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若気のフレンチ

2019年2月9日 

物事を分かりやすく伝えようと、比喩や例え話を使うことがしばしばなのだけど、どの辺が伝わって、どの辺が伝わらないのか世代やコミュニティによって微妙である。

先日、「この案件は『横取り40万』じゃん~!」と言ったら『SHOW by ショーバイ!!』知ってる世代が少なく、キョトンとされた。

別の機会に、「リーダーが不在でもプロジェクト自体は進められるよう、『幻影旅団』システムを取り入れよう」と話したら、半分位はわかってもらえた。

複雑化した運用ルールを、ロックミュージック史のプログレからパンクの歴史になぞらえて語ったら、相手にされなかった。

正しいかどうかより、多くの人が納得するプレゼンの有用性を説く際に『クイズ 100人に聞きました』を引き合いに話したら、ことごとく通じなかった。

業務量的に代々一人の担当がこなす仕事に、「これは一子相伝の仕事だから…」と飛天御剣流と北斗神拳とユーモアを交えて伝えたら、そもそも一子相伝の概念を知らなかった。

これから価値観やコミュニティが多様化するにつれ共通言語がより少なくなっていくとすると、例え話も録に出来ずに困るなぁと、スカイツリーとバベルの塔を重ねて更けていく夜だった。

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