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ママ向けオンラインパーソナルスタイリストyurieさん

yurie|ママ向けオンラインパーソナルスタイリスト
@yurie_doux

プロフィール

くしびき:
はろこみ内ではもうご存じの方が多いと思うのですが、自己紹介をお願いいたします。

yurieさん:
yurieと申します。6年ほど前からママ向けのパーソナルスタイリストとしてファッションのコンサル活動を行っております。よろしくお願いいたします。

ママ向けパーソナルスタイリストとは

くしびき:
ママ向けパーソナルスタイリスト、yurieさんのサービスdoux herとはどのような活動でしょうか

yurieさん:
現在のサービスとしては、はろこみメンバーは全国各地にいらっしゃいますし、コロナ禍ということもあって対面でのサービス提供は難しいので、オンラインで提供しております。
時間はお昼の40分~1時間となっております。
あらかじめ、将来どんな服を着ていきたいか、どんな自分になっていたいかをTwitterのDMなどでお話しさせていただきます。
その後、骨格やパーソナルカラー診断を行い、こんなお洋服が似合うよと提案させていただいて、なりたい自分と似合う洋服の中間地点を一緒に探していくというサービスです。

くしびき:
たしかに、なりたい自分と似合う洋服が乖離している場合もありますもんね。

yurieさん:
今、洋服選びで迷われている方って、産前からお洋服選びがあまり得意ではないという方もいらっしゃるし、
ママになって実用性の部分で着れるお洋服が限られてきた方、
そもそもお洋服にあてることができる予算が限られてきた方も多いと思います。
独身時代や産前とはまったく違う環境下になってしまっているんですね。
それでも、鏡を見て「なんだかテンションが上がらないな」と思いながらも自分のことを後回しにしてしまっているお母さん方が多いと思います。

yurieさん:
私はファッションの力は偉大だと思っていて、わかりやすいものだと思っています。人間中身を変えるのは結構時間もかかりますが、外見を変えるのはちょっとの工夫でわかりやすく変わります。
私の持っている力をみなさんに利用していただいて、毎日を楽してすごしていくための一つのチャンスにしていただけたらなと思っています。

くしびき:
素晴らしいですね。ちなみにdoux herを立ち上げたきっかけについても教えてください。

友人のお買い物に付き合い喜ばれた経験がビジネスの種

yurieさん:
6歳の長男が生まれた後、元々働いていた職場を辞めました。
自分の意思で辞めると決めたものの、周りの友達が復職していく中で自分は専業主婦であることに、なんとなく「置いてかれてる」と言った気持ちになり、今はお金も稼げていない・・・と自己肯定感が下がってしまう時期がありました。
そんな時に、プライベートでお友達に買い物に付き合ってほしい!と頼まれショッピングに同行する機会が多くあり、一緒にお洋服を選ぶ、アドバイスをすることをおこなっていました。
そして、それがお友達にとても喜んでもらえました。
私もお友達の役に立つことができたと実感しました。
この経験を活かして、ビジネスにすることによって、自分の自己肯定感を向上させるために活動を始めました。

くしびき:
ありがとうございます。yurieさんは以前はアパレル関係のお仕事に就かれていたんですよね。
ファッションは、誰かに相談に乗ってほしい見て欲しいという気持ちがあると思うので、私自身個人的にとても興味があります。笑

yurieさん:
ありがとうございます。ぜひお願いします。笑

くしびき:
何かをはじめることは勇気がいることだと思うのですが、最初にサービスを始めた時にはドキドキしませんでしたか?

サービスを始める際の、第一のハードル

yurieさん:
お金を今までいただいていなかったものに、たとえ10円や100円であってもお金をいただく、というところは、最初ハードルがすごく高かったです。
お客様からお金をいただく以上、きちんとしたサービスでないといけないなという思いがあって、そこをどう超えていくかが第一のハードルでした

くしびき:
そうですよね。サービスを提供し始めた際の、あんまりうまく行かなかったエピソードはありますか?

yurieさん:
何を持ってうまくいかなかったかというのは人それぞれだと思うのですが。笑
私の場合は、値付けのハードルがそうでした。
最初、値付けを安くしすぎてしまったんですね。
1番初めはココナラ(スキルを売り買いできるプラットフォーム)でサービスを提供し始めたのですが、本当の初期は数百円から始めました。
直接サービスを提供する時間と、下調べをしたりお客様との事前のやりとりする時間とを考えると、数百円ではバランスが悪くなってしまいました。
結局このままだと続けられないなと感じました。
モチベーションが保てなくなってしまったんですね。
稼働時間と稼動・実働が見合わなくなってきた時に、原点に立ち返って、
なんのためにこれをやりたいのか、自己肯定感を上げるためだったと気づき、
少しでも見合った収入が入ってくる、お客さまにも喜んでいただく、
どちらもwin-winの関係じゃないと続けられないなと考えて、
値付けを見直しました。
正直、ここが1番難しいし、今でも悩んでいるところではあります。

