見出し画像

NHK朝のニュース出演!!

9/13(金)NHK おはよう日本(関東甲信越)で地図ラーの会をご紹介いただいた。約5分ほどのコーナーだったけど、我々の活動のエッセンスがギュッと見事に編集されて、コンセプトがわかりやすく伝わる内容だった。実はこの5分間のために4月から何度も何度も取材していただいていた。撮影時間だけだと10時間を超えていたんだけど、それを凝縮して一本の簡潔なストーリーにしていただいた。大変な作業だっただろうなぁ。ホント感謝感謝です。

NHKとの出会い

地図ラーの本を展開していただいている、西千葉みどり台の棚貸し書店「いとなみ書店2.5」さんは2023年10月に開店し、早々にNHKの取材があった。その撮影の時に僕もお店にいたのと、棚主交流会の時にもインタビューしていただいた。
その放送は2024年1月19日だったんだけど、その後に担当のカメラマンSさんから、地図ラーの会単独で番組を作りたいというオファーをいただいた。これぞまさにご縁。

いとなみ書店2.5さんの撮影
いとなみ書店2.5さん棚主交流会の撮影

撮影開始

2024年4月、いよいよ撮影が始まった。まずは僕たちがまち歩きガイドブックをどうやって作っているのかという、いわゆるメイキングの流れに沿った取材だった。

実際のガイドブック作成工程はこんな感じ
①場所を決めて地図を眺める、比べる、分析する
②現地に行って歩く、萌えスポットを探す、撮影する(写真)、感想を記録する(音声)
③文献やネットで調べる、そして①②を繰り返す
④文章を書く(テキスト)、写真を選ぶ・補正する
⑤本文のレイアウト作業(Illustrator)
⑥デザイナーである副会長に表紙デザイン依頼
⑦校正作業(すべて1人でおこなう)
⑧印刷製本(弊社工場)
⑨完成、販売活動

この中で、②⑤⑥⑨を取材していただいた。

②現地に行って歩く、萌えスポットを探す、撮影する(写真)、感想を記録する(音声)
ちょうど「まち歩きガイド千葉駅中心」という冊子を作っているところだったので、千葉駅から千葉神社、旧千葉駅のリサーチに同行していただいた。千葉の街を作った微妙な高低差を現地で確認する、昔の地図や写真と比較する、その感想をゴープロに記録するというシーンだった。
カメラマンさんと音声さんとも、NHKという腕章を付けていたので、たくさんの人がナンダナンダという感じで集まってきた。タモリさんになった気分で楽しかったな。
この頃は表情が硬かったな。皆さんが思うよりもカメラってすっごく近い。そんなにアップにしないでくれーと言いたいくらい間近なのだ。でもカメラ目線になっちゃダメで、少し横を見てしゃべるというのがお約束だ。
あと、知っていることを説明する時に「ドヤ顔」にならないように注意した。そりゃ、こんなに長く生きてるしたくさん調べてるから、いろんなことを知っている。でも、それをドヤ顔でしゃべったら気分悪いでしょ?あくまでにこやかに、自然にハキハキとしゃべらなくちゃいけないんだ。けっこう難しい。

⑤本文のレイアウト作業(Illustrator)
自宅での撮影は家のリビングでの作業シーン。ノートPCと外付けモニター、画面にはIllustrator、あーでもないこーでもないとレイアウト作業しているシーンだ。家の中がバッチリ映ってたけど、整理整頓しといて良かった。そしてインタビューは自分の本棚の前。狭い部屋にカメラマンさんと音声さん、かなり窮屈な環境だったけど、実際の映像は研究者が自分の書斎で自説を展開しているように見える!これはナカナカだった。

⑥デザイナーである副会長に表紙デザイン依頼
打ち合わせは稲毛にあるCafe&Bar COMPASSさん。ここで初めて副会長が登場。「まち歩きガイド千葉駅中心」の表紙デザインはどうするのか、本文レイアウトは良い見え方になっているか、などの打ち合わせ。こういうときはデザイナーの方が強い。一方的に(?)パンチを浴びるような流れになるけど仕方ない。自分ではデザインできないからなぁ。
でも、このコンセンサスがあって地図ラーの冊子は世に出せるようになるのだ。販売会ではほかの出展者さんと横並びになるので表紙のデザインは重要だ。一瞥で内容が伝わるようにしないといけない。でもけして苦行ではない。これを考える時って、すごく楽しいのだ。

打ち合わせ風景の撮影

⑨完成、販売活動
ガイドブックが完成して、2024年5月に幕張メッセでおこなわれた「ニコニコ超会議」にブースを出した。その販売シーンを撮影していただいた。ブースの設営から開場、セールストークまで撮影していただき、お買い上げいただいた方の感想もいただいた。もっとたくさんの人にお聞きしたんだけど、もう撮影許可からインタビューまで根気よくカメラを回していただき大変だったと思う。地図ラーのブースはテレビに映っていたとおり、どの販売会にも「地図アート研究所」作成の干渉色標高図のノボリを立てているので、すっげー目立つと好評をいただいている。所長のやまだこーじ氏は、地図ラーの会デジタル大臣もお願いしている仲間なので、こちらのページもぜひ!

