ちちるのぱぱ

どこにでもいるエコノミストです。 自分自身の学び直しを発信するという、ある種の縛りプ…

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どこにでもいるエコノミストです。 自分自身の学び直しを発信するという、ある種の縛りプレイに挑みます。 読んでいただいた方にも、ほんのわずかでも参考になることがあれば幸いです。 とりあえず駄文であっても、続けられることを目指します。 なお、文献の解釈等は私個人の考えです。

記事一覧

【学び直し】アダム・スミスを読んでみたい⑤分業の制約条件~価値のない「分業」はチームの生産性を下げる

(引用元) アダム・スミス(著)高哲男(訳)「国富論」(上)講談社 はじめに今回は、第一編第三章「分業は市場の広さに規制されるということ」の部分になります。 前…

【学び直し】アダム・スミスを読んでみたい④才能をシェアする社会~フェアトレードの原点か

(引用元) アダム・スミス(著)高哲男(訳)「国富論」(上)講談社 はじめに今回は、第一編第二章にあたります、「分業を引き起こす原理について」です。 これまで、…

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【学び直し】アダム・スミスを読んでみたい③~イノベーションの源は「分業」だった?

(引用元) アダム・スミス(著)高哲男(訳) 「国富論」(上)講談社 はじめに今回はアダム・スミスの「国富論」第一編の第一章に当たります、「分業について」その2…

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【学び直し】アダム・スミスを読んでみたい②~農業の発展が遅れる理由

(引用元) アダム・スミス(著)高哲男(訳)「国富論」(上)講談社 はじめに今回はアダム・スミスの「国富論」第一編の第一章に当たります、「分業について」です。 …

【学び直し】アダム・スミスを読んでみたい①エッセンシャルワーカーの重要性

(引用元) アダム・スミス(著)高哲男(訳)「国富論」(上)講談社 はじめに『国富論』とは日本でつけられた略称だそうで、本当のタイトルの和訳は、『国民の富の性質…

「学び直し」のはじめ方(私の場合)

「学び直し」はじめ 「学び直し」宣言をしつつ、結局のところ何から始めるのがいいのか、しばし考えておりました。 私の業界でよくある「学び直し」は、どちらかというと…

自己紹介:note作成方針

ご覧いただきありがとうございます。私は有り体に言えばエコノミストの一人です。日常的に、ビジネス・経済あるいは経済学との接点がある方も、そうでない方も、ぜひお気軽…

【学び直し】アダム・スミスを読んでみたい⑤分業の制約条件~価値のない「分業」はチームの生産性を下げる

【学び直し】アダム・スミスを読んでみたい⑤分業の制約条件~価値のない「分業」はチームの生産性を下げる

(引用元)
アダム・スミス(著)高哲男(訳)「国富論」(上)講談社

はじめに今回は、第一編第三章「分業は市場の広さに規制されるということ」の部分になります。

前回分業を引き起こす理由について言及された部分を紹介しました。

かなり概念的なお話が多いため、若干理解に苦労しましたが、今回は比較的単純明快な内容となっています。

とはいえ、経済発展の基本的な事実をはっきりと提示しているので、その意味

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【学び直し】アダム・スミスを読んでみたい④才能をシェアする社会~フェアトレードの原点か

【学び直し】アダム・スミスを読んでみたい④才能をシェアする社会~フェアトレードの原点か

(引用元)
アダム・スミス(著)高哲男(訳)「国富論」(上)講談社

はじめに今回は、第一編第二章にあたります、「分業を引き起こす原理について」です。

これまで、「分業」の成果についてまとめられており、イノベーションや、エッセンシャルワーカーなど、現代にもつながる重要な示唆が見られました。

本章では、そもそも「分業」が起こる理由についてスミスの見解が記述されています。

非常に深い考察が行われ

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【学び直し】アダム・スミスを読んでみたい③~イノベーションの源は「分業」だった?

【学び直し】アダム・スミスを読んでみたい③~イノベーションの源は「分業」だった?

(引用元)
アダム・スミス(著)高哲男(訳) 「国富論」(上)講談社

はじめに今回はアダム・スミスの「国富論」第一編の第一章に当たります、「分業について」その2です。

②では、スミスの記述から、「分業」が農業に適していないことから、製造業に比べ、農業は生産性が高めにくいことが読みとられました。

しかし、その後の記述において、この農業の生産性を高めるためのヒントになるのではないか、と感じられる

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【学び直し】アダム・スミスを読んでみたい②~農業の発展が遅れる理由

【学び直し】アダム・スミスを読んでみたい②~農業の発展が遅れる理由

(引用元)
アダム・スミス(著)高哲男(訳)「国富論」(上)講談社

はじめに今回はアダム・スミスの「国富論」第一編の第一章に当たります、「分業について」です。

スミスが指摘した最も重要な点の一つである「分業」ですが、ここでも非常に示唆に富んだ内容が見られました。

ただ、内容が盛りだくさんすぎるので、2つのnoteに分けたいと思います。
まずは、ひとつ目の引用ポイントです。

今回の引用ポイン

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【学び直し】アダム・スミスを読んでみたい①エッセンシャルワーカーの重要性

【学び直し】アダム・スミスを読んでみたい①エッセンシャルワーカーの重要性

(引用元)
アダム・スミス(著)高哲男(訳)「国富論」(上)講談社

はじめに『国富論』とは日本でつけられた略称だそうで、本当のタイトルの和訳は、『国民の富の性質と原因に関する研究』というそうです。

長いし堅いので、わかりやすくなるようにしたんでしょうね。(漢字のなせる技でもあります)

そのタイトル名からわかるように、本書は経済学の(あるいは資本主義の)本質を明らかにするためのものであったと推

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「学び直し」のはじめ方(私の場合)

「学び直し」のはじめ方(私の場合)

「学び直し」はじめ
「学び直し」宣言をしつつ、結局のところ何から始めるのがいいのか、しばし考えておりました。

私の業界でよくある「学び直し」は、どちらかというとテクニカルな事柄(分析手法など)について、勉強されていることが多いように思います。

もちろん、それも極めて実践的ですし、しっかり学べばすぐに成果に結びつく可能性も高いです。

しかし、それはやはり高次元での話。基礎基本となる知識教養なし

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自己紹介:note作成方針

自己紹介:note作成方針

ご覧いただきありがとうございます。私は有り体に言えばエコノミストの一人です。日常的に、ビジネス・経済あるいは経済学との接点がある方も、そうでない方も、ぜひお気軽にご覧ください。

私のnoteを利用した主な発信は以下のようなものを考えています。

① 私自身の「学び直し」の中で思ったこと、学んだことを「発信」   ② 専門職としての知識を活かして雑記的にアイディアを提供(検討中) ③ その他、息抜

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