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画像1 ねぇねぇ。着ることってアナタにとってどんなこと?私にとって着る、纏うって行為はただの自己表現なんて域をとっくに越えたみたい。例えば海に似合う、溶け込む服装は自然との調和。つまり周りから見ても不自然じゃないってこと。いかにも女を匂わせる色っぽい黒のワンピは男をノックアウトさせる為のもんじゃなく、近寄り難さを醸し出せる戦闘服みたいなもので。ゴリゴリのラッパーteeを着る時はそのラッパーを讃えているからだ。
画像2 IGを見ると今何が流行ってて、皆が何に時間とお金を投資しているかすぐに分かる。私の長くからのフォロワーさんがIGでこうつぶやいた。‘‘皆○○○買って、写真とったらすぐ売っちゃってさ。バカみてー’’と。彼がこうアップしてものの一時間でフォロワー数が半分まで減ったらしい。私は同感で彼を勇者!とまで呼びたくなるね。皆、○○○のアイテムを増やすことに精一杯で着倒そうとはしない。写真に撮り周りからの評価が全てだ。そして売れるうちにまた現金化。この行為に何の意味があるんだろう?
画像3 今皆がバカみたいに買う某ストリートブランドも昔は水面下で売れていただけだった。あんなにロゴを主張する事無く、質に拘り本当の好きモンが着てた。だけどいつかしら消費者へのアピールが抜群に上手くなって今に至る。ブランドとしては大成功だし、伝説も生まれた。万々歳。だけど、それは一つの価値を失う事でもある。誰でも着る=ミーハーも着る=バックグラウンドに弱い=続かない。日本は若者も通学しながら働く。多分よその先進国より10代の所持金平均は高いはず。知らなくても買えてしまう。
画像4 そして恵まれたSNS環境でお披露目。満足。ロゴの意味なんて知りもしないまま。随分と着るって行為に軽率だな、とか捻くれた私は思う。最近よく頂くオーダーは○○○のデザインで安く!とかが多い。勿論断る。偽物を作る訳には行かないし、そんだけ欲しいならば本元で買い貢献するのが当たり前だからだ。前にトルコへ行った時のガイドがかなり日本通で‘‘どーして日本の若い子がブランド物のバック、制服で持っているのか不思議だった’’と小笑しながら言っていた。要するにどう見ても疑問を抱くし、どっから見ても不自然って事だろう。
画像5 私がいちいちインディアンについて煩く語るのは、バックグラウンドを少しでもいい、知ってて欲しいからだ。別にインディアン達の悲しい歴史をわざわざ皆様に嘆きたい訳じゃない。今またインディアンブームが来ているファッション界。ローソンにはインディアンの詩集が売ってるぐらいだ。作り手の私はへぇ〜としらけている。だれが買うんだろ?なんて。多分、日本人がバックグラウンドを気にして服を纏う日は随分遠くにあると思う。もっと丁寧に着ることに、選ぶことに一生懸命になっていいと思う。いちいち煩い私から愛をこめて❤️ぷ。