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そこそこ長い人事人生の中で、初めて「労務」にどっぷり漬かって思うこと

アウトドア関連事業(WEBメディア、アプリ、キャンプ場予約サイトなど)を運営している株式会社スペースキーで、人事労務・制度関連を担当している佐藤と申します。

BECの高谷さんから「労務 Advent Calendar 2019」書いてみませんか?と、お誘いをいただき、noteのアカウントを急いで作ったものの「どうしようノンアイデア…」と不安の中、最近ふっと思っていたことを書いてみようと思います。高谷さんこのような機会をいただきありがとうございます♪

余談ですが、実は当社でもメンバーによるアドベントカレンダーをやってます!「冬のアウトドアの楽しみ方」というテーマですので、アウトドア好きな方はぜひ^ ^

さて、気づけばそこそこ長い間、人事という仕事をやってきて、今更ながら「労務」の実務をガッツリやって思うことは、

採用でも、研修でも、制度でも人事に関わる人は、「労務」を経験することで、今よりもっとよい仕事ができるよね。人事としての価値が上がるよね。

ということ。

・規程関連
・給与計算
・社会保険関連
・勤怠管理
・安全衛生関連
・関連データ集計&分析
一般的に労務と言われる仕事は上記のようなものですが、

例えば、
・採用担当だったら、規程を熟知していれば、応募者からのどんな質問にも即座に、正確に答えることで、安心感を与えることができるし、

・研修担当だったら、メンタルヘルスの知識があれば、「4つのケアの中のラインケアってのがマネージャーのみんなに期待していることだよ。でも自分だけで頑張らなくていいだよ。他にも協力者はいるから!」って設計できるし、

・評価担当だったら、「評価期間を半年→クオーターにして昇給頻度を増やしたいけど、そうなると月変頻度も上がっちゃいますが、労務側大丈夫ですかね?」って事前に相談があれば、労務担当は、「大丈夫ですよ!任せてください!」って言っちゃう。

(もちろん、労務が、採用や研修や制度を経験することも同様に大事なのはいわずもがな。ですが。)

「家」で例えると、労務は「基礎」の部分になると思っていて。基礎がしっかりしているからこそ、柱が立ち、壁ができ、屋根を付けられると思うし、アレンジや工夫をすることができる。だからこそ、労務という「基礎」をしっかりと知ることで、人事レベルは間違いなく上がるよね、と。

「言いたいことは分かるけど、そういう環境を会社が提供してくれないと。。」

って思うかもしれませんが、人事内でできることも十分あると思っていて。

前職で、「ジョブシェア」という施策を人事内で企画して、研修担当が労務業務を、採用担当が研修業務を、労務担当が採用業務をそれぞれ10%~20%トライしてみよう!と、チャレンジした結果、自分で時間を捻出して本気で取り組んだメンバーは、やはり意識も変わったし、実務スキルも身に付き、より自信を持って発言・行動することができるようになったと思います。そして、ステップアップにふさわしい会社に転職をして、今もキラキラ&ガツガツと人事を楽しんでいます。

メンバーの「スキルアップ」と「リスク対策」を目的とした施策でしたが、一定の効果をだせたと思いますし、スキルや経験値が上がるだけでなく、お互いの仕事を知り、より深く理解することで、「人」を「仕事」をリスペクトできるようになり、例えば部内MTGの中でも、これまでよりも、一歩深い議論に対して、発言・アドバイスできるメンバーが増え、MTGの濃度が高まったことも大きな成果だったと思います。

私自身、これからも恐らく人事という仕事を続けていくことになると思いますが、労務だけでなく、採用も研修も制度も「人事」という仕事をする人たちが、様々な経験を積み「仕事が楽しい!」と、キラキラ輝ける環境がたくさんあるといいな。と、改めて思った次第です。

最後に

これまで私が関わってきた労務担当者は、みんな本当に縁の下の力持ちで、コツコツと「当たり前のことを当たり前に」(これ本当に大事)しっかりとやり続けることができる人たちばかりで、自分が労務にどっぷりと漬かり、彼ら彼女たちに改めて尊敬と敬意を表すると共に、「労務って人事の中ではぶっちゃけ地味な見方されるし、大変なこともあるけど、やりがいあるし、楽しいよ!」って、たくさんの人に知ってもらえたら嬉しいです。

さ、2019年も残り半月ですね。
労務担当のみなさん、年末調整をしっかり終えて、気持ちよく2020年を迎えましょう!


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