衣服は身体にとっての建築 パキスタンドレスと刺繍
Designer : Junaid Jamshed
“Clothing shapes the environment closest to people.It is architecture for the body.”
「衣服は人にもっとも近い環境、身体にとっての建築だと思う。」
「ファッション」や「デザイン」といった言葉が定着する以前から、着るものの持つ力を実感してきたデザイナーのコシノヒロコさん。そんなコシノさんの価値観に触れたい一心で展覧会場を訪れたのは2ヶ月前のこと。
あの日から建築とファッションの相関性について考える日が多くなった。
建築とファッションは、どちらも身体を覆うシェルターであるが、衣服としての機能や住環境としての心地よさを超えたメッセージを人々に投げかけてくれているように思う。
これらは人々の精神や文化的価値観に立つ社会的規範でもあるのだ。
「自分をどう見せたいか。」という想いは
「自分は何者であるのか。」という内面対話でもある。
20 世紀初頭のモダニズムで切り開かれた新しい芸術に触れる時、私は活動家たちの意思が自分の記憶に刻まれていく感覚を覚える。
歴史や先人たちの想いは今を生きる人たちの表現の糧になるのだと気付かせてくれる。
そして、普段何気なく手にとる生地や身にまとう衣服は、自分自身を彩り愛でると同時に、アイデンティティを守る行為であるということに気づかせてくれる。
大人の図工塾管理人 米光智恵
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●関連動画
コシノヒロコ展に魅せられて HIROKO KOSHINO EX・VISION TO THE FUTURE 未来へ https://youtu.be/07YrakxoZAE
多文化共生✖️アートワークス 職人の手刺繍 https://youtu.be/0eaDulHtdbU
映画『ニーゼと光のアトリエ』に学ぶ
アートセラピー 民族衣装とモデルワークス https://youtu.be/KOsts6L9Wio
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