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2023.5.3 ごみフェス

5月3日に五反田の東洋製罐グループの本社で行われたごみフェスに行ってきました。
きっかけはマシンガンズ滝沢さん(環境省サステナビリティ広報大使)のTwitter。

お仕事をしていても、昨今SDGsについて考える機会が多く、ごみについても関心があったので参加してみました。
テーマは「しなきゃからしたいへ!」

「ごみ」について、私が一番衝撃を受けたのが、大学生のころ。
県境を2つ超えて大学に通うという毎日が小旅行ような生活を送っていたのですが、場所が違うとごみの回収方法が違うということに驚きました。
具体的には、プラスチックごみの扱いです。普段は燃えるごみとして捨てていたものが、大学では「洗って、プラスチックごみ」という扱いになっていたから。
ええ、燃えるごみじゃないのー?と思ったのですが、これはプラスチックが低い温度で燃やすとダイオキシンが発生してしまう影響で、焼却炉の温度によって、変わるんだよ、と誰かが教えてくれました。なるほどね。
まあ、通学がしんどくなって、別の大学に転校してからは、実験づけの毎日だったため、試薬や器具の捨て方というのが、もっと細かかったのはまた別のお話。笑

まあ、そんなこんなで「地域によってごみの分別や回収方法が違うこと」について興味があったので、自分の住んでいるとこのごみの分け方のリーフレットを持参。(変なヤツ)
品川区の清掃事務所の方がブースを出されていたので、お話をうかがうことができました。
職員さんがうちの「資源物」に分類されている「布類」(カーテン、衣類、毛布、ぬいぐるみ)を見て、「これは提携している業者さんがいないと回収ができない」と教えてくださいました。新たな発見。
品川区のごみの分別方法のリーフレットをいただき(区民じゃないのにすみません。)見比べると面白いです。
資源の分類細かい…!うちでは可燃ごみとして出しているものが資源だったりするんだなぁ。(滝沢さんのTwitter見ても「あれ?それ可燃ごみじゃないの…?」という投稿があったりする。)でも、出すときの指定の袋(うちは有料)とかなさそう?回収ステーションの規模も違う?都内ってステーションにペットボトルやカン・ビン用ネットが設置してないのか?(直置きで散乱しているというお話を聞いて)実際住んだとして感覚的に資源になるプラと可燃ごみのプラが分別できる?そこよくわからんぞ…? といろいろ考えるのは楽しいですね。

会場内は、ゲームなどお子さんが楽しく学べるようなアトラクションがたくさんありました。

使い終わったペットボトルをネットに投げ入れるPETボトルシューター。
3PET中2PET入れるというコントロールのよさを発揮。
大人げない。おじさまが褒めてくれた。恐縮です。
これはペットボトルのキャップを入れて、うまくゴールまで転がすゲーム。
ゲームの才能0なので、初手で断念。
ペットボトルキャップ投げの大会開いているyoutuberさん(今は芸人さん?)いたな。

15時からは現役ごみ清掃芸人さんによるトークセッション
ガラ林さん(坪井さん)、タケウチパンダさん、滝沢さん
印象に残ったお話を紹介させていただきます。配信もしてた?のかしら?

  • 可燃ごみのうち40%は食べ物。そのうち40%は未開封など手つかずのもの。

  • ごみはなぜ臭いのか?→生ごみを水気を切らずに捨てる→腐る(微生物は対数的に増殖する)そのごみ袋が破裂すると、「ゴミじる」が噴き出す。清掃員さんはそれが道行く人にかからないようにするために、時には自分が盾となる。

  • ごみって何種類あると思う?→「可燃ごみ」「不燃ごみ」の2種類。資源はごみじゃない!

  • ペットボトルは年間262億本流通している。うち93%は回収されるが、残りの7%(18.3億本!!)は行方不明(ごみステーションから飛ばされるとかポイ捨てとか)→マイクロプラスチック問題にも発展

  • 3R「Reduce(リデュース)」「Reuse(リユース)」「Recycle(リサイクル)」に加えて「Respect(リスペクト)」(=尊重する、大切にする、思いやる)の気持ちが大切。ごみステーションに捨てたら終わりではなく、1日かけて回収する清掃員さんの気持ちを考えたら、ごみの出し方は変わるはず。

お仕事先でもお掃除のおばちゃんがいます。ごみを袋にパンパンにして出すと、重くて持ち運ぶことができません。ちょっと考えれば分かること。
反省することもあるし、勉強はいつまでたっても終わりませんね。

清掃員というお仕事ってどうしてもマイナスなイメージがつきまとう。外国人労働者の労働環境とかの問題もあったり。コロナ渦のマスクなどの捨て方とかね。
ですが、イベントでお会いした滝沢ごみクラブの方や品川区清掃事務所の方、東洋製罐の方やボランティアの方が生き生きと楽しそうにしてらっしゃること、意識的に変えていこう!という熱量に圧倒!お笑い芸人さんが多数出演されていて、学びあり笑いありの楽しいイベントでした。
町で清掃車見つけたら、道を譲るようにしよう。運転ヘタだけど。リスペクトをもって人と接したいです。

滝沢先生のご著書
滝沢秀一『すごいゴミのはなし ゴミ清掃員、10年間やってみた。』Gakken、2022.7
小3~4向けとのことですが、トークセッションの内容も含めて大人でも勉強になります。その日の夜に一気に読んでしまえるほど読みやすかった!豆知識とかイラストとか!
結構、数値的なもの「あと〇年で…」「フードロスのデータ」が出てきますが、この文献が参考にならないくらい、ごみやロスが減るといいなーなんて。技術の進歩で再生できるものが増えたりとかね!高分子化学とかもっと勉強したかった…!興味のあることが多すぎる!!

あとは、お笑いファン目線だと、毎週レッドカーペットで見ていた方(ごめんなさい、当時、滝沢さんが金髪でネタ的にもすごく怖かった…笑)とお話できて(ほんと、緊張しすぎて何話したか覚えてないんだけど。でも「どこから来たの?」「〇〇です」「〇時間くらいかかるじゃん」と田舎から来てるのにどこか分かってくれるとことか嬉しい。)夢のようでした。握手(ほんと温かい手だったなぁ。)とかサインとかお写真とか…しばらく何が起こったか分からず、やっと落ち着いたところ。前日に悲しい出来事があったけど、行ってよかった!
THE SECOND、Fブロック代表頼みました!!(何様。笑)

滝沢先生と。

あれ?私こんなに口数多かったっけ??(そりゃTwitterで語りきれないわけだ)