見出し画像

自粛期間チャレンジ『なりきり名画』

SNSで話題の『なりきり名画』。

新型コロナウィルスの影響を受け、外出もままならない状況となった今、海外でアートを楽しむ人が増えています。Webサイトで美術館が公開している画像を見るだけでは飽き足らず、時間もたっぷりある中で皆さんここぞとばかりに名画になりきり、SNSにその写真を投稿しています。

この『なりきり名画』が世界中で大ヒットする前にすでに学校現場では、図工や美術の授業の中で鑑賞題材として取り組まれてきました。
子ども達が名画になりきり、また名画の中に入り込むように鑑賞することは、図工室や美術室では何も珍しいとことではない光景だったのです。

自分自身もその取り組みを振り返りながら

人々の自粛アートを鑑賞しました。

そしてアートワークがいかに『生』や『営み』を実感できる作業であるか、自分のアイデンティティ感覚を得ていく過程がいかに尊いものであるかを再確認できたのでした。

私自身、自粛期間チャレンジ『なりきり名画』を一旦終えるべく、クリムトのユディト1の小道具づくりに励んでみました。
フェルメールの真珠の耳飾りの少女に始まり、ダヴィンチのモナリザ。自粛生活の中でも心はいつも平安に、豊に、毎日に彩りを添えられるようにと取り組んできました。表現者、作家としての自分のためのチャレンジでもありましたが、このアートワークがこれからの図工や美術で子ども達に恵となって返っていくような気がしています。

毎日同じ、代わり映えのしない日常生活に潤いを与えるのがこの『なりきり名画』の魅力だと思います。

皆さんもぜひチャレンジしてみてください。
        大人の図工塾管理人 米光智恵

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?