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パレードはつづく、ここから先も
UNICITY vol.2
宏介が「本当、キャバクラみたい。なに演ったって『わー!』って言ってもらえるんだから」と、嬉しそうに話していた前回のFC限定ライブ。今回は「世界最強の内輪ノリで」。
旧暦で一年の始まりとされている、立春。その日に、彼らをよっぽど好きな人たちだけが集まったトクベツライブ。20周年のお祝いになる年の、最初のライブ。
彼らが出囃子としてずっと愛しているイズミカワソラさんの『絵の具』。このツアーはソラさんも帯同されていて、生演奏の絵の具。ご本人様直々の生演奏の出囃子ってなに?豪華すぎる。
この時点でもう、楽しい音楽の時間が確定していて、満足度がメーター振り切っていたのに、『絵の具』のあと、流れた『春が来てぼくら』。
立春、東風凍を解く、ーー暖かな風が吹く。
なんて粋なオープニングなの。
『また 春が来て ぼくらは 新しいページに絵の具を落とす』
田淵くんの頭の中、どうなってるの。こんな完璧に準備されたオープニングある?
「アナタたち、好きでしょう。こういうの。」と言わんばかりの、観客への信頼と実績を見越した選曲に、泣くかと思った。正直、いちばん感動したのは、ここだった。
細かなセットリストはどこかに転がってると思うので、各自探してくださいね。
ソラさんの『ガリレオのショーケース』楽しかったなぁ。なんだか久しぶりに聴いたような気も?
ベース抱えて、いつもみたいにステージを走っていく田淵くんに、びっくりするソラさん。いとかわいらし。
思い返してみても、やっぱりオープニングの「20周年のお祝いの年、その年最初の立春に演るライブのオープニングを春が来てぼくらが飾る」に勝る演出はない。
(しかも、20ページ目の新しいページに、生音の【絵の具】を彼らは落としているんだから)
華美なことはしないけれど、分かる人にだけ分かればいい、気付いた人だけ気付けばいい。
分からなくても、気付かなくても、ここにはいい音楽があるんだから、それだけで万事OKじゃない?
それでは、こんにちは20周年、さぁいってらっしゃい20周年。
おいしくお酒飲みます!ビール!