソレノイドの組立ライン管理者が苦労の末作ったアプリを、いよいよ現場のパートさんに実践してもらう。まずは2台のスマホを渡し、当日の朝渡していた紙での作業を廃止。アプリに

・生産機種、数量
・ライン作業者名を入力
生産後に
・生産数量
・使用した部品のlot#を書いた紙を集めて写メを撮る
・不良の種類別記録の入力

入れると管理者のPCで表示、取込む、という流れ。前回書いたことを解決し運用をスタートした。管理者は2週間やってみて良かったので、追加でスマホを6台購入して欲しいという。よかったね!と即買い。

ところが!!!
ある朝パートがスマホを操作しているところへ現場検証へ行くと、まあ出るは出るは、不満の嵐。苦労してお金かけて前より面倒とは、、。

不満1)
今までは紙で今日の生産する情報を見れたので、みんな情報共有ができた。今はタブレットでスマホ入力者が、自分のライン情報をいちいちエクセルの表で見ないといけない。しかも他の人は見ないので全くわからず、スマホ管理者がライン作業者全員に伝達する必要がある。

不満2)
生産終了後、使用部品のlot#を書いた紙を集めて写メを撮るのだが、部品が残っている場合またいちいち戻して貼る必要がある。前は生産前に紙に書き写せば終わりだった。

不満3)
5つのラインでタブレットが2台のため、順番で生産計画を見ないといけない。時間がかかる。

要するに紙でやっていたほうがずっといい、というのである。まあ、解決策はあるんだが、ここで重要なのは管理者が何のためにこのアプリを導入したのか、趣旨がまだ理解できてないということ。

作業着がストレスなく作業するために導入したのに、結果管理者が楽になるようにアプリを作って、運用している結果になっていた。ノーコード、壁は高くゴールは遠い!

まあ、解決策はあるのだが、既にスマホでやることにパートの右脳がNOサインを出してしまっていることだ。この意識をYESに変えるのは大変。速攻解決せねば。

不満1)3)はすぐに解決できる。
問題は2)である。今までは生産前にそれぞれの部品のlot#を書き写していたものを、ただ写メ撮って保存すればいいだけだったのに、何でいちいち集めて一枚の写メにする必要があるのか?管理者とじっくりと話して、アプリの修正をするか、これは別のやり方に変えるか検討しよう。アプリにこだわる必要はないし、紙に戻す選択もありなのだ。

明日はいよいよAI画像カメラによる不良検出システムの開始にあたり、提供会社の人が来社される。こちらはスムーズにいって欲しいと切に願う。

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