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MY FRIEND

スラムダンクの映画を見たから
ZARDを聴いている。

単純すぎて上記の文字列に笑ってしまう!!!

でも事実です。
私はZARDを聴くと思い出す人がいる。

その人は私の運命の人の1人だと思う。
恋とかの話では無く、同性で、おそらく年は近く、本名も住んでいるところも何もかも知らない。
運命のように2度出会い、私に大きな影響を与えて、嵐のように消えていった彼女。

出会ったのは
私がまだ劇団にて劇団員をしていたころ、
定期で開いているワークショップの雑務担当で、
募集、人員の振り分け、当日の会場を押さえ、会場まで参加者を案内する役割。

毎回100名くらい集まってくださり、ペアを組んで台本のワークをする。
実際にシーンを作ることもするんだけど、
たまーに、適任の相手がいなかったり、奇数だったり、変わり種すぎて相手役が困りそうな個性的な方がいると相手は劇団員(わたし)になる。

そして奇妙だった彼女はわたしの相手役になった。

奇妙ではあるけど、全力で筋を通す彼女は、彼女の道理で成立する芝居をしていて一緒に作っていくのはとても楽しかった。偉そうに相手役になると書いたけど学びがあったのは私の方だった。

たまーに、出会う、魂が共鳴する人?と言うかわたしが勝手に魂レベルで心地いいかも!と思う相手って居て、彼女もその一人だった。

彼女はSNSは愚か、メールすらやらないレベルの人で、そのワークショップ以来あうこともなかったのだけどわたしの名前で検索をかけてたまに公演を見にきてくれていた。

そしてある時、偶然共演することになった。
3チームある戯曲の同じチームになり、稽古期間3ヶ月ほどを共に過ごした。
彼女はわたしの自信の無さに気づき、
ONE PIECEのエースが死んだ後腐ったルフィにジンベエが諭すシーンを臨場感たっぷりに朗読してくれたり、
どローカルな漫画の切り抜きを見せてくれて、あなたは唯一の輝かしい存在と褒め称えてくれた。

すでに上記で奇行が目立つのだが、そんな励まし方が楽しくて嬉しくて好きだった。

そんな彼女がいつもZARDを歌っていた。
ZARDが好きと言うより、その時の作品の雰囲気がZARDのようだと彼女は言い、いつも流していた。
終いには音響さんを味方に付け、彼女が合図するとZARDの「揺れる思い」歌入りから劇場にサラウンドで流れるようになった。

その公演で引退するって宣言した彼女は、たくさんの業界内のファンを抱えていた。
どれもこれも自由で意味わからないのに綺麗に成立させてそこに居る彼女のことがみんなみんな大好きだった。

その後、彼女はメールを取得し、半年に一回くらい季節のお便りのようなメールを季節が変わる頃にくれる。
あの夏を忘れないと一緒に過ごした夏のことを書いてくれる。
わたしも彼女を想うだけで心が強くなれるのかもしれないなぁって、ZARDを聴く機会を得て思っちゃったりしちゃったのだった。

オチもなく文章力もないわたしがここまで書いてきたのは、なんか愉快な大好きな人たちを記したくて書いてみて、書いてみた。
んで、いま、なんかオチないじゃんとなった。

文章を書こうって
思えたので勢いで書いた。
The First Slam Dunk 本当に面白かったなぁ。

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