【書く習慣】#16 私はライターには向いてない⁈
SHElikesに入会した当初、私は「ライターコース」を軸にしようと考えていた。
自分から発信することは嫌いじゃないし、旅行の話とか単なるブログではなく読み物として一段クオリティが上がったものが発信できるかもしれないことには心が躍った。
旅行誌、観光誌のような情報本は違うかもしれないと思いつつ、自分の体験談をベースにしたようなエッセイタイプのものには惹かれた。
図々しくも「勉強したら、私にもできるかもしれない」と思った。
もちろん入会後さっそくライターコースの受講を始める。
私の印象に過ぎないが、SHElikesのコースはデザイン系のコースは他のどのコースよりもサポートが充実しているように感じる。
最近は他のコースもサポートが増えているが、特に入会当初は「ここはデザイン系が目玉なんだな」と思っていた。
そんな環境でも最初はライターコース一択で進めていた。
課題が返ってくるまでは。
ライターコースの動画授業の内容は、表記の原則や文章の書き方、表現力の上げ方などいろいろなことが含まれていた。
「本を一冊買って、しっかり読めばわかる内容」とネット上にコメントしている人もいたが、多くの場合は本でもわかるけど「より効率的に目標地へ行きたい」から受講していると思う。
もしくは本が苦手とか。
本を読んだだけでできる人は最初から入会しない選択肢がある。
だから、この点は数ある意見の一つとして流しておく。
コース動画を見ているときは、基本的にインプットが多くなる。
自分で意識的に発信の場を作ったり、課題に取り組んだりしないと、なかなかアウトプットにならない。
そこで、まずは順当に課題を提出することにした。
一番最初の課題は褒めポイントもたくさん見つけてくださって、温かいフィードバックだった。
「これなら私にもできるかも」が募った。
二つ目の課題でしっかり自信が砕かれる。
フィードバックはいいところも書いてくださっていたので、その中で改善点が指摘されただけのこと。
フィードバックとしてはよくあることだし、必要なことを書いただけといってしまえばそれまで。
でも……「読む気が失せる」の一言でしっかり落ち込んだ。
そこから、ライターコースとは距離を置いている。
最近は少し自分なりにも客観的に考えられる余裕が生まれたので、改めて「ライター」について考えてみた。
考えてみるにあたって、SHElikesとは関係のない本も読んでみた。
ライターと一言でいっても私は「何でも屋さん」にはなれそうにない。
クライアントの希望だからといって、美容系やお金系の記事を書くには圧倒的に知識が足りない。
調べながら書くにしても……現時点では自信がないし、ましてやお金をもらうクオリティのものが書けるのかというと……
だから、自分の性格と興味関心を鑑みて「旅行」に絞ることにした。
本屋を本屋をプラプラしていると、願ってもない本が目に飛び込んできた。
第一印象、よさそう。
ここでやっと気がついたのは「ライター(仕事)は、読者が読みたいものを提供する」こと。
もちろんSHElikesの講座内でも言ってた。
でも、落とし込めていなかったんでしょうね。
「ああ、そらそうやろ」くらいで流していたんでしょう、多分。
さらに考えてみた。
私が発信している内容は「誰かに求められたことなのか」
最近はインフルエンサーも増えて「閲覧者が知りたいことを発信する」と「発信者が閲覧者の知りたいことを作り上げていく」の垣根が曖昧になってきているように感じる。
根本は「受け手が欲しい情報」というのは変わっていないはずで、いわゆる「バズらない」は求められていないものだったからなのだろうと考えるのが自然だ。
でも「○○が発信しているから」というファンの目線もある。
発信者ありきで受け入れられるかどうか左右することもあるのは事実だ。
一方、私はインフルエンサーでもないし、ファンがいるわけでもない。
ごくごく普通の一般人。
このまま「自分が発信したいこと」だけを中心に発信したところで受け手の希望には答えていないことになる。
ということは、欲しい情報が届けられるコンテンツではない。
逃げの一言のようではあるが、このnoteは最初から受け手目線の執筆ではない。
私の頭をパッカーン!と開いて公開しているイメージ。
誰かの共感を得られる内容もあるかもしれないし、なんやこれ!で終わるかもしれない。
今のところはそれでも問題ない。
でも、ライターとして仕事をしていこうと考えたら、まずは私の考え方から変える必要が出てくる。
自分ありきではなく、読み手ありき。
読んでくれる人がいなければ、書いても話にならない。
仕事だとそういうこと。
さて、では自分はどうだろうか。
今はいいとして、今後仕事になったら「自分<<<読み手」と重きを置くべき主体を変えられるだろうか。
その時になってもまだ「私の旅行体験記」にこだわってはいないだろうか。
こだわる理由はいくつかあるんだろうけど、そのうちの二つは
①自信がない
②自分主体は基本的に書きやすい+自分が残しておきたい気持ちが先行している
だと分析している。
多分そう。
TAさんの「読む気が失せる」というフィードバックは言葉を仕事にする人が対面もしたことない人に対してするフィードバックとして適切な表現だったのかは疑問が残るものの、これだけ強い言葉を出させるものだったのかもしれない。
それでも「書きたいものを優先したくなる」自分の気持ちは、もしかしたら職業ライターではなく、趣味のブログの域を超えられないというのがプロの印象だったのだろう。
最近は副業/複業でいろいろな選択ができるようになってきた。
ライターに関しては、急がずに時間をかけて立ち位置を考えていこう。
何者にもなれないからといって、発信してはいけないなんて決まりはない。
ライターをどうするのか、noteを続けるのか(いや、続けるよ!)、してもしなくても今のところ失うものはない。
自分で考えて行動していいのだから。
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