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しまなみ海道・秋の音楽休暇村2023!テンプル・コンサート「クロイツェル・ソナタ」へ行ってきます♪

今日は楽しみにしていたコンサート!
子どもをおいてコンサートに行くのは多分10年ぶりくらいになるため、楽しみやら緊張するやら……
仕事に追われなんと当日になってしまいましたが、せっかくなので予習をしてみたいと思います。

しまなみ海道・秋の音楽休暇村2023とは

「しまなみ海道・秋の休暇村」は2020年にスタートした音楽祭。尾道の「アート力」が大集合する、しまなみ海道を彩る音楽の祭典です。しまなみ海道・秋の休暇村には、次のような5つのコンセプトがあるのだそう。

1 .音楽を身近に
2 .文化芸術の融合
3 .次世代育成
4 .国際交流豊かなまちづくり
5 .地域の文化施設の有効活用

このなかで私が一番気になっているのは「文化芸術の融合」。一応、美術/音楽の世界の末端の末端の末端……で活動する者として、美術的な側面にも心惹かれるのです。例えば今回のテンプル・コンサート「クロイツェル・ソナタ」でおこなわれる書道パフォーマンスや、「展覧会の絵」ファミリー・コンサートでの美術専攻学生・卒業生らとのコラボレーション。

そもそも私がこちらの音楽祭を知ったのは、コンサート用の絵画を制作するアーティストを募集する、Xのポストを見かけたからなのでした。「展覧会の絵」ファミリー・コンサート、こちらもスケジュールが合えばぜひ行きたいな……。全日程はしまなみ海道・秋の休暇村2023の公式サイトから確認できます。

「クロイツェル・ソナタ」ってどんな曲?

さて、今回のテンプル・コンサートで演奏される「クロイツェル・ソナタ」。バイオリンを弾く方から何度か「クロイツェル」という言葉を耳にしたことがあるものの、イマイチどんな曲かわかっていません(汗)公式サイトではこのように紹介されていました。

ベートーヴェンが1803年に作曲した、ヴァイオリンソナタの最高傑作「クロイツェル」。1889年出版のトルストイの名作「クロイツェル・ソナタ」は、嫉妬にかられて妻を殺してしまった男の告白話です。ピアノをたしなむ妻が浮気する相手、トルハチェフスキーはヴァイオリンの名手で、一緒に「クロイツェル」を奏でたことをきっかけに、2人の関係は深まります。「禁欲」をテーマとするこの物語を、1923年になって音楽に仕立てたのが、チェコの作曲家ヤナーチェク。弦楽四重奏曲第1番「クロイツェル・ソナタ」は20世紀を代表する弦楽四重奏の名作として知られています。

しまなみ海道・秋の休暇村2023

ほかにもちょっと調べてみたのですが、まずはベートーヴェンがヴァイオリン・ソナタ第9番の「クロイツェル」を作曲し、それを受けてトルストイが男女の愛憎劇を描く禁欲をテーマとした物語を生み出したのだそうです。ふむふむ、このストーリー、一瞬「カルメン」を思い出しちゃいました。

そしてトルストイの物語から着想を得て弦楽四重奏の「クロイツェル・ソナタ」を作曲したのがヤナーチェク。名作が名作を生む連鎖なのですね、すごい!ちょっと間に合わないですが、光文社古典新訳文庫からトルストイの「クロイツェル・ソナタ」が出てるみたいなので、作品を読んでからコンサートに臨めばよりおもしろかったかもしれない……。

●ベートーヴェン:ピアノとヴァイオリンのためのソナタ第9番「クロイツェル」(弦楽五重奏版)
●ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第1番「クロイツェル・ソナタ」

今日演奏されるのはこちらの2曲!しっかり聴いてきたいと思います。

会場は趣のあるお寺「遊亀山浄泉寺」

浄泉寺は尾道市西久保町にある浄土真宗本願寺派のお寺。
浄土真宗本願寺派(西本願寺)が運営するウェブメティア「他力本願ネット―人生100年時代の仏教ウェブメディア―」からの情報によると、こちらのお寺、今回のコンサート以外にも「お寺でフェスタ!」などいろいろな音楽イベントを開催されているみたいです。

和と洋のコラボレーション、素敵ですね。お寺って、たくさんの人がさまざまなことを祈りに来る場所。そんな場所で聴く「クロイツェル・ソナタ」、コンサートホールで聴くのとは一味違った響きが味わえそうでわくわくします。

演奏者5名の紹介

今回演奏を聴かせてくださるのは、以下の5人です。

小島燎、北田千尋(ヴァイオリン)
イェルン・サイス(ヴィオラ)
上村文乃(チェロ)
アレクサンドル・バイル(コントラバス)

ヴァイオリンの小島燎さんはしまなみ海道・秋の休暇村の総合プロデューサーでもあります。フランス・パリでヴァイオリニストとして活動しながら、故郷広島で指導者・公演プロデューサーとしても活躍されているのだそう。

毎年夏になると、パリの気鋭の若手音楽家が集い、その街自慢のお城や教会で素晴らしい演奏を繰り広げ、地元のお客さんたちは大喜び。終わると、弾き手も聴き手もワイン片手に交流会。「こんな素敵なことが尾道でもできないだろうか!」と思ったのが「音楽休暇村」立ち上げのきっかけです。

しまなみ海道・秋の休暇村2023

こちらは小島燎さんの言葉です。なんて素敵な試みでしょうか!演奏者とお客さんの距離が近い、気軽に参加できる音楽祭を目指していらっしゃるのですね。さらに、将来的にはヨーロッパからもアーティストを招き、国際交流も進めていきたいのだそう。実際に今回も、11月3日に「名曲と絶景とワインと」プレミアム・コンサートと称してフランスのヴァイオリン界の巨匠ジェラール・プーレ氏との演奏が予定されています。

書道パフォーマンスもあります

今回のコンサートで楽しめるのは演奏だけではありません。高田桂帆さんの書道パフォーマンス、とても気になります!

高田桂帆さんの公式サイトによると、伝統を大切にしながらそこから広がるモダン・カジュアル ・斬新さなど、現代の感性を融合した表現をめざして活動されているのだそう。産経国際書展現代部門の特選や日本・フランス現代美術世界展入選など、いろいろな賞も受賞されているということでした。

今回のパフォーマンスの詳細は明かされていないようですが、とっても楽しみ!期待が高まります。

テンプル・コンサート「クロイツェル・ソナタ」は今日の16時から♪

さて、子どもが起きないうちにと思ってかなりの駆け足で予習しました。曲についてはもっともっといろいろ調べたかったところですが、もう子どもが起きてきそうなので諦めたいと思います(涙)

本日のテンプル・コンサート「クロイツェル・ソナタ」、けさの4時40分の時点ではまだ席が空いていました。近くにお住まいで聴いてみたいと思われる方は、こちらにチケット購入方法が記載してあるので、急ぎご購入くださいね。STORESからの購入が簡単です。

字ばっかりになってしまって読みにくかったと思いますが、読んでくださった方どうもありがとうございました。それでは楽しんできたいと思います♪

★コンサートの感想はこちらです

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