ペンディングトレイン

第9話

直哉目線が続いたので、この辺りで優斗のことを書こうと思います。

やっとの思いで現代に帰ってきた訳ですが、、、
直哉だけじゃなくて優斗も報われないことばかり。

お好み焼き屋の女性は結婚してしまっているし。
自分に好意を持ってくれていた畑野さんも、いつの間にか直哉に気持ちが傾いているし。

そして家事の現場では、同じ車両に乗っていた、あのおばあちゃん家に行くことになるとは！

優斗のような、正しくて優しくて周りの人々も良い方向に導いてくれるような人は、おのずと何でも望みが叶うと思ってしまうけれど…

もうこうなってくると、自分がしてきたことが果たして良かったのか悪かったのか分からなくなってきますね。

優斗でさえ心が折れかけていたけれど…ラストシーンで直哉に掛けてもらった言葉は唯一の救い。
私も優斗にはそうなって欲しくないです。

次から次と想像以上に辛い現実が起こってしまっているけれど、優斗が直哉やみんなに掛けてきた言葉や行動は、きっと優斗自身に戻ってくるのだろうな、と思います。