パーソナライズのすすめ
はじめに
持ち物にはかなり拘りがある方です。気軽なものでは名入れから色の染め替え、カスタムオーダーにフルオーダーまで「パーソナライズ」と名のつくものには飛びついてしまいます。自己主張強めなのと、人とかぶりたくないという気持ちがどこかにあるんだと思う。愛着も湧くしパーソナライズは最高だと思っています❤
最近数をこなしてようやく自分なりの成功/失敗のパターンが見えてきましたところ、ちょうど納豆たまごはんさんも同じような記事を書いていらしたのです!そうそうそうなんですよ…特に靴は難しいですよねぇ…と思いつつ自分版も書いてみたいなと思いました。
1.一から自分で創造しない
特にフルオーダーの場合、「自分が考えた最強の○○」を創造しない。これが一番大事だと思っています。
「自分が考えた最強の○○」がまだ世に量産されていないのはきっと理由があるので考えてみるべきです。単純に原価、コストの問題な場合はいいとして、大体は量産してもデザインや着心地的に売れないからないんです。自分の解像度はその程度であるというのを大前提として考えましょう。
以前ベトナムでお気に入りのワンピースを持参し、お店にあった素敵な柄の生地を指さして「この生地でこれと同じものを作ってほしい」と伝えたところ別の生地で作るようにアドバイスされました。元のワンピースがジャージー素材だったのに私が選んだ生地が全く伸びない素材だったのできっと理想通りにはならないよと。それでもいいからとゴリ押しして作っていただきましたが、確かに足さばきがめちゃくちゃ悪かった…。せっかく素敵な生地だったのにもったいないことをした…。
特にフルオーダー慣れするまではお店で出している既にあるデザインから選んでカスタムオーダーにしたり、既製品を持って行く場合も元のアイテムの良さを生かして微調整程度で作るのが無難です。
勿論そこを理解した上で敢えて「自分が考えた最強の○○」を作ってもらうのもとても素敵なことです♡私もいつかその境地に行きたいな~と思っています☺
2.お店選びは慎重に
これもとても大事な要素。カスタムにしてもフルオーダーにしてもお店選びが出来栄えを大きく左右します。やっぱり餅は餅屋に頼みたいですよね。
特に服を作ってもらう場合、大体はアトリエさん毎に決まった型紙がありカスタムオーダーとして頼める形がいくつかあると思います。その中に自分の理想の形がないか血眼で探しましょう。もし理想の型紙を既に持っているアトリエさんを見つけた場合、それをベースに自分に合わせて一部カスタムする方が成功しやすいです。相手も作り慣れているものなので+αの提案をしてくださったりします。
それに自分が叶えたい軸を決めて、他はプロの意見を取り入れながら決めていくことになりますので自分とセンスが近い方を探すのがとにかく大事です。
ここまでで大体80%決まってしまうので、妥協せず後悔のないよう熟考します。納得できるお店が見つからない場合は一旦寝かせて年単位で考えることもあります。
3.安易に奇抜な色にしない
ここでの奇抜の定義は「自分のファッションのテーマカラーから外した色にしない」という意味です。何故ならオーダーの場合試着が出来ないからです。カスタムオーダーだとサイズが合う物の試着はできますが、自分が希望する色までサンプルを揃えている可能性はほぼありません。そこを自分の想像力で補う必要があります。
私の場合はベーシックカラー+差し色でくすみピンクを入れるようにしているので、黒やグレージュ、白で作ってもらいます。ここにいきなり鮮やかなオレンジを入れても私には使いこなせないし、なりたいテイストともちょっとずれてしまいます。「このコーデにピンクの靴を合わせたいのにどこにも売ってない!」ということがない限りはベーシックカラーでオーダーですね。
小さな生地見本で可愛い色と、大きな面積になって可愛い色ってやっぱり違うんですよね…。後はオーダー靴の場合サイズはぴったりだけどデザインはそこまで好みじゃないことも多く、靴を主役にしないコーデになるのでやっぱり黒が無難です。
4.潰せるリスクは潰す
例えばバッグを染め替える時、どこまで染められるか。地の色は多少透けそうか?靴をサイズオーダーする時、この形で色が黒だとどんな感じになるか?爪先や踵を傷つけちゃった場合のメンテが楽そうな素材か?などなど、お店に行く前に可能な限りのおきうるリスクを考えておきます。何故なら私は素人なので、後から絶対に考えてもなかった懸念事項が出てくるからです。
事前に考えていなかった場合はその場で決めていくことになりますが、その場のノリでなんとなく良さそうだと思ったものを選んだりなんとなくでお店にお任せしすぎると大体失敗します。できるだけ事前にリスクを洗い出しておき、当日決断するポイントをできるだけ減らしましょう。
当然ある程度はお店にお任せすることになるのですが「○○は絶対叶えてほしい、その他は意固地にならずにお店で相談して決めよう」と決めておくだけで大分気持ちが楽になるし失敗しにくくなります。
5.リセールバリューを考えない
特にバッグや時計だとリセールバリューは無視できません。アイテムの色変えをしたり刻印した場合、ハイブランド品だったとしてもリセールバリューはかなり下がると思っておいた方がいいでしょう。実際まだ古着屋さんに持ってったことはありませんが古着屋さんの商品で刻印されているものは殆どないですよね…。
それを覚悟したうえで、堂々と無視します。
無視しないと色変やイニシャライズ、刻印なんてできません。多分死ぬまで手放さないので死後のことはどうでもいい、二束三文でも構わないと腹を括りましょう。腹を括れない時はまだオーダーしない方がいいです。多分後から後悔します。
終わりに
つらつらと書いてしまい、「オーダーて大変そう」「めんどうくさそう」「コスパ悪そう」と思われる方も多いかと思いますが、とにかくデザイン時から待ってる間、出来上がり品を手にするまでめっちゃくちゃ楽しいので本当にお勧めです♡勿論出来上がったアイテムへの愛着もひとしおです。
次は子供が絵を書くようになったらその絵を使ったキーリングを作りたいなぁ…と妄想しています🤣♡
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