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ダイヤモンド・アンティークコレクション

ダイヤモンドは特別な石です。
毎年、手帳「ムーンプランナー」のために冬至のダイヤモンドタリスマンといってオリジナルコレクションを製作しています。
5年の節目に、過去作品をすべて見て頂けるようにいたしました。


今回は、アンティークジュエリーのコレクションをご紹介します。どちらも1点もの(アンティークジュエリーの宿命ですね)で、当時のダイヤモンドの奥ゆかしくも華やかな輝きが満ちています。

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■指輪■

参考価格 250,000円(税別)
14.5号 プラチナ エドワーディアン・1900年頃 

1900年頃に作られた、プラチナとダイヤモンドの端正な指輪です。
1890年頃から1920年頃までにイギリスで作られたジュエリーを「エドワーディアン・ジュエリー」と呼びますが、それはエドワード7世の治世が1901年から10年であることによります。
貴族が社会の中心となった最後の時代。
その前には母であるヴィクトリア女王が治める「ヴィクトリアン」時代が長く続きました。

マイクロモザイクやエナメル(七宝)など華やかな色遣いが特徴的なヴィクトリアンと対照的に、エドワーディアンは「白いジュエリーの時代」と言えます。宝石はダイヤモンドのみを用い、プラチナやホワイトゴールドを合わせたすっきりと白っぽい、いかにも貴族的なジュエリーが好まれました。

またこの時代、19世紀後半に新大陸でダイヤモンド鉱山が発見され、カッティング技術も大幅に高まったことも影響しています。
こちらの指輪も大きめのダイヤモンドが2つ対になってセットされているにも関わらず、どこかシンプルで爽やかな印象が、華やかさと見事に調和したジュエリーです。

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腕が細く着用すると軽ろやかに指になじみます

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裏面

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■ブローチ■

参考価格 85,000円(税別)
幅約2.5センチ
1880年頃・ヴィクトリアン後期 K14(シルバーコーティング)

イギリス・ヴィクトリア女王の在位、1837年から1901年を「ヴィクトリアン」と呼び、その60年以上に渡る治世に作られたジュエリーを「ヴィクトリアン・ジュエリー」と呼びます。
この時代のダイヤモンドは何といってもローズカット。
輝きにおいては、多くの反射面を持つ後世のブリリアント・カットほどではありませんが、女王の時代ゆえかなんとも女性的な優しい印象が特徴的で、現在も非常に人気があります。

こちらのブローチの素材はK14ゴールドですが、当時の技術で、表面をシルバーでコーティングすることにより、ダイヤモンドがより美しく見えるように仕上げてあります。
ルーペを使うと、ゴールドとシルバーの際を確認することができます。


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ダイヤモンドに光が回る精巧な細工の裏面



ダイヤモンドアンティークコレクションをお買い上げご希望の場合は、お問い合わせより件名に「アンティークジュエリー購入について」とご記載の上、ご連絡ください。

指輪、ブローチのどちらをご検討かも合わせてお知らせ頂けるとスムーズです。

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