帰り道 ㊴「星空の下でつかまえて」
秋野ひとみ「つかまえてシリーズ」全95タイトルを全巻レビュー。
無作為に選び一冊ずつ順不同にいきます。
39作目「星空の下でつかまえて」1996年
悪夢館からの帰り道。桜崎さんの車の故障により、二人が修理を終えるまでカフェで待機することになった由香と左記子。
そこで、窓越しに崖から転落する人を見る。
そのまま目撃証言などのために居残り、現地警察への協力から、被害者の家族から事件解決の依頼をうけ、乗り出すことになる。
いや、旅からは一度、ちゃんと帰ろうよ。
帰りみちに新たな事件に巻き込まれたりしすぎるから、作中の時間が経たなくて、何年経っても受験生だったりいつまで経っても大学一年生だったりする。
事務所で依頼をうけるのが面倒なときがあったのかな。秋野先生。
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由香がたどりついた結論は、共犯者による遠隔リモート殺人。
つかまえてらしいのからしくないのか、痴情のもつれが数種類からみあって、狭い世界でのマウント合戦になってた。
現地で事件に巻き込まれ、そこにあらわれる現地警察はほぼ神也警部の古い知り合いで、即味方になってくれる。こういう人物を出したいから事務所メンバーを旅に出してるんじゃないかと疑うほど。そして、何人もいるから、おじさんたちの見分けが全然つかなくなってくる。
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