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stand.fm迷走記

「聞いてると眠くなる」「聞こえない」カラオケに行っても「ほんとに歌ってる?」と言われてしまう、私の声。さらに滑舌まで悪いときた。

コンプレックスというほどでもないのだが、もう完全に苦手意識はある。そして、声をはり上げないと発言が聞き取ってもらえないのは少々面倒である。

そんな私が音声配信アプリのstand.fm(通称スタエフ)を始めるとは・・・。

風の時代っぽい!

始めた頃の旬なワード「風の時代」(笑)

まさにこれからの時代のコンテンツぽくて飛びついてみたのだけど、いまだに収録が慣れない。喋るのが苦手なのだからまぁ仕方がないのだけど、噛んだり何話しているのか分からなくなって何度も録り直すのと、アプリの安定性がすごく脆弱で、更新しようとすると記録されないまま落ちてしまうことが何度も続き嫌になる。しかし、声が通らないせいで早々にマイクを用意したため、それが勿体なくて簡単にはやめられない。

お金目的なのが垣間見えてうざい

うざいなんて乱暴な言い方してスミマセン。

スタエフにはお勉強系というか、知識共有系の配信者が沢山いる。特に、スタエフでのフォロワーの集め方、イイネの集め方、収益化の仕方、人気の出る内容について配信している人が多数存在するのだが、始めた頃にそれらの方々の配信ばかり聞いていたので自分の配信もほぼ知識共有系となっている。でも実のところ、たまには気楽にスピ話や雑談がしたい。

音声コンテンツってまだまだ過渡期だと思うし、流入したての人の興味って上記知識系に集まりやすいんだと思う。でも、あまりにもフォロワー数、イイネ集めにこだわった知識系配信者が多くて、だんだんyoutubeみたいに多くの人が収益目的で配信しているみたいに感じてうんざりしてきてしまった。自分のチャンネルにイイネやフォローしてくれる人も、結局フォローバック狙いとかイイネ返し狙いで、私の配信なんて本当は聞いちゃいないのだろう。ていうかもはや気持ちが悪い。

素晴らしいコンテンツで配信している人もいらっしゃるのに「で、ほんとはこの人なにが売りたくて配信してるの?何が目的?」って裏をさぐるようになってきちゃって、どんどん人間不信になっていった。

LIVEは楽しい!

もううんざりするのも嫌なので、マイクは勿体ないけど離脱してしまおうか、と思っていた矢先、間違って手がボタンに触れて、全然興味のないLIVEに参加してしまった。

そしたら単純にパーソナリティとリスナーの掛け合いがそこにはあって、とっても楽しかったのだ。

離れた場所にいる相手もパーソナリティ側にひっぱりあげてトークに参加させるとか、トークしているパーソナリティにリスナーもチャット形式でコメントを入れて掛け合いができるとか、全員が参加してる感が味わえるLIVE機能はスタエフの醍醐味だと思う。もちろん、ただ聞いているだけでも良し。

オラクルやタロットをリーディングする占い系のLIVEなんて、利用者との新しいコミュニケーションスタイルとして最高だと思った。

各々が自由に配信すればいい

落ち着いて見回してみれば雑談系の人も多い。しかも話の内容が面白くなくても、配信者のキャラクターでそのチャンネルを愛せる。純粋に自分の得意分野を知識共有している人も多いし、あまり気にせず自分の好きに配信してみればいいんだ。配信頻度だって自由にしていいんだ(そりゃそうだ)。ニーズなんて最初から気にしすぎなくていい。利用者が増えれば増えるほど、私に合う人がきっと訪れてくれる。なんだそっかぁと思って一気に気持ちが軽くなった。

収録はまだ苦痛の域だけど、LIVEで知らない人と遊びながら、もうちょっと続けてみようと思う。

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