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みんなのアート展

Everyone's Art Exhibition
みんなのアート展レポート
(兵庫県特別支援学校等作品展 since 2005)

2005年から開催されているみんなのアート展は
兵庫県内の特別支援学校・特別支援学級の子どもたちによる作品展です。
(Exhibition by children of special-needs education schools and classes in Hyogo prefecture)

 今年も子どもたちの色や形、イメージに心躍る作品展でした。キャンバスにぎっしりと書かれた文字。描かれた身近な存在や生活。大好きなもの。作品のむこう側に見える子ども達の姿は、鑑る人の心に喜びと安らぎを与えてくれます。ありのままの尊い私に気づかせてくれます。

 最終日である今日は、日曜日ということもあり、
沢山の方が来館していました。コロナ禍における美術館の展覧会は学校の作品展と同様、至る所にアルコールスプレーが置かれ、マスクの着用を促すポスターが掲示されていました。搬出間際、特別支援学校の先生が親御さんとにこやかにお話をしていました。

「〇〇くんのお母さん!ほんとに僕この作品好きだわぁ。」

先生たちが搬入から搬出までの一瞬一瞬を大切にしながら、作品(その子自身)と向き合われている姿に胸が熱くなりました。

来館されていた方の中には学校の先生も多く、
真剣に記録写真を残していました。
明日からでも子ども達とつくってみたくなる題材にあふれた展覧会でした。

「出会えてよかったなぁ。」がいっぱい。

        大人の図工塾管理人 米光智恵

【みんなのアート展 詳細】
目的
 障害のある幼児・児童・生徒が作品を発表することの喜びを感じられる機会、作品発表を通じて県民に特別支援教育への理解を深める機会をつくり、障害のある幼児・児童・生徒の自立と社会参加の促進、共生社会の実現に寄与する。

主催 兵庫県教育委員会
共催 兵庫県立美術館
後援 兵庫県、神戸市、兵庫県市長会、神戸市教育委員会、公益財団法人兵庫県芸術文化協会、公益財団法人兵庫県手をつなぐ育成会、公益財団法人兵庫県身体障害者福祉協会、社会福祉法人兵庫県社会福祉協議会、一般財団法人兵庫県肢体不自由児者協会、社会福祉法人兵庫県視覚障害者福祉協会、公益財団法人兵庫県聴覚障害者協会、兵庫県高等学校教育研究会 美術・工芸部会、兵庫県特別支援教育振興会

【みんなのアート展アルバム2020】

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