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ビブラートの話 1

うちの父も歌うのが大好きです。
世代的にそうなのか?演歌と民謡以外は唄じゃないと思ってるタイプです。
だから娘にも歌わせたいと思ったのでしょう。幼い時から唄を教えてくれました。
しかーし、当時の流行りなのでしょうか?
すごーいビブラートの唄ばかり教えてくれるもんで、幼く素直な私はそういうものだと思って歌うのが身についてしまったのです。
ショッキングな事件が起きたのは中1の時だったでしょうか。
文化祭の劇で、15歳で嫁に行く主人公の妹役をやった時です。
お姉さんが嫁に行くとき、妹がアカペラで「赤とんぼ」を歌うシーンがありました。
「ゆうやあぁあぁけえぇこやけぇえぇのぉぉぉぉ」超絶ビブラート。
悲しいシーンが台無し🤣
もちろん先生方は真っ青でした💦
「今日から放課後は音楽室へ!」
本番までひたすらビブラートを取る練習。おかげさまで本番は上手くいき、学校で歌うような歌はビブラートをかけずに歌うということに成功しました。
このときだけは💦
自由に歌うとまた元に戻ってしまう。
かなり気をつけるようにはなりました。が、
幼い頃身につけてしまった癖はそう簡単に取れるものではなく、その後のボーカリスト人生の大きな障害になってしまうのです。

続きはその2に続く!

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