実はあの ⑥「苺畑でつかまえて」
秋野ひとみ「つかまえてシリーズ」全95タイトルを全巻レビュー。
無作為に選び一冊ずつ順不同にいきます。
6作目「苺畑でつかまえて」1989年
苺畑と書いて「ストロベリー・フィールズ」と読ませるルビがふってあったことに今回気づいた。
いちごばたけでつかまえて、だとずっと思ってた。
由香の、高校一年生、16歳の誕生日パーティー。
左記子の発案でゾンビの面をかぶってお出迎え。
そのうち、ゾンビ面の数と参加メンバーの数が合わないことが発覚、知らない誰かが紛れ込んでいたとわかり事件へと進んでいく。
冒頭で由香が、「恋がかなうおまじない」としてハーブを集めてちぎり魔法の薬を作る。
願いをかける相手の候補は、小林くんか圭二郎さん。
この作品は「ペーパームーン~」のように、「あの苺畑事件で」とかあのときをきっかけに、など、初期のシンボルとして扱われることがある。
苺畑で小林くんと由香に進展のようなものがあるから?
シリーズ読破で流れも結末も知っているファンからしたら、読み返しのときに一番どうでもいいのは初期の小林くんとのあれこれだったりするけどね。
そして苺畑、かんじんの事件が、面白くないんだよなあ。
表紙はかわいい。苺畑に由香と小林くん。
ストロベリーフィールズ、って連呼しすぎでは、という箇所がある。
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