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スーパー戦隊が好き【メガレンジャー編】

ボンチノタミ、ジョーカーです。

今回お話させていただくスーパー戦隊はこちら。

1997年2月〜1998年2月に放送された「電磁戦隊メガレンジャー」です。
メンバー配色は、赤・黒・青・黃・桃。追加戦士は銀。

『高速戦隊ターボレンジャー』以来となるメイン戦士5人が全員高校生という学園青春戦隊で、当時急速に普及しつつあったパソコンや携帯電話といった『デジタル機器』をモチーフにした作品です。

そしてこの作品の途中から、放送時間枠が金曜夕方からおなじみニチアサへと移動しました。

あらすじ

高校生の伊達健太は、ゲームセンターで話題の格闘ゲーム『メガレンジャー』でハイスコアを出したことで、I.N.E.T.の科学者たちにスカウトされ、施設へ連れて行かれる。
実は『メガレンジャー』はただのゲームではなく、悪の組織ネジレジアと戦うための戦士を選抜するための訓練用テストマシンだった。
健太と、偶然居合わせた同じ高校のデジタル研究会の4人は『電磁戦隊メガレンジャー』に任命され、地球の平和を守るために戦うこととなる。

デジ研とI.N.E.T.の仲間たち

メガレンジャーの5人は、同じ高校に通う友人同士。諸星学園高校・デジタル研究会のメンバーです。
そんな彼らにメガレンジャーの力を託し、戦闘面で様々なサポートをしてくれるの組織がI.N.E.T.(世界科学連邦)です。

伊達健太(メガレッド)

演:大柴邦彦
だてけんた。
学校の成績はあまりよくないが、義理人情に厚い熱血漢。焼肉とゲーセンが大好き。

遠藤耕一郎(メガブラック)

演:江原淳史
えんどうこういちろう。
デジ研の会長であり、5人のリーダー的存在。真面目で堅物、融通がきかないところが玉に瑕。

並木瞬(メガブルー)

演:松風雅也
なみきしゅん。
コンピューターに強く、CGイラストレーターを目指している。クールな二枚目キャラだが、友情に熱い面も。

城ヶ崎千里(メガイエロー)

演:田中恵理
じょうがさきちさと。
成績優秀でスポーツ万能のしっかり者。カメラが趣味で、写真を撮るのが好き。

今村みく(メガピンク)

演:東山麻美
いまむらみく。
5人の中のマスコット的存在で、食べることが好き。瞬に対して恋心を抱いている。

久保田衛吉

声:斉藤暁
くぼたえいきち。
I.N.E.T.の科学者。5人をメガレンジャーに任命した張本人で、メガレンジャーの指揮官的存在。厳しくも愛情深い頼りになるおじさん。

追加戦士:早川裕作(メガシルバー)

演:金井茂
はやかわゆうさく。
I.N.E.T.の科学者。25歳。プロトタイプの目がスーツを改良し、6人目の仲間として登場。豪快で明るい兄貴肌。

ここが好き

メガレンジャーの特徴はなんといっても学園青春ドラマ
メンバー同士はもちろん、同じ学校の生徒たちなど、様々な人間関係と友情の物語が描かれていきます。

友情と絆

お調子者の健太、堅物の耕一郎、クールな瞬、優等生な千里、自由奔放なみく。
性格も好きなものもこの先目指す進路もバラバラな5人は、最初から戦士として、チームとして完璧だったわけではありません。
花の高校3年生、多感な年ごろで悩みも多く、友達との関係性や仲間との信頼の築き方についても、まだまだ未熟です。
そんな彼らが互いにぶつかり合いながら、ときには失敗して、ときにはともに泣いて笑って、徐々に友情や仲間としての絆を深めていきます。

さらに、メガレンジャー5人だけでなくクラスメイトや学校の先生たちなど、学園ものならではの関係性なども数多く登場します。
そしてその関係性が、5人を人として、戦士として成長させていくのです。

また、メインの5人だけでなく、久保田博士の友情物語も描かれます。
彼のかつての友人との絆、そして今の関係性。

高校生という子どもと大人の間に立っているからこその脆くて強い友情や絆の描写がどこか切なく懐かしく感じられる、ちょっと甘酸っぱい青春エピソードたち。
あー、高校生っていいわね。

当時最先端のデジタルヒーロー

1997年というと、前述したように、1995年ころからパソコンや携帯電話といった電子機器が急速に普及し始めた時代です。
今見ると「これが最先端……?」と思うレベルだと思うんですが、当時は最先端だったんですよ。

その『電子機器』というモチーフに掛け合わせたのが高校生、ドラマは学園青春もの。これからを担っていく若い世代の戦士たちだからこそ、この最先端技術とマッチしたのかなと思います。
電子機器以外にも格闘ゲームなど、デジタルを全面に押し出した戦隊です。

戦士たちにはそれぞれに電子機器がインプットされており、レッドはスーパーコンピューター、ブラックはデジタル衛星、ブルーはデジタルテレビ、イエローはデジタルカメラ、ピンクは携帯電話、となっています。

各々がそのインプットされた電子機器の特徴を活かした機能が備わっており、戦闘機能の強化や情報収集、敵の弱点のサーチなどをおこなうことができます。
デジタルを全面に押し出すと言っても決してただ自動化や機械化をするわけではなく、戦士たちの力を最大限発揮できるようサポートする形で活かされているわけですね。

エンディング曲『気のせいかな』

メガレンジャーのオープニング・エンディング曲を歌っているのはどちらも風雅なおとさん(VOCALOID・KAITOの声を担当されている方)です。
強さだけでなく優しさもある素敵な歌声で、疾走感のあるオープニング曲『電磁戦隊メガレンジャー』と、青春の1ページをめくるような優しくどこか切ない雰囲気のエンディング曲『気のせいかな』を歌ってくださっています。

このエンディングの『気のせいかな』は個人的に戦隊屈指の名曲だと思っています。
映像も含め、いちばん好きなエンディングは『救急戦隊ゴーゴーファイブ』の『この星をこの街を』なんですが、メガレンジャーのエンディングも負けないくらい良いです。良い。

これもまたエンディングの映像があまりにも良いんですよ。
5人のオフショット、と言っても、本編でも青春ドラマ全開なのでその雰囲気はいつもと同じ感じなんですが、健太が仲間たちに思いをはせる映像となっていて、青春時代の楽しさや爽やかさのほかに、切なさや儚さを感じるような演出になっています。大人になってから見ると胸がぎゅうっとなる。
また、この曲が本編内で使用されるシーンもあるんですが、それも良い演出になっています。

良い。本当に良い。

インストール! メガレンジャー!

学園青春ドラマ×デジタル戦士、胸躍る掛け合わせのメガレンジャー。
かっこいい戦士たちの活躍ももちろんですが、この作品の見どころはやはり『青春』『友情』ですね。
見ていてちょっとやきもきするような、高校生たちの未熟ながらも熱い成長物語。
そしてこの作品は、最終回が本当に印象に残っています。ネタバレになるので書きませんが、彼らの高校生活と、悩みながらも両立し続けた戦士としての日々が、最高の結末を迎えます。見てほしい。

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