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元鑑定師の有難・迷惑な本音(基本の2)

彼氏問題(その2)


女性に多い相談。
特に若い女性の多くが、必ず聞いてくる。
それが『彼氏問題』である。
今回は、『理想の相手(タイプ)』
について言及したいと思う。
(今回は、屁理屈多めなので、ご注意の程を…)

理想の相手(タイプ)

「彼氏が欲しい」
という相談を受けると、
とりあえず、
「どんな感じの人?理想のタイプはありますか?」
というお決まりの返答をする。
そうすると、
多くの人が定型文のような返答をしてくる。
「優しくて真面目な人」
年齢が若ければ若いほど、この傾向は強い。
経験値が高くないので、
そう返答するのもムリはない。
ただ、年齢的にも酸いも甘いも知っているような人が
コレを理想としていると、いささか面倒である。
このような返答をしてきた場合、
まぁ、社交辞令的な理想論なら許せる。
しかし、本気でそう思っているのなら、
『困ったちゃん認定』をせざるを得ない。
気持ちはわかるのだが…。

優しい人とは?


そもそも、『優しさ』とは何だろう?
ちょっと考えてみる。
多分、イメージとしては、
『穏やかな感じで、滅多に怒らない人』
『心が温かく、思いやりがある人』
大半の人が、
そんなイメージを持っていると思う。
単に『優しい』と言われても、
その概念は広く、極めて抽象的な言葉である。
個人的には、この言葉を使うのなら、
「思いやりのある人」をチョイスする。
こちらの方が、より具体的でわかりやすい。

そもそも、『優しさ』には別の側面がある。
『優しさには厳しさが同居している』
これが結構重要なのだが、
このことが抜け落ちているように思う。
時として、厳しく接することも、優しさなのだ。
『厳しさ』がない『優しさ』は、
ただ単に『甘い』というだけのこと。

それならば、
「わたしに甘い人」と言えばいいだけ。
屁理屈と言われたら、そうである。
ただ、言葉には力があるので、
できるだけ忠実に願望を言った方がいい。
『言葉の力』を侮ってはいけない。

屁理屈ついでにもう一言。
そもそも、『優しい』という人は、
誰に対しても優しいモノである。
あなたにも優しいが、他の女性にも優しい訳だ。
そのことがわかっていますか?
なので、『優しい男性』をチョイスした場合、
そのことがわかっていないと、
余計な嫉妬心が芽生えてしまうので、注意が必要。
(優しい男性は、正直に言って、モテます)
そこで大事なことは、
そういう局面でも、余計な嫉妬をしない、
度量(器)を形成していくこととなる。
要は『忍耐』が試させられる訳だ。
それも、人(あなた)に課せられた
試練の一つなのかもしれないが、
なかなかキツイものがある…。
こういうことがわかっている人は、
理想で願望ではあるが、
『優しい人』という言葉を安易に使わないように
と思ってしまうのだが…。

真面目な人とは?

もう一つのワード、『真面目』
この言葉を使う人の末路はだいたい見当がつく。
正直、『イバラの道』である。
というか、別れる傾向が強い。
まぁ、両者が同じ真面目タイプなら
うまくいくのだが…。
冷静に考えて欲しい。
そもそも、『真面目』ほどつまらない人種はいない。
だって、枠の外に出たりしないのだから。
人生にはダイナミックさも必要。
そういう冒険的なことは、
このタイプの人達はまずしない。
人生という長い道のりには、
時として刺激という名のスパイスも必要。
そういうモノを嫌う、タイプ同士ならよいのだが、
人間という生き物は、なかなかそうは出来ていない。
要は、振り幅(度合い)の問題で、
極端になってしまうとダメなだけで、
ほどほどなら許容範囲である。
まぁ、人によって『真面目』の範囲が違うとは思うが、
敢えて言葉にする必要はないかと思う。
個人的には
『真面目は許せないが、勤勉は許す』
といった感じだ。
歌手の尾崎豊(故人)も言っている。
「マジメなんかクソ喰らえ」
激しく同意である。
要するに、
『真面目』がいいということは、
「退屈ではあるが、刺激の少ない人生がいい」
と宣言しているようなモノ。
それでイイのなら、こちらとしては何も問題はない。
基本的に『真面目な人』というモノは、
性格も考え方も型にハマりやすい。
一見、安定はしているが、
その実はものすごい退屈な面が強い。
勘違いしやすいのは、
真面目が普通とイコールになると思っていること。
本来は、似て非なるモノなのだが…。
個人的には、『勤勉』という言葉をおすすめする。
こちらだと、
『仕事などの一つの分野(ベクトル)に対して真面目』
といったような意味合いが強く、
全てに真面目とは限らない。
まぁ、勤勉な人は、
基本的にはすべてに真面目路線なのだが…。
幾分は、言葉の力が軽減されるので、ぜひ。

まとめ


理想の相手の条件に
「優しくて真面目な人」と言わない方がベター。
特に高年齢の人は、
「メルヘンな人」と思われるので、要注意。
条件を出すなら、
抽象的ではなく、より具体的に言った方がスマート。
個人的には
『思いやりがあって勤勉な人』という理想を強く押す。

『優しい人』は誰にでも優しい。
決して、あなただけに優しい訳ではない。
優しさには厳しさも包含されている。
時として、厳しく接することも優しさとなる。
優しい伴侶には、忍耐がつきもの。
決して、余計な嫉妬はしないこと。
(肝心な嫉妬はケースバイケース)

『真面目な人』は基本つまらない。
真面目同士はうまくいくが、
そうでないと高い確率でうまくいかない。
真面目な人は性格も考え方も型にハマりやすい。
というか、枠内の人生になる。
退屈さが我慢できれば、それでよいが、
なかなか難しいことである。
真面目はすべての範疇なので、始末が悪い。
部分的な真面目の勤勉程度がベスト。
『勤勉』という言葉を強くすすめる。


(追記)
ちょっと屁理屈の度合いが強かったかもしれません。
ただ、基本コンセプトが本音なので、
ご容赦のほどを…。

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