くしびき:
ありがとうございます。値付け難しいですよね。
yurieさんのサービスだと下調べや事前のやり取りも多いと思うので、そこでサービス料金低くしすぎたら、時給どうなってんのって感じになっちゃいますよね。笑

yurieさん:
そうそう。笑
誰でも最初はそうだと思うんですけど、どれくらいまでが自分で許容できるかっていうのと、そこで辞めないという気持ち、継続力が必要だと思います。
こんなに稼げないんだったら、パートにでも行こうかなと思って辞めてしまう方も多いと思うんですよね。
ただ、私の場合はお家にいなきゃいけない事情があったので投げ出すか、投げ出さないかの2択だったので値付けとも向き合って継続できました。

yurieさんのサービス内容


くしびき:
ありがとうございます。
では逆に、めっちゃうれしかったエピソードもお伺いしていいですか?

お客様の日常がすこしだけ楽しくなりますように

yurieさん:
このサービスを始めてから、お客さまの声やフィードバックが何より私の嬉しいことです。
自己肯定感をお客さまの声でたくさんあげていただきました。
実はアパレル時代にずっと引っかかっていたものがあって、
それはモノを売りつける(予算達成のため)ことと、自社商品しかご提案できない幅の狭さでした。
予算にずっと追われていて、売りたくもないのに売らなきゃいけない、他社商品の方がこのお客さまには合うのになーと思ってもどうにもできない、そういったジレンマを抱えたショップ店員時代でした。
そこをクリアできたのが、今の私のサービスです。
いろんなブランドから、お客さまにあうモノ数点を選んできて、お客様と一緒に選んでいただくといったスタイルをとっていて、
買っても買わなくてもいい、参考にしてもしなくてもいいと言った選択権がすべてお客さまにある、寄り添うことができるサービスとなっています。
ここが、このサービスの一番の強みだと思っています。
ママになってファッションから離れていたけれど、一歩踏み出すことができたとおっしゃっていただくことが、うれしかったなと思います。

くしびき:
優しいサービス・・・。
yurieさんのサービスを受けるママさんたちには、サービスを受けることでどうなって欲しいと考えておりますか?

yurieさん:
もちろんファッションが全てではないと思っています。
ファッションに興味がない人もいるということは、わかっていて、
自分自身が好きなだけということも理解しています。
ただ、外見というのは自分に似合ったお洋服を着ることによって分かりやすく変化させることができると思っています。
ちょっと鏡を見た時に、自分自身で、昨日の私より今日の方がイケてる⭐︎って思えたら、成功だと思っています。
周りにとやかく言われることではなく、自分自身のモチベーションが上がるお洋服を着て、毎日を楽しく過ごしていただけたらいいなと思っています。

くしびき:
めっちゃわかる。笑
外見は、モチベーションを上げるための一つのツールですよね。

yurieさん:
そうですよね。自分のモチベーションを下げてしまう要因にもなり得ますしね。
私も産後、鏡を見たときに今までと体型も全然違うし、すっぴんで髪ボサボサな自分って虚しい・・・と思った時期があります。
でもほんのちょっとだけ日常生活におしゃれを取り入れるだけで、楽しいって思える時もあるし、自信にもつながります。
私のサービスは、どちらかというと結婚式などのハレの舞台というよりかは、日常のファッションにフォーカスしています。
隠れるようにコートを着てささっと保育園へ送迎する、誰も見ないでっ!!みたいな、今のこのコンディションで公園で知り合いのママに会いたくない・・・と隠れながら見守る、と言った状態から、
ちょっと胸を張って笑顔で送迎や公園に行ける、そっから挨拶が生まれてコミュニケーションが取れていく・・・のようなところを目標としています。

くしびき:
わかるー素敵すぎる。yurieさん、ありがとうございます。
最近の私の悩み聞いてもらってもいいですか。笑
私こうやってオンラインでコミュニケーションをとる会議が多いのですが、自分の顔色が悪く見えたり、面長が目立ってしまったりすることで、
自分の自己肯定感が下がることがあるのですが、画面越しの時にウェブ会議映えするテクニックとかありますか?

