【声劇台本】勇者と伝説の剣

【声劇台本】勇者と伝説の剣

【ジャンル】
コメディ

【登場人物】
・勇者
・母

【台本】

勇者「おぉ!これが伝説の剣……なるほど、これで魔王を倒せるのか!よし!
引き抜けばいいんだな!よっ!……うっ…何だごれっは!?固い……抜けないぞっ!?はぁ…はぁ…はぁ…あれだ!
昨日、筋トレして筋肉痛やからな!
明日やろ!明日!」

そして、次の日

勇者「よし!よし!多分、刺さってる所錆びてるんや!潤滑油持って来たし!行けるやろ!たっぷり付けて…とっ!いくぞ!オラッ!!っ……なん…でや……ねん!おかしいて!誰か下から引っ張ってる?ねぇ?誰かいます?」

そして、後日
勇者は、友人にクレーン車を持って来てもらい
クレーンで剣を吊ることにしました。

勇者「ごめんな!助かるわ~!流石に、これなら抜けるやろ!ほな!お願いな!よし!ええで!巻き上げて!
そうそう!ゆっくり~ストップ!
ちょっと待って!えっ!?これ大丈夫そ?……あぁ!大丈夫……ほな!行こか!ええよ!ゆっくり~ストップ!ストップ!待って!クレーン車傾いてない?
大丈夫そ?えっ?大丈夫!?ホンマに?よし!ゆっくり~ちょ!?えっ!?待って!うわぁぁぁぁぁ!
倒れるーーーーーー!!」

数日後

勇者「無理やて!抜けんて!これ無理て!これホンマに伝説の剣?呪いの剣の間違いちゃう?」

母「たかし!何してんねん!」

勇者「うわぁ!?母ちゃん!何やねん!」

母「あんた、いつまで手こずってんの!ええか、母ちゃんなぁ!昔は
こう見えて、体鍛えてたんや!今は
衰えて行ってんねんけどね……
あんた、若いんやから!これぐらい
抜けなあかんで!ほれ!」

勇者「抜けたぁぁぁぁぁ!?えっ!?嘘やん!何でやねん!」

母「ほら!抜けるやろ!ほな、戻しとくで!」

勇者「待って!ちょちょちよ!戻さんでええねん!おいーーー!何で戻すねん!もう無理やてーーーーーー!」

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