当日の地図ラーブース(背景ノボリに注目)
今日の撮影は終了!お疲れさまでした。

そしていよいよ地図ラーの会の活動全体についての撮影へ。カメラマンはSさんからOさんに交代。

まち歩きイベントのガイドシーン

稲毛小仲台の実際のご案内まち歩きシーンを撮影していただいた。稲毛駅→小仲台→草野水路→小中台城跡→幕弁線というルートで、僕の解説と参加者の方のインタビューもあって、楽しい撮影になった。
僕は歩くのが速いし、説明ポイントも気まぐれなので難しかったと思うけど、番組を見たら何とも自然な流れで構成されていた。地図ラーのYouTubeみやいに、自分で歩いて自分でしゃべってもこんなに流れるような形にはならない。まぁそりゃそうか、NHKからしたら誰と比べてんだよ、って感じだね。
この時も僕はみんなにパネルをもとに解説するので、心配だったのは前々から引っかかっていたドヤ顔。これが映されたら炎上間違いない。マジ気を遣ったよ。

地形図を見ながらのまち歩き
古地図を見ながらの解説

インタビュー

最後の撮影は、稲毛のCafe&Bar COMPASSさんでのインタビュー。早めにお店を開けていただきご協力いただいた。ここまで色々なことをしゃべってきたので、もはや最初の頃にしゃべったことは完全に忘れてる。ま、いいや。地図ラーはいつだって気まぐれ、その時に思ったこと、やりたいことに全力で取り組んできたんだ。
そして何より、自分がカメラ慣れしているのを感じた。カメラの少し横を見てしゃべる、ニヤニヤではない笑顔で歯切れよくしゃべる。いつの間にか上達してるもんだ。まさにNHK効果だ。

最終工程

そして放送日まで、矢継ぎ早の質問が続く。そして放送の中でチラっと映る程度の写真や地図の著作者の許可取りも同時進行。ファクトチェック、最後のアナウンサーさんのコメント確認まで、気が遠くなるほどの項目で確認作業がおこなわれる。たったの5分間の尺なのに、とんでもない時間が費やされる。番組を作るのって裏でこんなに大変な作業があることを思い知った。

放送当日

いよいよ当日、9/13(金)は7:45~8:00なので家で見ていると遅刻なので、早出して会社で見た。こういうコーナーは大事件や大事故があると変更されてしまうので、最初に地図ラーの会の言葉が出た時はホッとした。ようやく放送されるんだ。そして自分の顔がアップになる。最近のテレビは大画面だからかなり老人顔が目立つ。まぁでもこれが真実だから仕方ない…。

放送終了後

無事に放送が終わり、肩の上に乗っかっていた大荷物がドサッと落ちた感じがした。そして編集の見事さに感動した。あんなに何度も何度も撮影して、いつも違うことをしゃべってた気がするけど、見事に「地図ラーを増やしたい」コンセプトで統一されていた。100年後の地図ラーに向けて…のコメントもいつしゃべったのか覚えてない。もちろんずっとそういう思いで本を作って国会図書館にも納本してきたんだけど、ここを拾ってくれるとは思わなかった。さすがNHK。

そのあと、SNSやメールなどで実にたくさんのお祝いメッセージをいただいた。ありがたいことです。叔母はテレビを見て泣いたそうだ。テレビのパワーは凄まじい。予想をはるかに超える反応、フツーのおじさんとしてはビックリするやら感動するわで心が落ち着くまで3日ほどかかってしまった。当日、いとなみ書店2.5さんにはテレビを見ましたというお客様が殺到、夜は稲毛のCafe&Bar COMPASSに番組を見てきましたというお客様、XもInstagramもフォロワーさんが爆増、まだ夢の中にいるようです。夢なら覚めないでほしい。

地図ラーの会を取り上げていただいた9/13「NHKおはよう日本関東甲信越」はNHK+で2024/9/20まで配信されています。
https://plus.nhk.jp/watch/st/g1_2024091326876
登録必要ですが、ぜひご覧いただければと!

また、地図ラーの本はオンラインショップでもご購入いただけます。ご登録いただくと新作が出た時に連絡がいきます。よろしくお願いします。
https://chibachizu.base.shop/


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?