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洋もの ㊽「新婚旅行でつかまえて」

秋野ひとみ「つかまえてシリーズ」全95タイトルを全巻レビューするのが目標。無作為に選び一冊ずつ、順不同にいきます。

48作目「新婚旅行でつかまえて」1998年

左記子と弘毅さんの新婚旅行に由香と桜崎兄弟、瑠璃さんも同行するところから始まる物語。舞台はイギリス。なつかしの「ティファニーでつかまえて」以来、久しぶりの洋ものです。

侯爵、侯爵夫人、伯爵、伯爵夫人。サーやレディー、その他の敬称や称号、それにつけられる個人の名、バーバラとか。

誰が誰なのか追えなくなり今回も断念。初めて読んだその日から、この作品を最後まで理解しながら読んだことがありません。

秋野先生は、カタカナ名前がたくさん出てくるとき、それらを表記することに対して悦に入っている。と感じることがあります。会話の中に、長い外国人の名前をだらだら全部入れたり、長台詞の中で繰り返したり。

外国に行って、そこで起こった殺人事件を解決するとかいくらなんでも設定に無理がある。トホホな部分が多いです。

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由香と左記子のドレス姿の表紙がかわいいこと、作中に由香と左記子と瑠璃さんが着物を着る場面があり、着付けのできる人を探すと名乗りを上げるのは圭一郎さん。床山のような冷静な動きできりりと三人を変身させるところはとても楽しい。


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