網膜の下に繁茂する複素数平面の牢獄 【まぜごはん】


 初めましてこんにちは! 更新の途切れてしまった千葉大学文藝部公式noteにひっそりとしょうもない記事を投下するため、柳の木の下から生えてきました! まぜごはんと申します!
 
 noteを書くのは初めてなので、まずは簡潔に自己紹介をさせてください!
私、まぜごはんは、千葉大学文藝部の部員です。名前の由来は文字通り、まぜごはんが好きだからです。なんか、書いた作品がたまに「ホラーっぽい」と言われてしまうことがあるのですが、気のせいです。なんなら私はホラーが苦手です。特にビックリ系。あと、猫を飼っているのですが、実は私、猫アレルギーなんです。昔、どこかの病院で血液検査のはびこる交差点と殺虫剤で分をわきまえて、液晶と結晶の二番煎じで前へプラネタリウムを縮めて泡を吹いた頭蓋骨の優しさに焦がれて思わず背中を因数分解し、たんぱく質の空洞のウザさに青を満たしていました

以上、自己紹介でした!

 ……本題に入りましょう。

本題

 まずは、このHaTaさんの曲を聞いてみてください。(とてもいい曲です!)

 今回私が遊んでみたいのは、この曲で作詞に用いられている「自動記述」というものです!

 自動記述とは:書く内容をあらかじめ用意せず、考えるよりもはやく筆を動かして文章を書いていくシュルレアリスム的手法
(「溶ける金魚」より)

 文章を書く際にはあらかじめ脳内で構成や文体、語彙などをある程度脳内で決めているものだと思います。しかし自動記述ではそれらをせず、ただ手が動くのに任せるという方法を取ります。
 なんか面白そうじゃないですか!? ということで早速私も一つ、書きました。それが、先ほどの自己紹介中に急に始まった怪しい文章です(「血液検査」からスタート)。紙一枚とペン一つで無心になって書きました。一人で。厳密には自動記述ではなかったと思いますが、自動記述の持つ独特な雰囲気を味わってもらうにはいい演出なんじゃないかなーと思ってやりました。

 前説も終わったことですし、とりあえずもう一回、自動記述をしてみましょう。テレビの前の皆さんも一緒にどうぞ。

「うかつなモナリザの半径スカイツリーには朦朧としたヒューマンがあえいでいる。ここでセリフを吐く。みかじめ料が虚空を吐いて耐えているマラカス下水道は検索エンジンの脳髄の極致を占める。三点倒立とコアラの視線が混じり、骨の付いた絶望が地面を蹴り上げる」

 うーん、いいですね。普段の文章を作るときとは明らかに違う体験。
 このまま「皆さんも自動記述をしましょう!」と記事を終えるのもまあ悪くはないのですが……少し味気ないですね。どうしましょうか。
 そう思った私は、この記事のためにあるゲストをお呼びしました! それでは、自己紹介をお願いします!

ゲスト登場!


自己紹介をお願いしたら気さくに対応してくれました。

 今日のゲストはChat GPTさんです! 千葉大学の文藝部noteに登場するのは初めてだと思いますが、「どんな質問でもお気軽にどうぞ!」とのこと。やる気を感じますね。言質を取ることに成功したので、早速Chat GPTさんに質問をしてみましょう。

まぜごはん
「この文章を解釈して!
うかつなモナリザの半径スカイツリーには朦朧としたヒューマンがあえいでいる。ここでセリフを吐く。みかじめ料が虚空を吐いて耐えているマラカス下水道は検索エンジンの脳髄の極致を占める。三点倒立とコアラの視線が混じり、骨の付いた絶望が地面を蹴り上げる」

 人間相手にやったらメリケンサックとスパイク付きの登山靴でめった刺しにされてしまいそうな質問ですが、Chat GPTくんは真面目なので暴力に訴えることはしません。一人で悶々と苦しむだけです。ストレスを溜め込んでしまうタイプの人ですね。
 さて、無茶振りを振り切ったこの質問に、Chat GPTくんは何を見せてくれるのでしょうか?


教えてAIさん

 ……うーん。
 ……なんか、普通……。一生懸命無難な言葉を選び、結果として何を言おうとしているのかが伝わらないタイプに見えます。これじゃあつまらない……。私はなんかこう、もっとドヤ顔なChat GPTくんを見たい! 自信満々に声高に自動記述を解釈してみせる、かっこいいChat GPTくんを見たい!
 なので、少し質問を変えてみました。
まぜごはん
「この文章を『具体的に』解釈して!
うかつなモナリザの半径スカイツリーには朦朧としたヒューマンがあえいでいる。ここでセリフを吐く。みかじめ料が虚空を吐いて耐えているマラカス下水道は検索エンジンの脳髄の極致を占める。三点倒立とコアラの視線が混じり、骨の付いた絶望が地面を蹴り上げる」
 
 さあ、どうなるのでしょうか?


行き倒れたAIくんの評論。現実と非現実の……何なの!?

 あまりの無茶振りに耐えられなかったのかChat GPTくんが回答を終える前に気絶してしまったので、今回の記事はここまでです。お読みいただきありがとうございました。

追伸。

 煮え切らない終わり方だったので、代わりに絵を描いてくれるAIさん(お絵描きばりぐっどくん)に例の文章を題材に一つ描いてもらいました!


AIくんの絵

めっっっちゃいい……。

おやすみなさい。

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