似合うものは十人十色。プロの力を借りてみるのも一つの手

yurieさん:
そうですね、ほんと人それぞれなのでなんとも言えないんですけど。
そのためのパーソナルスタイリングだと思うんですよね。
ひとりひとり持ってる骨格も違えば、肌質や髪型も違う。
十人十色なので、一概にこういうお洋服を着ればおしゃれに見えますとか、映えますとかってないかなと思っています。
大事なことは、自分を客観的によく見るということで、自分に似合うものを考えることです。
たとえば面長なのであれば、どういうヘアアクセサリーをしたら、どういったメイクをしたら、胸から上の見えている部分のお洋服でどんなものを選んだらいいのか、自分なりに研究することが大事だと思います。

皆さんによくお話しするのは、年齢を重ねてくるとメイクがマットになってくることが多いんですよね。
重ねたりするので、艶がないメイクをされる方が多いです。
オンライン上では、普通にしててものっぺりして見えがちなので、テレビに出ている方や雑誌に出ている方も同じなんですが、シャドーやハイライトを入れて立体感を演出するだけで、凹凸ができて、良いと思います。
あとは、少し濃いめのリップを塗るのも大事かなと思いますね。
髪型についても、結んだ時の自分と下ろした時の自分どっちが見え方としていいのかなと比べるのも大事です。
私は首が短く丸顔なんですが、髪を結んだ方が、顔が小さく首も長く見えます。
逆に面長なのであれば、前髪で顔の見えている面積を減らすのも手ですし、いろんなプロの力を借りて、自分だけでやろうとすると難しいので、美容師さんに相談して見るなどして、きっかけをプロに提供してもらうのも大事だと思います。
どうしてもオンライン上だとメイクが薄く見えるので、少々濃いめにするのもポイントだと思います。

くしびき:
ありがとうございます。私の聞きたいことを聞いちゃいました。笑
yurieさんのサービスは、すごく優しいサービスであると感じているのですが、
そんなyurieさんの目標としている人、憧れている人をお伺いさせていただければと思います。

継続できる人に憧れ、素敵だなと感じる

yurieさん:
そうですね。私の憧れている人は、ずっと継続ができる人です。
やりたいことはパッと思いついて、着手することはできるんです。
また、続いている物もあるにはあるのですが、インスタグラムや音声配信は途中で続かなくなってしまったので・・・。笑
本当に継続は力なりだなって思います。
勢いだけじゃなくって継続できる人。素敵だなと思います。

くしびき:
分かります。あれでも、yurieさんdow herのサービス始めてから6年ですよね?めっちゃ続いてますよ。

yurieさん:
ありがとうございます。でもその中でも、本当はやりたい、やった方がいいとわかっているけど辞めていったものがめっちゃあるので・・・。

くしびき:
形を変えつつ、その時の最適解を続けていらっしゃるyurieさんが素敵だと思いますよ。

yurieさん:
ありがとうございます。
あとは、私の人生に影響を与えた人が何名かいるんですが、2人ご紹介させていただきたいです。
1人目は安野モヨコさんです。有名な漫画家さんなので、ご存知でファンだという方も多いと思うんですけれども、美人画報というエッセイを出されていて、その中で、安野さんも自分にコンプレックスを持ちながらも、ファッションや美容に前向きに発信されていた方で。
私は安野さんが描く世界観が大好きで、ハッピーマニアや働きマンなどいろんな漫画を読みました。
彼女が描く女性は、どれもすっごく可愛くて、芯があるんですよね。
それを私は大学生時代からずっと大好きで、今でも私の人生に大きな影響を与えていると思っています。

もう1人は、絵本作家のヤスタケシンスケさんです。
子供がいらっしゃる方は見かけたことがない人はいないんじゃないかってくらい有名な方ですよね。
私は元から絵本の仕事に携わったことがあるくらい、絵本が好きなんです。
最近だと、「にげてさがして」という絵本に感動しました。あなたの前にある道は、それだけじゃないから、逃げてもいいんだよというメッセージ性のある絵本です。
短い文章の中に、彼の見えない葛藤が見えて、見るたびに泣いちゃいます。読み聞かせをして、私が泣くという・・・笑
子供にどれくらい伝わっているのかはわからないですがね。
母親になってなかなか長い文章が読めない、本を読む時間がないという方にもおすすめできます。
彼の絵本は、クスッと笑えて、あったかい気持ちになれる。そんな世界観がすごく好きです。

くしびき:
ありがとうございます。
わかる、結構親側に刺さりますよね。

yurieさん:
分かります。あれは、子供向けに書いているようで、親側に向けても書いている気がします。

くしびき:
そうですよね。子育てに関してのお話しも出てきたので、そのまま子育てについてお伺いします。yurieさんのお子さんは上が6歳の男の子、下が3歳の女の子だと思うのですが、子育てにおいて大切にしていることはございますか?

