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訃報

元地調協特別会員、技術委員会(現、研究・教育部会)副委員長の大浦基弘様が去る6月13日(火)75歳でご逝去されました。
謹んでお悔やみを申し上げますと共に、生前の協会・業界への多大なる貢献に対し、改めて御礼申し上げます。


大浦さんの思い出

 大浦さんの発案で、2011年6月21日付で地調協に「旧研究・教育委員会同窓会」が立ち上がりました。活動内容も大浦さんが既に決めており、年2回のプライベート飲み会(暑気払い、忘年会)となっています。それ以外の活動は基本的にありません。
 会員条件は、大浦さんが部会長を務めていた期間に部会に在籍していたメンバーです。したがって、メンバーが増えることはなく、遅かれ早かれひとりもいなくなる時は必ずやってきます。
 新型コロナが猛威を振るうまでは、欠かさず年2回の飲み会を行っていました。遠路、北海道や長野(大浦さん)からも駆けつけるといった盛況ぶりです。この年代(若者がいない)の話題はやはり、病気の話(生死をさまよったなどのリアル体験談)が半分以上を占めていました。その話題の中心には必ず大浦さんがいました。
 また、私が廃線マニアと知ると、大浦さんがかつて暮らしていた斑鳩にある、天理軽便鉄道法隆寺線の廃線跡を空中写真を用いて力説してもらったことも深く印象に残っています。皆、次の飲み会を楽しみにして閉会しました。大浦さんは閉会後、新幹線に乗って長野の自宅に帰って行きました。
 新型コロナも落ち着きをみせてきたので、久しぶりの飲み会の計画を立てていたところに今回の訃報が届きました。次回の飲み会は、大浦さんを偲ぶ会となりそうです。
 旧研究・教育委員会同窓会の設立は大浦さんからの大きな贈り物です。
                向山 潔(株式会社中央ジオマチックス)

フィールドワークで活躍する大浦氏


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