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【部員紹介②】伊藤快太(医学部・新4年)

千葉大学陸上競技部長距離ブロックの伊藤快太です。ここでは僕の陸上人生について書かせて頂きます。

僕の陸上人生の原点は幼稚園の頃と言えるでしょう。僕の通っていた幼稚園では、幼稚園の周りをたくさん走ると表彰してもらえるというものがありました。友達に負けたくなくて、周数トップを目指して毎日走りまくっているうちに、いつの間にか速くなり、走ることが好きになっていました。僕の陸上人生と負けず嫌いな性格は幼稚園からスタートしたのでした。

負けず嫌いは小さい頃からみたい。

小学校でも陸上クラブに所属していましたが、中学受験をしたこともあり本格的に陸上競技に取り組み始めたのは中学校からでした。中高では陸上競技に真剣に取り組んではいましたが、「顧問に怒られたくないから走ろう」「早く部活引退して走るのを辞めたい」というネガティブな気持ちで練習していました。結果としてはなんとか1500mで都大会に出場できましたが、支部予選も都大会本戦も最下位という不甲斐ない結果で終わりました。

「陸上なんてつらいし、もう辞めよう」と思っていましたが、引退直前に出たレースで1500m 4'14"58、5000m 15'57"77と自己ベストを更新すると、「大学で陸上やったらもっと速くなるんじゃないか」と思い始めるようになりました。また、いざ引退すると、走らなくて済むのが嬉しいはずなのに、悲しさの方が大きくて、自分が陸上競技が好きなことに気付きました。そんなこんなで大学でも陸上を続けようと決意したのでした。

高2の高校駅伝の1区(10km)

一浪して晴れて大学に入学し、入部を楽しみにしていました。しかし、コロナの影響で部活が始まったのは1年次の9月からでした。その間は1人で練習していたのでモチベーションも上がらず、浪人のブランクもあり走力は全く戻りませんでした。

1年次の9月に入部すると、コロナの特例で箱根予選標準記録が5000m 16'30"00(本来は10000m 34'00"00以内の記録を持つ人を10人集めなければ箱根予選会に出場できない) になり、残り1人標準記録を突破すれば、箱根予選に出場できることを知りました。それを知った後、慌てて練習に取り組み始めましたが、当然間に合うことなく、箱根予選に出場することは叶いませんでした。

先輩への申し訳なさと練習を真面目にしてこなかった自分への怒りから、1年次の10月から真剣に練習を始め、11月には10000m 35'03"78まで記録を伸ばしました。ただ春先は伸び悩み、さらに2年次の5月に気胸となりました。その後ある程度走力は戻しましたが、7月に2度目の気胸で手術することになりました。ただ、再びコロナ特例により標準記録の資格有効期間が伸びたことで箱根予選まであと1人ということが判明し、退院当日からジョグを始めました(2ヶ月は運動禁止と言われましたが...)。死ぬ気で練習して走力を戻し、9月末の大会で突破しよう...と思っていた矢先、コロナにより大会出場が禁止されたことで、挑戦すら許されず、2年次も箱根予選に出場できませんでした。

箱根予選に出場できなかったことのショックに加え、課外活動が禁止され、さらに解剖実習が始まったことでモチベーションは完全に消えてしまいました。2年次の冬・春はろくに練習することなく、3年次になってからは練習を再開しましたが、惰性のまま続けていたと言っても過言ではないという状態でした。

そんな僕が変わるきっかけとなったのは、真剣に陸上に向き合う部員の姿を目の当たりにした事です。対抗戦で対抗選手に選ばれずとも自己ベストを連発して結果を残した後輩、思うような結果が出せずに涙を流している後輩、休部する前に箱根予選標準記録を突破してくれた元ブロ長の同期や真摯に長距離ブロックの部員に向き合ってくれるプロ長...。そんな部員たちの姿が眩しくて、俺ももう一度真剣に陸上に取り組み直して必ず箱根予選を突破し、自己ベストを更新しようと決意したのでした。

3年次の10月からは陸上人生の中で最も陸上に対して真摯に取り組んだ期間だったと思います。どのような練習を行えば記録が伸びるか調べて目的意識をもって練習に取り組むようになりました。また、特に部活のない日を大切にして練習を行いました。具体的には、ジョクの走行距離を伸ばし、家の周りでLT(乳酸性作業閾値)向上のため、ペーランを何度も行いました。その結果、10000mの結果が、35'59"06(10/22)→34'30"20(11/20)→33'49"89(12/17)と記録を伸ばし、箱根予選標準記録を突破し、先日行われた記録会でも、33'49"32と自己ベストを更新し、今に至ります。

去年の12/17に行われた松戸市記録会にて箱根予選標準突破✨

 これからは後輩の箱根標準記録突破のペースメーカーができるくらいの走力を身につけるとともに、1500mと5000mの自己ベストを更新して、他の部員に絶対勝ってやる!という気持ちで練習を頑張っていこうと思います。

[最後に...]
書き始めたら、ついつい長くなってしまいました...
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!!
長距離の子はみんな個性的で面白くていい子達なので、ぜひぜひ他の部員の自己紹介も見てみてくださいね✨

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