子育てにおいて大切にしたいのは、観察すること

yurieさん:
そうですね。私そもそも子育て苦手なんですよね。できれば極力何もしないでいたいと思っているタイプなので、子育てについて語れることは特に何もないです。笑
ですが、心がけたい大事なこととしては、「子供をよく観察すること」です。
子育て6年目にしてやっと、子供が大きくなってきたからこそできるようになってきたと思います。
観察すればするほど、子供へのイライラが減ってきたと思います。

くしびき:
観察するって言葉で言うと簡単ですが、実践するのはめっちゃ難しいですよね。

yurieさん:
そう、難しいんですよ。難しいし、私自信本当に出来てるのか出来てないのかわからないんですけど。笑
でもほんとに観察することと、人と比べないのって、子育てにおいても、夫婦間や、友達に関してでも、何にでも言える大切なことだなと思っています。
観察すればするほどそれぞれが持っている特性や特徴が見えてくると思います。そうすると、比べなくなると思うんですよね。周りと。悪いところに目が行きがちだけど、いいところもあるってちゃんと認識できる。
比べるときって、なぜか悪いとこだけを比べちゃうんですよね。うちの子どうしてこれが出来ないんだろう、〇〇ちゃんは出来ているのにって。
なぜか出来ないことと、相手のできることを比べてしまうんですよね。
なのに、子供ができることは当たり前ってなんか親って思っちゃうじゃないですか。なんでですかね。

くしびき:
分かります。なんでですかね。笑

yurieさん:
ね。笑
うちの長男は、今年から特別支援学級という支援が必要な子の学級に行っています。情緒的にちょっと乱れがある、座っていられない、人より多く喋っちゃう、嫌なことを絶対我慢できないなどいろんな特性のある自閉症の子です。
最近観察していると、すごく面白いんですよね。
小さい頃は、ずっとできないことを比べていました。凹むことも結構多かったです。私が仕事を辞めたきっかけも、彼が生まれて、復職するにあたって支援が必要な子がいるとなかなか難しいといったことも一つ要因としてありました。
家に居ないといけないシーンがあるんですよね。
それで、この今のサービスを立ち上げたということもあります。
長男は、苦手なこともあるけど、得意なこともすっごく多いんです。彼の持ってる特技は、他の人から見れば、変ってことなのかもしれないけど、
逆を返すと、それはきっと個性で、強みになると思っています。

ちょっと無理やりつなげる感じになるかもしれませんが、
ファッションも同じだと思うんですよね。
たとえばすごい背の高い方って背が高いということをコンプレックスにしていて、小さい可愛らしい子がきているようなお洋服が着たいと思っても、なかなかハードルが高かったりとかすることもあると思います。
痩せている人も、太っている人も、その人なりの悩みがあると思うんです。
無いことにすごく目がいってしまいがちですよね。
でも、それを個性だと受け入れて、
私もアパレル業界に入る際に、151センチでコンプレックスだと感じていました。
なんで私は背が低いんだろう、どんなお洋服を着てもおしゃれに見えないし、周りのモデルみたいな友達を見て、ずっと羨ましいと思っていました。
でも今は、自分の身長が結構気に入っています。
威圧感がなく、親しみやすい、年齢を重ねても可愛い自分の好きなものが着れますしね。
子育ても、洋服選びも、なんでも、自分の中でプラスに変えていける力が大事だなと思っています。
そのサポートをしていきたいです。
私の子育てにおいておおきな目標は、お母さんの絵を書いてくれたときに、笑っているママの顔を書いてほしいということです。
子供ってよく見てるのでね。何も言わなくても笑顔のママの絵を描いてもらえたら親として嬉しいと思います。

くしびき:
笑顔のママ!わかる!今日から娘に早速優しくします。笑

yurieさん:
結構具体的でいいですよね。分かりやすい目標になってます。
今の私見てたら、多分子供笑った顔書いてくれないだろーなーと思うと、ちょっと自分を戒めることもできますよね。笑
なので、子供にとっていつも笑っているお母さんでありたいなと思っています。

最後に

yurieさんは、自分の過去の職歴×好き×友人との経験により、自分のサービスを立ち上げていらっしゃいました。
読んでくださった皆様の、なにかヒントになることがあったらいいなと思っております。
yurieさんのdoux herは、Twitter( @yurie_doux )より受付可能となっております。(新規・リピーター共に若干名受付中です)
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