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「19歳までに手に入れる7つの武器」(樺沢紫苑著)で41歳の私が整えに挑戦した感想文

「〇才までに~」系の本は多いですが、人生のステージというものは存在し、やるべきことは確実にあると思っています。

モンテッソーリ式の幼児教室を開いている私としては、年齢や発達段階に応じた取り組みで子どもが伸びる様子を日々目の当たりにしており、精神科医の樺沢先生が書いた「19歳までに手に入れる7つの武器」は、脳科学や体の発達も書かれていると、発売前から楽しみにしていました。

子どもの発達段階は、学者によって定義に少しずつ差はあるものの、大まかにはあまり変わらず、モンテッソーリ教育の創始者で医師のマリア・モンテッソーリは、以下のように定義しています。

0~6才 幼児期
6~12才 学童期
12~18才 思春期
18~24才 青年期 

つまり、「19歳までに手に入れる武器」とは、思春期までに必要な力を付けて、青年期(興味のあることを学び、社会に生かしていく時期)で使う力ということ。

喜び勇んで、出版記念講演にも参加し、樺沢先生とお写真を撮っていただき、最前列をキープして臨んだところ、大失態を犯します。

常日頃、睡眠不足の私、途中で眠くなる……!!

樺沢先生の講義は、本の内容に沿って「整えて・つながり・行動する」。「整える」では、「睡眠不足でバカになる」とのこと……。まさにそれです。

当時の私、平均睡眠時間は5時間くらいで、圧倒的睡眠不足。しかも夜ふかししてすることは、YoutubeとSNSなので、デジタル依存症。これはダブルでダメ。マジで寝ないとダメだと決意。

RPGでいうとレベル1。

Step1まずは「整える」ことからやってみよう!

とりあえず始めたのが、AndroidのスマホにGoogle Fitアプリを入れて、睡眠時間の記録と、万歩計での歩数記録で、睡眠と日常の運動を可視化。

それだけでも意識が強くなり、睡眠時間がだいたい6時間~7時間になり、8時間のことも。

コーヒーは3時以降飲まず、お風呂に早く入るようにして、寝る前のパソコン、スマホを控えめにしたり、飲酒は週末のみにしたり、寝室を真っ暗にしたり、対策をして、整えていきました。

朝散歩はきっかけがないと難しいと感じたので、メルカリを始めて、朝の発送にし、ポストかコンビニまで行くことにしました。朝散歩とともにお小遣いもゲット。まさに早起きは三文の得!

それに夕方買い物などを加えて、一日4000歩を目標に歩くようになり、一週間で8割がた達成するように。

そんな整えの日々が続くと、昼間の眠気が減り、頭もすっきりして、イライラが減ってきました。コントロール力やレジリエンスもレベルが上がったようです。

そうすると、Step2の「つながる」は以前から意識していましたが、つながりから新しい仕事が舞い込んできました。講師業の仕事2つ、相談のお仕事1つです。しかも1つは、以前から是非やりたかった、市の子育て講座のお仕事でした!

自分の興味(好奇心)から、本を読んだり勉強してきたことを(読解力)、お話して伝える(アウトプット力)が講師業ですので、Step3の「行動する」まで順調に来ました。

♪テレッテレー(レベルが上がった音)

とはいえ、整えもまだ途中。睡眠環境や時間をもっと整え、運動も開始して、どんどんレベルを上げて、仕事がバリバリできるようにしていきたいです!

樺沢先生、大切な出版記念講演で、最前列で寝てしまって本当に申し訳ありませんでした!!この失敗(1/100)を自分なりにフィードバックしましたので、経験に変えていきたいと思います!!

自分自身がそうですが、女性で子どもがいる方は、妊娠初期から夜の睡眠が細切れになり、授乳期、子どもが小さい時に中途覚醒で起こされたり、その後は短時間睡眠に慣れている分、リベンジ夜更かしにつながりやすいと感じるので、私が整えて、「ママの睡眠整え」の発信ができればいいなと思ってます。

子どもの能力を伸ばすプロとして「第5の武器 読解力」の感想

教育関係のプロとして、第1~7の武器すべてにたくさんの感想があるのですが、「読解力」をフューチャーしての感想を。

「読解力について書かれた本は案外無いですよ」

樺沢紫苑(出版記念講演にて)

これは、本当にそうなんですよ!!

学校の成績もそうですが、それ以上にリアルな状況を読んだり人の心を読んだりする「読解力」は、生きていく上でとても必要であり、子ども時代に伸ばしておくべき力だと、教室運営の中で感じていました。

読解力の伸ばし方について、いろいろリサーチしましたが、

・塾に行っても読解力はつかないというデータ(塾では国語のテストの解き方は教えてくれるが、読解力とは違う)
・本をたくさん読んだからといって読解力が高いわけではないというデータ

があり、私たちが思い付きそうなこととは反対の結果が出ています。

じゃあ、どうすればいいのか?本を探しましたが、明確な答えが書いてある本はずっと探せず、一冊だけ見つけましたが、言及は少しでした。

「19歳までに身に付ける7つの武器」には読解力の上げ方について、1章まるごとたっぷりと書かれています。それも国語のテストの読解力ではなく、生きるために必要な読解力です。この章だけでも貴重なので、どなたにもおすすめしたい本です。

インプット(読書)したら、アウトプット(感想を話す、書く)して、語り合うなどでフィードバックを受けること。

これは、私も意識していきたいですし、子ども達にもぜひ意識して促していきたいです。

それから、お子さんにはラノベを読んで、楽しい読書を味わい、人生を変える一冊に出会っていくこと。

読書が習慣になり、人生を変える一冊に出会ってほしいなと思います。

私自身、「視座を変えてくれた」何冊もの本があり、価値観が変化して、仕事にも生かされ、自分自身にも生かされています。

樺沢先生を知った本「最新科学から最高の人生をつくる方法 精神科医が見つけた3つの幸福」もそうですし、その後に出会った「毎日を楽しめる人の考え方」、「アウトプット大全」(この本の企画書の書き方で市の子育て講座の仕事が決まりました)、「父滅の刃」(ずっと謎だった父親による子どもの接し方が分かり、パパ向け子育て講座を開催しました)で、新しい視座ができ、仕事にも生かせました。

本と出会って、何を読み解き、どうアウトプットするかは、読んだ人の能力次第。今後とも読解力や、様々な武器のレベルを上げて行こうと思います!


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