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【部員紹介④】添田大葵(工学部・新2年)

皆さんこんにちは。工学部新2年の添田です。僕が陸上に興味を持ち始めたのは小学生の頃でした。僕の住んでいた地域には地域ごとに開かれる陸上大会があり、自分は学校の代表として1500mに出場しました。当時の僕はサッカークラブに所属していたのもあり、走りには割と自信があったので優勝してやろうと思っていました。試合当日、スタートの合図と共に勢いよく飛び出し先頭へ、「スタート成功!」と思ったその瞬間、縁石に引っ掛かり盛大に転びました。転んだ後は頭が真っ白になりよく覚えていませんが、結果は優勝とは程遠いものでした。レース後ちょっぴり泣きました。このレースがあまりに悔しく、リベンジしたいと思ったのが僕が陸上を始めたきっかけでした。

ブランコにのる僕


中学、高校ともに陸上部に入りましたが、どちらも強豪校というわけではなかったので長距離的な練習はチームみんなで話し合いながら決めて取り組んでいました。楽しみながら記録も伸びたらいいなと思って続けていた陸上でしたが、高校2年生の秋の北信越大会でその気持ちが少し変わりました。秋の北信越大会の1500mで3位に入賞することができたのです。秋のこの大会は駅伝強豪校の選手が出場しないのでレベルは春に比べると下がります。それでも僕の中ではとても嬉しかったのを覚えています。この結果をきっかけに1500mを頑張りたいと強く思うようになりました。しかし高校2年生の冬季は非常に苦労しました。僕の高校がいつも練習をしている競技場が改修工事のため春先まで使え無くなってしまったのです。また新潟は雪がかなり積もり冬場は満足に外を走ることができません。「どこで練習すればいいんや」と毎日キレていました。それでも家庭用のスピンバイクを買ったり、心を無にして学校の階段を駆け上がったりしてなんとか頑張りました。またこれまで長距離専門の指導者なしで取り組んできた僕に指導してくれる方とも出会いました。詳しい出会いは省略しますが1500mに特化した練習メニューの作成、体のケアの仕方、レースプランの相談など本当に多くのこと学ばせてもらいました。そんなこんなで迎えた北信越大会、結果は3分56秒で予選敗退。決勝まではあと0.7秒足りませんでした。レース後は悔いのないレースだったとか周りの人に言っていましたが、正直とても悔しかったです。この悔しさから大学でも陸上を続けようと決めました。
今は1500mと5000mをメインに取り組んでいます。千葉大には長距離専門の先生はいないし、競技場は土だし決して完璧な環境とは言えません。それでも僕は今までで1番陸上を楽しく、かつ真剣に取り組めていると感じています。それはみんなで「箱根予選会出場」という共通の目標を持って取り組めているからだと思います。今年の箱根予選会に何としても出場できるようみんなで頑張れたらいいなと思っています。

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