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人生は短い



10年以上前の写真です。
息子も今はもう28歳になりました。
お空に行ってしまったプリンさんは、
いつも誰かにくっついて寝ていました。
懐かしく、微笑ましい一枚です。


2023年12月20日

人生は長いようで短い…のかもしれない。

50年生きてきて思うことは人の成長はどこかで止まってしまうものなのかもしれないということ。子供の頃は漠然と年を重ねたら、人は立派な精神を持つ人間になると思っていた。
けれど、そんなことはあるわけはない。いつくになっても幼稚な考えをする人は大勢いるし、自分の事しか考えない人たちは本当にたくさんいる。
だからといって、それが不満だとかそういうことではなくて、それぞれの段階があって学びながら成長するものなのかもしれない。自分だって50歳になったけれど、どれほどの大人なのかはわかないものです。

この世の中はまだまだ自分のことで精いっぱいの人であふれている。

どんなに便利になって、時間に余裕が生まれても、自分のことでいっぱいいっぱい。
時々思うことは、人は何のために生きているのか?ということ。
毎日同じように朝を迎え、毎日同じようなことをして生きている。それは平和なことでとてもありがたいことなのだけれど、変わり映えのない日々を生きることは人間としての進歩は見込めないのかもしれない。

人生が100年続くとして、なにをすればいいのか?

充実感を得るためには、なにかの成長の手助けをすることかもしれない。一番わかりやすいのは子どもを育てること。子育てをしているときには、変わり映えのない日々とは無縁となって、自分の人生について考える余裕すらなくなる。それは大変なことでもあり、日々が新鮮な毎日でもある。人でなはなくても、動物、植物などを育てていても自分がなにかの役に立っているという感覚を味わえる。そして、なによりもそこには愛が生まれて、心も潤って、より充実感を得ることができる。

新しいことというのも人に刺激を与えてくれて、人生に彩が生まれる。小さなことでもそれは感じられて、行ったことのない場所、食べたことのないもの、触れたことのないもの、出会ったことのない人たち、それらが与えてくれる新鮮な感覚は自分の中のキャパシティーが広がって、自分の経験値もあがり満足感を得られる。
海外に行って人生観が変わった、という事をよく聞くけれど、それは自分が生きてきた世界とは全く違う世界を経験するのだから、人生観も変わるのは当たり前の話です。自分の見てきた世界は本当に狭く小さな世界だと気づいて、世界には思いもよらない考えをする人たちが大勢いて、今までの当たり前がまったく通用しないことだらけになるのだから。特に日本は世界的にみても平和で清潔な国なので、世界へ行くとあまりの違いに対応しきれなくなる可能性もあります。今でも、戦争はなくならないし、宗教の問題、女性差別、人種差別もある。日本人だって、白人圏へ行けば差別の対象になる。日本の当たり前なんてまったくもって通用しない。

どうして、世界は平和へ向かえないのか?

人が自分のことしか考えないから。
自分だけが良ければいい。という考えでは、平和になるわけがない。自分もみんなも一緒に生きてくためには何ができるのか?を真剣に考えないと、平和にはならない。人はそういないと本当に自分勝手な生き物だから。

今の若者は、蛙化現象などという言葉が流行していて、大好きだった人と交際が始まった途端にその熱が急に冷めてしまうらしい。情けない話ではあるけれど、自分にも経験がないわけではない…。若いときはどうしても夢が先行してしまって、勢いで交際してみるも夢と現実とのギャップであっという間に熱が冷めてしまう。それがいくつまでも続くのがいまの人たちなのかもしれない。ドラマや映画のような人は大概に存在しない。それは自分を見返してもわかるようなものです。自分もそんなに素晴らしい人間でもなく、相手にだけ完璧を求めてしまう点が幼稚なのです。その背景には、SNSなども大きく関係しているようで、SNSの世界ではキラキラしたことだけが蔓延していて、それがすべてリアルな現実だと勘違いしてしまう。たしかに、有名な芸能人のカップルや夫婦の人たちが、いつもキラキラして仲良く過ごしている世界は存在するけれど、その人たちだって喧嘩もするし、お互いに不満に思っていることもあるものです。その上でも、お互いが一緒にいることで楽しく生きられるから関係を続けられるのです。

どんな人間関係にも必ず不満はあるものです。それを受け入れられるのが、大人なのかもしれません。お互いの良くないところを受け入れながら、解決策を探って納得するところを見つけていく。友人関係と違って、夫婦になると共にすごす時間も長くなるし、生活の全般に関与する関係なので、より譲り合いは必要になります。

結婚しない人が増えたり、子どもを望まない人たちが増えたり、それはすべて自分の人生を夢の中だけで生きていきたい表れなのかもしれません。結婚も子育ても、言ってしまえば確かに苦労の方が多いかもしれません。苦労を背負うくらいなら、最初からしない。そんな人たちが増えているのですね。人の生き方は様々なので、それはそれで良いこと。でも、苦労だけではないということもやってみないとわからないものですよ。

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