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6月19日

東久留米にあるスパジャポに行く。雨なので、バスを乗り継いでの行程。乗り換えも含めて1時間以上かかる。シャトルバスは、定員28名に対し乗客は8名。さっきまで乗っていた客たちの風呂上がりの匂いがかすかにシートに残ってる。前後の席が男女のカップル。車内で流れるTV映像を見ながら、CMごとに説明を入れる女子と頷く男子。これだけ語る彼女は会話が楽だけどしんどそう。もう着いたかなと思って地図を開いたらまだ西武池袋線以南で、シャトルバスは30分くらいかかった。前回は家から自転車を飛ばして20分とかだったので、そんな遠かったっけとなる。今思うと自転車の速度の方が異常。スパジャポは上階にエントランスがある作りになっているのだけど、入場規制のせいで入口から階下まで長い行列ができていて、列の長さを確かめてすぐに諦めた。係の人が最後尾のプラカードを持っていて、久々に賑やかな場所に来た気分だった。ルートも所要時間もわからないけど、本川越に目的地を変更する。地図アプリで調べたらすぐ近くのバス停から3分後に東久留米行きのバスが発車するのでそれに乗る。乗客1名。10分くらいで着いて、駅からまずは所沢を目指す。西武線はどの駅も特徴がなくつまらない。所沢で乗り換え新宿線で本川越へ。面白い景色がなく、途中で鉄塔の群があるくらいであとは低い建物が続いている。地図アプリで見ると狭山駅で大きく90度北に向かって曲がるけどそれも乗っている限りではわからない。なんとなく去年自転車で川越に向かった時の景色を脳内で重ねる。手元の本に視線を落とす。川越に着いた時は17時を回っていて、部活帰りと思われる高校生たちが駅前のスタバで買った飲み物を飲んでいて楽しそう。17時を過ぎた川越は観光仕様ではなくなり、歩いているとあちこちでシャッターが降りはじめる。特に今日は雨もあり観光客が少ない。適当に歩き、適当な寺に入る。程なくして時の鐘に着く。すぐ近くにあるスタバに入り、冷たい飲み物を飲んだら体が冷えてしまいホットコーヒーを注文する。ロケーションも内装もよいのでまた来てしまったが、せっかく来たのに結局スタバ。地元の喫茶店とか探してみたかった。17時も過ぎてたし、いいお店を見つける自信がなく。明日は鎌倉に行くので、平家物語の続きを読む。二の巻。最初は全然話が頭に入ってこないけど、読んでるうちに流れと人間関係が少しずつ理解できてくる。現代語訳のはずなのに、さっと読んでも入ってこないので、時間をかけてしっかり読む。知らない固有名詞が多すぎるのが原因。全部を調べていたら時間がかかりすぎるので、なんとなく重要そうな言葉は調べながら読み進めた。帰りの電車が近づいてきたので19時前にはスタバを後にしもと来た道をたどって本川越に向かう。少し時間が余ったので、スタバのリフィルを駅で買って、トイレを済ませて電車に乗る。トイレで横にいたおじさんが、電車では向かいに座っていた。惣菜パンとかでビニールがパンパンになっていた。乗客はまばらで外は真っ暗。所沢で少し混むも数駅で降りる人がほとんど。柳沢に着く頃には1シートを独り占めできるくらいには空いていた。

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