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可変関数とは

可変関数とは、PHPで関数名を変数として扱う方法です。これにより、実行時に動的に関数を呼び出すことができます。
また、任意の関数名を変数に格納して、その変数を通じて関数を呼び出す方法です。




可変関数を使って関数を動的に呼び出す方法:

### コードの説明

1. **関数の定義**:
  - `foo()`: メッセージを出力する関数。
  - `bar($arg)`: 引数を受け取ってメッセージを出力する関数。
  - `echoit($string)`: 渡された文字列を出力するラッパー関数。

2. **関数を変数に格納**:
  - `$func = 'foo';`: 文字列 `'foo'` を `$func` に代入。
  - `$func = 'bar';`: 文字列 `'bar'` を `$func` に代入。
  - `$func = 'echoit';`: 文字列 `'echoit'` を `$func` に代入。

3. **可変関数の呼び出し**:
  - `$func();`: `$func` に格納された関数を呼び出す。



### 実行結果

```php

<?php

function foo()
{
   echo "In foo()<br />\n";
}


function bar($arg = '')
{
   echo "In bar(); argument was '$arg'.<br />\n";
}


// これは、echo のラッパー関数です。
function echoit($string)
{
   echo $string;
}


$func = 'foo';
$func();        // This calls foo()

$func = 'bar';
$func('test');  // This calls bar()

$func = 'echoit';
$func('test');  // This calls echoit()

?>


### 出力

```
In foo()
In bar(); argument was 'test'.
test

```


### 解説

1. 関数の定義と使い方:
foo(), bar($arg), echoit($string) のそれぞれが異なる形式で関数を定義しています。

2. 変数に関数名を格納:
$func = 'foo';, $func = 'bar';, $func = 'echoit'; のように、関数名を文字列として変数に代入します。

3. 可変関数の呼び出し:
$func() を使って、変数に格納された関数を動的に呼び出します。


この方法を使うことで、実行時に動的に異なる関数を呼び出すことができ、柔軟性のあるプログラムを作ることができます。特に、関数名を動的に決定する場合や、コールバック関数を使う場合に便利です。

初心者の場合、次の点について理解を深めると良いでしょう:

• 関数名を変数に格納する方法
• 変数を使って関数を呼び出す方法
• 関数の定義と呼び出しの基本


これにより、可変関数を理解し、自分のプログラムに応用することができるでしょう。

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