見出し画像

テーマのフレキシビリティと拡張性について

Lightningテーマの`/_g3/template-parts/site-footer.php` 内で 、`lightning_get_template_part('template-parts/site-footer');` を呼び出している理由:



### 1. テーマのフレキシビリティと拡張性

テーマが特定のパーツ(例えばフッターナビゲーションやフッターウィジェット、コピーライト)をモジュール化しており、それらを一元管理したい場合があります。この場合、`template-parts/site-footer.php` 内でフッターの主要なコンテンツを定義し、さらに同じファイル内で `lightning_get_template_part('template-parts/site-footer');` を呼び出すことで、特定の部分を再利用しやすくすることが目的です。


### 2. テーマのコンポーネント化

テーマのフッター部分を複数の部品に分割して管理しやすくするために、コンポーネント化している場合があります。例えば以下のような構成になっているかもしれません。

コード例:

#### `template-parts/site-footer.php`

```php

<?php
// フッターナビゲーションを表示
lightning_get_template_part('template-parts/footer-navigation');

// フッターウィジェットを表示
lightning_get_template_part('template-parts/footer-widgets');

// コピーライトを表示
?>
<footer>
   <p>© 2024 My Website</p>
</footer>

```


#### `template-parts/footer-navigation.php`

```php

<?php
// フッターナビゲーションのコード
?>
<nav class="footer-navigation">
   <ul>
       <li><a href="#">Home</a></li>
       <li><a href="#">About</a></li>
       <li><a href="#">Contact</a></li>
   </ul>
</nav>

```

#### `template-parts/footer-widgets.php`

```php

<?php
// フッターウィジェットのコード
?>
<div class="footer-widgets">
   <div class="widget">
       <h4>Widget 1</h4>
       <p>Widget content...</p>
   </div>
   <div class="widget">
       <h4>Widget 2</h4>
       <p>Widget content...</p>
   </div>
</div>

```

このように分割することで、各部分を個別にカスタマイズしたり、置き換えたりすることが容易になります。


### 3. テーマの維持管理性の向上

コードを再利用することで、テーマのメンテナンスが容易になります。例えば、フッターナビゲーションやフッターウィジェットのデザインや機能が変更された場合、それぞれの部品だけを修正すれば良くなります。


### 4. テーマのコードの可読性向上

関連するコードを一つの場所にまとめることで、コードの可読性が向上します。どこでどのような部分がフッターを構成しているのかが一目で分かりやすくなります。



このような設計は、特に大規模なテーマや多機能なテーマで有効です。しかし、状況によっては過剰にモジュール化することが逆にコードの複雑さを増す場合もあるため、適切なバランスを保つことが重要です。

site-footer.php のファイル内では他のテンプレート部品を適切に呼び出してフッターを構成していますので、自己参照が起こらないように設計されています。

自己参照の問題が起こるのは、同じファイル内で自身を再帰的に呼び出す場合です。しかし、ここでは異なるテンプレート部品を呼び出していますので、それぞれの部品が別々のファイルに記述されているため、自己参照の問題はありません。

この設計により、テーマのコードがよりモジュール化され、保守性と可読性が向上しています。各部品は個別に修正や更新が可能であり、必要に応じて追加や置き換えも容易です。

例えば、lightning_the_footer_copyight(); のような関数が呼び出されることで、特定のコピーライトを表示するための処理が site-footer.php 内にまとまっています。同様に、他の部品もそれぞれの役割を担い、lightning_get_template_part() を用いて適切に組み合わせられています。

この設計により、テーマのフッター部分が複数のファイルに分割され、コードの再利用性や保守性が向上しています。また、各部品が個別にテストや変更が可能であり、テーマ全体の可読性も高まっています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?