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そのソラの旅路

2022年あたりから、素人目にですがなんとなく夏輝くんのダンスが変わってきた、というか進化してるなぁ、とひっそり思ってました。
私が夏輝くんに落ちたときの印象は、長い手足を余すことなく綺麗に使い切るダンススタイルの人。
JAZZやR&B、コンテンポラリーが主体、激しい楽曲の時はシェイクが多くて、いわゆる「HIPHOPぽい」と私が認識するダンスはあんまりしないんだなぁ、と思ってました。
(ネットにある彼のダンス歴の記事を読むと、JAZZやR&Bが得意な領域、とご自身でも語ってる部分もあったので)

それが、2022年の後半あたりから、ソロパートの雰囲気が徐々に変わってきて、2023年のHSJとBOTで明確にこれまでと違うでしょ?を見せてくれたなぁ、と確信しました。
お顔も身体も上品なタイプなので、ストリート色との相性の難しさがあるよなぁ、というのが頭の片隅にずっとあって…。正直、これまでみたいに、情緒をガンガンに揺さぶるような得意分野で存分に見せつけて欲しいな…!という本音もめちゃくちゃありました。
でも、ずっとジムで身体を作り続けていて、これまでの「綺麗」に「力強さ」みたいな新しい何かをプラスオンしようとする姿勢も、とても強く感じるし、勝手に「受け止めるしかない…!」と謎の覚悟で見てきました。
(今になって思うと、この頃の夏輝くんソロを見るときに感じていたちょっとした居心地の悪さは、上手い人なのに新しい魅せ方が確立されてないっていう、居心地の悪さだったのかもしれない)

この新しいことが、どういうカタチで着地するのかなぁ、とずっとひっそりと楽しみにしてました。
それが今回のツアーで、ひとつカタチを見せてくれたように思います。

今回のアリーナツアー、INTERSTELLATIC FANTASTIC。
自転車、電車、飛行機についで、宇宙船でソラの旅に出るツアー。
ライブ全体の演出の好きっぷりは、また別の機会で書くとして、私達のロケットは「水の惑星」へ到着します。
その水の惑星で披露される夏輝くんの【水の惑星 創造の儀】(命名:わたし)
テーマは水だし、曲も演出もカタチを持たない水を表現していて、それは夏輝くんのダンスの良さがこれでもかっていうくらいハマるものだったし、これを表現するなら、右に出る人はいないなって知らしめるステージ。
水の柔らかさやたおやかさ、豊かさが手に取るように分かる動き。
その中で、当たり前みたいに突如アクロバットを魅せる夏輝くんに私は目がくらみました。
水の柔らかさや流動性を表現する中で、アクロバットが出てくるんですよ。
どうなってるんだ、澤本夏輝。

このアクロバットのすごいところは、水しぶきは立ってないんだなって、見えてないのに分かるところ。アクロバットって動きも大きくて、勢いも必要なのに、それを感じさせないんです。

ずーっと、ジムで身体を作っていて、色んなところで新しいダンスを披露して磨いて。
それが、あぁいうカタチでFANTASTICSの中で昇華されて、私達に振る舞われて。こんなに幸せなことはないなぁって心底思いました。
会場に足を運ぶ私達のために、たくさんの時間を使って、自分をそのタイミングに合わせて整えて、その時の一番を魅せてくれる。本当に、ファン冥利に尽きるとしか言いようがない。
しょっちゅうブログに上がるジム写真も、あのステージに本当に繋がってるって、嬉しくなれる。

これから先、きっと色んなことに挑戦して、糧にしていく夏輝くんが楽しみで仕方ないです。いつかも書いた気がするけど、彼の挑戦の日々が望むように実を結んで欲しいし、私もそれを齧り付き見ていたいなぁ。

残りのソラの旅も、どうぞ安全に続きますように。


P.S.
【水の惑星 創造の儀】
TL上で、みんな「水の儀式」とか「龍神降ろしの舞」とか呼んでて、感じ取るものが完全一致で最高でした。


おいしくお酒飲みます!ビール!